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千夏とぷりんと秀と

予約投稿していたの忘れてました。

そして、寝落ちした…

書き中の文章なため、いつもより稚拙な文になっててすみません。

あとで書き足します。19時ごろに再度更新します。


「おっ、血も涙もないしゅーはっけん!」


ありすタイムを終えて登校中。


なにやらハイテンションなJKにエンカウントした。


船員に指示を出す船長のごとくはきっとしたよく通る声でこちらに腕を振り下ろし

びしっと人差し指を突き出している。


「俺ほど慈悲深く慈愛に満ち、品行方正で容姿端麗、すっきりさわやか爽快な青年はそういないぞ」


だだだっとこちらに走ってきて俺を見上げてくる千夏。

腕をくの字にまげて腰に手を当ててすこし前傾姿勢になる。

少し不機嫌な様子で頬を膨らませ口を開く。


「昨日ぷりんこなかった!」


「するーかよ…あー、佐藤院に伝え忘れてたごめん。それに俺はぷりんじゃねえ秀だ」

「あたりまえじゃん、しゅーはいつもきてくれるけどぷりんはお金を払わないと来てくれないんだよ!」

千夏の好物はぷりんだ。

なにかあって千夏宅へ向かう際は貢物として必要になる。

あくまでぷりん配達がかり兼、身の回りの雑用としてなにかあれば任されることがある俺である。

うん、どこいっても俺ってそうゆう扱いなんよ。笑える。わらえねえよ。


「それにさびしかった…」


え、急に何??

いきなりの不意打ちに心臓が跳ねた。


「ぷりんいなくてさびしかった!」


「まだプリンの話かよ!」

俺は多分、あれだ。

工場で大量生産に勤しむ機械と同じ役目を担うひとつの歯車にすぎないみたいだ。

いても当たり前の存在であり動いていてもそれはさも当然。壊れれば関心をもたれるが

そうでないならただの風景の一部に過ぎない。

うん、今日も異常なしっと…あとよろしくーみたいな。

控えめにいってひどいな俺の扱い。物はもっと大切にしようってお母さんにならわなかった?

あ、自分で物とかいっちゃったよ。

今度工場見学してみようかな。無心で動く無機物の集合体達とお友達になれそう。


誰か俺にやさしくして!


