表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国野望  作者: 丸に九枚笹
第三章
PR
40/191

第三章 34話 美濃での豊作と一旦ここまで整理

1550月7月5日


蜂須賀正勝「松若丸様!加藤兄弟が参りましたぞ!隣の部屋で待っております!参りましょう!」


朝からテンション高いな。


松若丸「ああ、ありがとう。行こう。」


辰千代「朝から元気でいいね!」


竹千代「そうだな。」



森親子のときと同じような形で座った。


松若丸「失礼します。大峰松若丸と申します。」


加藤清忠「朝早くから申し訳ございません。加藤正左衛門清忠と申します。蜂須賀殿に声を掛けて頂きこちらに参りました。昨日まで勤めがありましたのでそちらを終わらせ、朝早く失礼かとは存じましたが参上した次第でございます。」


まず大きい。背が高くて筋肉すごいけど、横に大きいわけではない。仁科盛政殿に感じたような印象。清正もこんな感じだったって言うもんな。この清忠殿はこの後、怪我をして武士として働くのは難しくなり、鍛冶になるって話だ。まだ怪我してないみたいだから、武士として働いてもらえそうだな。


松若丸「さようでしたか。お気になさらずに。」


蜂須賀正勝「加藤殿!よく来てくださった!それでどうなさるおつもりですか?」


加藤清忠「はい、お会いするまではいささか迷っていたのですが、松若丸様にお会いして心を決めましてございます。もし宜しければ、加藤正左衛門清忠、松若丸様にお仕えさせて頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。」


蜂須賀正勝「これはよかった!松若丸様!よかったですな!」


松若丸「正左衛門殿、こちらこそ是非とも宜しくお願いします。一つお聞きしてもよろしいか?」


加藤清忠「はい。」


松若丸「迷ってらっしゃったのはなぜですか?」


加藤清忠「はい、信濃の神童とまで言われている松若丸様にお仕えできるのはとても光栄なことです。それに、何やら神の声が聞こえ、松若丸様にお仕えすれば子孫繁栄となると言われたのでお仕えしたいと思っていました。一方で、待遇は良くはありませんでしたが、斉藤様にお仕えしていたので、そのご恩にお返しできていないのではないかと。それで迷っていました。」


なんだこの人、素晴らしいな。100点解答。素晴らしくて正勝黙っちゃったよ。

清正のために家臣になって頂こうと思っていたけど、この正左衛門殿も重用しよう。やったね。


松若丸「さようでしたか。そのような複雑なお気持ちを察することができず、不躾な質問をしてしまい申し訳ございません。」


加藤清忠「なんの。これから宜しくお願い致します。弟、作左衛門清重も宜しくお願い致します。」


加藤清重「宜しくお願い致します。」


松若丸「こちらこそお願い致します。」


これはまたいい家臣を得ることができた。美濃は豊作だな。


あとはいよいよ半兵衛だ。



その日の午後。



竹中重元「頼もう!!!」



辰千代「え?外で何か聞こえなかった?」


竹千代「聞こえた?」


松若丸「誰かまた来てくれたかな?千凛丸が案内してくれるでしょ。」




千凛丸「若、竹中重元殿が参られました。」


松若丸「そうか。じゃあ案内して。」


千凛丸「それが…中に入らないのです。松若丸殿を呼んできてほしいと仰っています。」


辰千代「新しいな。」


竹千代「行ってみるか。」


松若丸「行くか。じゃあ千凛丸、俺ら行くから一応、正勝も呼んできて。」


千凛丸「わかりました。」



門の外に出てみると。


竹中重元「竹中と申します。馬上から失礼。蜂須賀党からお話は聞き申した。突然の失礼は承知で申しますが、是非我が息子二人を連れて行って下され。大峰様の家紋は我が家と同じ丸に九枚笹だとか。ご縁ですな。これから美濃は混乱必須。お頼み申しましたぞ。では。」



マジかよ。行っちゃったよ。


これも癖が強い。


蜂須賀正勝「行ってしまわれたか!」


走って出て来た正勝間に合わず。


いいのかこれで。ちょっと呆然としてしまった。


半兵衛「竹中半兵衛と申します。これから宜しくお願い致します。こちらは弟の久作と申します。」


松若丸「こちらこそお願いしますね。」


答えると半兵衛、久作は二人で頭を下げた。



竹中半兵衛重治6歳、久作重矩4歳だった。まだわからんが、本物の神童をついに家臣にしました。半兵衛はずっと側に置いておこう。




これで美濃は終わりでいいかな。



この後、森家、加藤家が家族を連れて荷物を持ってやってきた。竹中兄弟は、俺の小姓の中に入れておいた。


小姓衆は半兵衛の賢さに驚いていたようだ。


期待大。




そして忘れていたけど、ちゃんと3日後に光秀一行がきた。明智秀光と、奥方と、この時はまだ光秀の家臣になっていないはずの斉藤利三もいた。あの、小説でよく出てくる、「敵は本能寺にあり」と老ノ坂で行ったのは利三かもしれないっていう利三ね。で、必ず諸説ありって出るやつ。


まあいいか。明智一族の扱いに困るな。





1550年7月20日


加藤兄弟と竹中兄弟を登用して15日。

俺たちは、美濃を出立した。


堀家、奥田家、森家、加藤家の家族と竹中久作は例の通りに八善屋にお願いして先に大峰領に行ってもらうことにして、森三左衛門、加藤正左衛門、作左衛門、半兵衛は連れて行くことにした。


