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戦国野望  作者: 丸に九枚笹
第一章
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第一章 4話 能力の使い方

1543年3月17日


また翌日も、学問、稽古の後に俺の部屋に集まった。

今日からは俺松若丸、山下竹千代丸、中村辰千代丸に、室賀千凛丸、大久保長福丸、黒田鷹千代丸が集まった。


松若丸「今日は農業について。領内の地図に田畑を書き込んだものを用意したから、これを見てどこに水路を作るべきかを話し合おう。」


戸田隼人正に頼んで作ってもらった地図を広げる。

水路だ、水車だ、堤防だって言っても技術知らなきゃ採用されるわけないけど。まずは水車でも作らせてみるか。辰千代に『技術開発』で設計図描いてもらって安倍隠岐に頼んでやってみようということにした。




その後、今度はまた竹千代、辰千代と三人で話し合い。


松若丸「上州に逃げた海野一族を左衛門佐尉に頼んでうちの家臣にできないかな?」


竹千代「真田?是非したいね!左衛門佐尉に行ってもらおう!」


辰千代「あげる土地あんの?」


松若丸「父上に聞いてみる。土地がなかったら資金を作って領地じゃなく金銭でなんとかならないかな。」


竹千代「でもまだ何も売れるもんないじゃん。」


辰千代「『神託』使ってみる?」


松若丸・竹千代「いいね!」


辰千代「誰にどうやって使う?まずは真田幸隆にだよね。大峰領に行けば子孫の未来が開けるみたいな感じかな?あとは?」


竹千代「大殿と殿に海野一族を招くと未来が開けるってのもやったら?」


辰千代「なるほど。そんな一度に使えるかな?まあやってみるか。」


松若丸「まあ一度じゃなくても、何日かに分けてやってみて。あと、海野一族を今面倒見てるのが上州箕輪城の長野業政だから、その人にも海野一族を囲っててもいいことないぞってやって。それから、上杉憲政にも信州勢の頼みには乗らない方がいいぞってやって。」


竹千代・辰千代「あーなるほど。」


松若丸「何日かあればいけるでしょ。まずは祖父と父上からで。今日それやってもらったら明日俺から二人に言ってみるわ。」


竹千代「じゃあ殿から手紙でも書いてもらって、出浦衆の出発は山狩りの次の日にでもしようか。」


松若丸「よろしく。まあもしかしたら評定とか開くかもしれないから後はその時の流れで。これで海野一族が来てくれたら、結果的に武田信玄の北進を少しでも遅らせられると思う。」


辰千代「なんで?」


竹千代「武田家の信濃侵攻は真田幸隆の功績がかなり大きかったから。有名な砥石城攻略とか、その前にも調略で小県郡のほとんどを武田に付けたのも真田幸隆だったよな。それを逆にこっちに付けて南下していくと。考えたね。」


松若丸「そういうこと。上手くいくかはわかんないけど、少しでも川中島の戦いを遅らせたい。できれば起こらないくらいうちが力を付けたい。まあでもそれがなかったとしても真田は欲しい。」


辰千代「そうだな。わかった!頑張る!」


松若丸・竹千代「頑張れ!」

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