「しゅーがこなくてさびしかったからぷりんかってきて、ほらだっしゅ!」

「とってつけたように俺を理由にするな、今からは無理だ。さすがに遅刻する」

「朝ごはんたべてない、おなかすいた…」

「仕方ないやつだな。ほれ、めぐんでやる」


こいつは朝ごはんを抜いてくるときがたびたびある。

なんせ朝がものっすごく弱いらしく、ぎりぎりまで寝ていることもしばしば。

それにちょくちょく遅刻する。

なので俺はこいつの朝用におにぎり2個だけ自分の弁当とは別にもってくるという決まりになっている。

なぜだろうね。

千夏ままにつくってもらいなさいよまったく。

もぐもぐしだした千夏を横目にみて、ふと千夏の髪の毛にいとくずのようなものがついているのがみえた。


「千夏、じっとしてろよ」


もぐもぐしながらとまった千夏は俺に振り向いて立ち止まる。

千夏は背が低く、俺より頭いっこぶんくらい小さいため自然と千夏が俺を見上げる形となる。


「?」


2個目を咀嚼する千夏と目が合った。

控えめにいってもそこそこかわいい容姿をしているのですこし気恥ずかしくなり視線を

髪にずらしていとくずをとった。


「とれた」

「……」


「千夏?」

「あ、ありがと」


駆けて俺の少し5メートルほど先までいった千夏がこちらへ振り返る。

口をもぐもぐさせて二個目を急いで平らげておにぎりをつかんでいた指をなめると

また駆け出した。

首だけこちらを向いてこちらを急かしてくる。


「遅刻しちゃうよ!はやくいこっ」


「おう、急ぐのはいいが走るのはだめだ。車がきたら危ないぞ」

「しゅーはわたしのおかんか!」



「やってることはほとんどおかんなんだよな…」


--------------------------

千夏と横並びで歩いて、数分。駅へついた。

今の駅から3駅でおりてそこから徒歩10分の位置に通う高校がある。


「ねえねえ、しゅー昨日のあれみた?」

「あれってなんぞや」

「んーと、芸能人がドッキリにあうやつ」

「あー、あれなあれあれ」

「そう、あれだよあれあれ」

「やべーなこの会話、熟年夫婦かよ」

「あはは、お父さんとかお母さんたまにあるよねこうゆうやりとり。あ、思い出した。○ニタリング!」

「それか。ありすがみてたから一緒にみたな」

もちろんありすは膝に乗せてましたよ、文句あるか。

「私が見たときは、なんかヘヴィ婦人の頭に急に火が灯るやつなんだけど…」

「火が灯る」

なんか希望がみえたのかな。やばい、じわじわくるわ。

「なに一人でにやついてんの!」

「いや、なんでもない。それで?」

「それでさ、灯った火がどんどん膨れ上がって燃え盛るんだよね」

想像してみてごらん。ぼうっときてゴォォォォォォオオオオオ。

「で、そのときって。なんか打ち合わせの話?みたいなのをしてる途中でー。テーブルには水を置いてあるんだけどー。目上の人に対して緊急事態でも水をためらわずぶっかけられるかっていうやつだったの」

ゴォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオ。

「希望の火は消しちゃダメだ。聖火だぞ。意志は受け継いでいかないと」

「消しちゃダメなの?!むしろ受け継ぐの?!」

「そうだ、もし千夏の頭に火がついたとしても俺は決して消火したりはしないさ」

「消してよ!はげちゃうよ!」

「冗談だよ冗談。女の子の髪は大事だからな」

「そうだよ!毎日お手入れ大変なんだよ…もう」


他愛ない話をしつつ、改札を通りターミナルにて電車を待つ。

周りに徐々に人が増えて喧騒が増していく。

発車標を見ると2分後に目的の電車が到着のようだった。


「あと2分か…」

「だねー、まあ全然余裕だね」

「遅延なければな」

「しゅー、それふらぐってやつ」


特にフラグが回収されることなく電車が到着する。

外から電車内の状況を観察すると、まだ空いてるほうで、俺と千夏の後ろに並んでいる人たちが全員乗ると満員電車といかないまでも良い感じに空間が埋まるくらいだと予想できたところで最前列に並んでいたことに安堵する。

ドア前とか勘弁。

入った自動ドアから向かって左の席がちょうど二つ空いていたため、そこに千夏と座る。

すべての人が乗り切ったところでなんとなく周りを見渡すと、入ってきたドアの付近で杖をついた腰が辛そうな高齢の女性がいた。

そのすぐ近く、俺からみて入ってきたドアから左の席に見覚えのあるクラスメイトがいた。

確か…明瀬。

明瀬香央梨だ。

明瀬は隣に立つ女性に気づき、明らかに席を譲ろうという意志がありそうしようとしているのだが

彼女はかなり内気な性格な為、言い出すのが恥ずかしいみたいだ。

こうゆうのって思ったときにすぐ動かないとダメなんだよな。

すこし時間たっちゃうといまさら?ってなるし、こいつめっちゃ恥ずかしかったんや…って察せられてなんか余計恥ずかしくなるし泥沼。

勇気を振り絞っていったらもう降りるから大丈夫よとかいわれたときには、言い出すの遅くてごめんなさいとか罪悪感まで襲ってくる。

さて、こんな事考えてる暇あったらって話なんよな。

俺は、明瀬の席の隣に立つ女性に声をかけた。


「あの、よかったら席どうぞ」


体を支えてあげつつ、席まで誘導して俺はつり革に手をかけて立つ。


「あら…ごめんね…ありがとう」

腰をおちつけた女性はこちらにお礼を言うと、となりの千夏の耳元で暖かい笑みを浮かべて何かいっていた。

別に鈍感でもないため予想はできるがそれは千夏に失礼というものだ。

それをきいた千夏はすこし赤面して俺をちらっとみたかとおもうと違います!っと否定していた。


なぜか周りの人たちまでも俺達を暖かい目でみていた。

なんだこれは?

変な居心地の悪さを感じていると次の駅へ到着して一人の女子高生が入ってきた。

うちの高校の制服だ。

一歩一歩が淑やかでいちいち目に付く。

きれいな脚の歩みに気をとられてそれから徐々に目線を上にあげていくとよく見知った顔だった。


「見飽きた平凡な顔……黒瀬君かしら?」


はいきた。

ちょっと設定変更しました。

幼馴染はとなりの家⇒引っ越して今は別の場所に住んでます。


あと19時更新しますとかほざいてましたが1時間30分近くずれちゃいましたすみません!


んー、まだ書き足りない!やむなく一旦更新しましたがまた更新するかもです、内容的にはあまり変わらないので読み直す必要はないと思います!

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