明智一族にも、迷った結果、先に大峰領に行ってもらった。



その手配のために時間がかかった。

木曽川から船で川を下り大湊に行き、そこからまた清水湊、小田原経由で大峰領に行くこととなったため、木曽川まで船を準備してもらったからだ。

そこでも川並衆と呼ばれる蜂須賀党が活躍してくれた

蜂須賀党と八善屋により、皆が木曽川から無事に船に乗り込んだのを確認したため、俺たちは美濃を出立した。


次はここから西に進み近江へ入る。


この待っている数日の間に募集はしなかったのだが、噂を聞き何人か家臣にすることができた。

溝口勝政のようにわざわざ尾張から追い掛けて来た者もあった。


ここまでかなりの者を家臣とすることができた。


多少は織田家や徳川家にも影響するだろう。


家臣にできていない有力な者もたくさんいる。


織田家では、柴田勝家、丹羽長秀、滝川一益、佐久間信盛、林通勝、村井貞勝、稲葉良道、氏家卜全、安藤守就などは登用できていないし、徳川家では、酒井忠次、石川数正、平岩親吉、水野、久松などがいる。


でもまあ多少は織田家にも徳川家にも効果あっただろう。


ただ、史実通りの本能寺の変はもう起きないし、中国大返しも起きない。


墨俣一夜城もできないから信長が美濃を取るのに時間がかかる可能性もある。


桶狭間は関係ないから起きるか。あと何か大きなイベント関係あるかな?

これも後で考えてみよう。



ここで、この旅で現在家臣にした者たちを一度まとめると、


松若丸家臣

 井伊直親 15歳

 井伊次郎法師 13歳

 本多鍋之助 忠勝 2歳

 榊原長政 18歳

   鶴丸 清政4歳

   亀丸 康政2歳

 大須賀康高 13歳

 前田犬千代 利家 11歳 

 村井長八郎 長頼 7歳 

 安井重継 35歳

 浅野長吉長政 4歳

 堀秀重 18歳

 奥田直純 27歳

 奥田三右衛門 直政 3歳

 森三左衛門可成 27歳

 加藤正左衛門清忠 24歳

   作左衛門清重 21歳

 竹中半兵衛重治 6歳

 竹中久作重矩 4歳

 岡部又右衛門 20歳


山下竹千代家臣

 板倉好重 30歳

   勝重 5歳

 大久保忠世 18歳

    忠佐 13歳

 渡辺守綱 8歳

 佐々松千代 成政 11歳

 福島市兵衛正信 25歳


中村辰千代家臣

 伊奈忠家 22歳 

   忠次 0歳

 高力清長 20歳

 鳥居元忠 11歳

 木下日吉丸 13歳

   小竹丸 10歳

 蜂須賀彦右衛門 正勝 24歳



室賀千凛丸家臣

 山内辰之助 一豊 5歳

    吉助 康豊 2歳


大久保長福丸家臣

 堀尾仁王丸 吉晴 8 歳

 岸教明 18歳


黒田鷹千代家臣

 佐脇藤千代 良之 9歳

 溝口勝政 22歳

   竹丸 秀勝 2歳


となっている。


錚々たる顔ぶれだ。


竹千代と辰千代だけではなく、俺の家臣となってくれた者の中から、千凛丸、長福丸と鷹千代の家臣にもなってもらった。

弟たちや、一族の家臣にも付けたいから、やはりもう少し増やさないとな。


そんなことを考えながら大垣まで来た。


大峰から来ている者は南部馬に乗っているから早いが、尾張から連れて来ている犬千代、松千代、市兵衛、日吉丸、小竹丸、彦右衛門や、美濃から連れて来た三左衛門、正左衛門、作左衛門、半兵衛がいるため、移動速度が落ちている。


これは仕方ないな。今日は垂井辺りの寺にでも泊まるか


松若丸「又兵衛、今日はこの辺かな?」


又兵衛「若、この辺は野盗が出るそうです。それも大人数で統制が取れているそうです。」


松若丸「彦右衛門のところじゃなくて?」


彦右衛門「ハハハ!野武士と本物の野盗は違いますぞ!」


辰千代「そんななりしてるからだよ。話したら皆いい奴ばっかりなのに。帰ったら全員ちゃんとした格好してもらうからな。」


彦右衛門「これは困りましたな。」


本当に困ったような顔をしている彦右衛門。さすが辰千代だ。任せてよかった。


竹千代「何か遠くに見えない?」


松若丸「又兵衛、采女、見てきて。」


又兵衛・戸田采女「ハッ。」


千凛丸「陣形を変えますか?」


松若丸「そこまでじゃない気がするけど。って、もう皆動いているね。」


ここにいるのは精鋭ばかり。


名前を出していなかったから忘れていそうなので改めて確認。


俺松若丸を囲む形で、千凛丸、竹千代、辰千代、長福丸、鷹千代、源太郎、秀胤、満親、忠頼、源四郎、馬場信房、工藤源左衛門がいる。出浦清種は竹千代を、村上義清は辰千代を守る形になる。

そして今回の、犬千代、松千代、日吉丸、小竹丸、彦右衛門、三左衛門、正左衛門、作左衛門、半兵衛がいる。

八善屋甚兵衛と八善屋の皆さんも俺の周りに来てもらった。


三左衛門、正左衛門、作左衛門、市兵衛は槍を構えている。そういえば槍担いでたな。


彦右衛門もいつの間にか槍を持っている。


でも、戸隠衆も出浦衆も蜂須賀党もいて、いくら統制取れているからって、夜盗なんかにやられないと思う。


八善屋と甚兵衛も特に驚いてもいない。慣れているのだろうか。忍衆がたくさんいるし、俺が動揺していないから大丈夫だと思ってくれているのか。


そもそもその夜盗って本当に夜盗かな?ここ国境近いし。


と考えていたら、向こうから騎馬の集団が近づいてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