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濃い恋がしたい!  作者: とさか
2章 距離の期待
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11月3日 上は果てしなく

上位の上位の上位の上位の............。

上には上がいるものだね。今日改めて実感した。

私は芸術選択で「音楽」をとっているんだけど。まあ書道と美術はほぼ未開拓の地。

いや書道は、女でありながら丁寧に書けずにいた。よし。

これから絶対やらないぞ。自分が悲しくなるだけだよね......うん。はい。


話を戻す。やっと音楽で「バイオリン」の分野に入った!他の高校の子に聞くと、バイオリンなんかはせずに大概「リコーダー」とか「ギター」とかを練習するって言ってたなぁ。なぜうちの学校だけ?お金持ちの学校?


バイオリンなんて数十万円もする物を.......なぜ置いているんだこの学校は。

まあ音楽で演奏できることを聞いて、とっても嬉しかったけどね。

悪く言うと優越感に浸ることができ、よく言えば自分の能力を高められる。

そして、今日授業で練習した。始めに弾ける人に弾いてもらった。

私ももちろん演奏できるが、周りをうかがってしまい手を挙げなかった。


すると、そこに自信よく手をきちっと挙げたある女の子がいたんだけどね。

正直、彼女が演奏する前は私のほうが上手いと思っていたけど、結果は真逆に訪れた。


それは艶のある、太くてそれでも透き通った、人が思わず聴き入ってしまうような音色。

魅力的に感じたと同時に、上は果てしないなと自覚した......。


やっぱり、悔しかったなぁ。何かの戦いに負けた気がして。

だから、これからバイオリンもきっちり練習することにした。

音楽を演奏することが大好きな私だったら、もっともっと上を目指していけるよね。嘘でも本当でも、そう言い聞かせて努力しないとね。


またまた、上達の道へ。



11月3日 海影奈空(うみかげなそら)



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