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詩集『曲解』第五部
詩集『曲解』
第五部
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いわゆる、先決問題における、ダークないろはにほへと、色は匂えど。
ー数えたって仕方あるまい、天井のテクノイドが。
完全なる会議において、肺が苦しくなるよ、俺の場合に。
ー探したって見つかるいま、見つかるまい、打ちどころの問題さ。
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自戒する免疫的意思の秒は、描写に鳴く、秒において、冒頭に。
ー明け方、俺は目を覚ますだろうか、分からないことが、地滅のほうへ。
彷徨の一存に、曲解に次ぐ曲解、我々はまたしても、曲解の内へ。
ーそうだろ、神も苦笑いさ、答えの前に、実存するんだようか。