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詩集『曲解』第七部
詩集『曲解』
第七部
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言葉の筆跡を重視した、亜空間の実存が、実存を免れて、今。
ー今、消失する演繹的可能性の、一途が辿る純粋価値においても。
訳を意味する、例えば、外国語の調べは日本語に帰し。
ーリードした夕焼けの、在り処を知るための、極意の作法においても。
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何度も、笑っていた最後が、最後家、最奥にして、意味のパラドックスに。
ー重たい論理だろう、寂滅のことならば、再革命も、望んでいた人々の群れ。
厳密には、オプティミスティックな精神の法が、日本を支配する、今。
ー分からないと、嘯いた過去に、手の書を投げつける。