表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
濃い恋がしたい!  作者: とさか
2章 距離の期待
35/49

10月25日 大海を知らず

試合......。結局何も役に立てなかった気がする。

ここで1年生だからだとか、そんな逃げるようなことは言いたくない。

きっちりと未完成な所を、この3年間で埋めていかないとな......。


海影(うみかげ)は、落ち込んでいた俺をずっと励ましてくれた。あいつも悔しかったはずなのに......。

彼女らしく、元気いっぱいで喋りかけてくれたな。おかげで次頑張ろうって思えた。


どうやら、海影がまた定期的に夜練をしたいらしいから、毎週火曜日と木曜日に練習する!

次は俺の部活仲間の(はやて)も誘おう。 楽しみだなぁ。そしてもっと腕を磨くぞ......。


ちょうど次の土日部活休みだし、1年バレー部のみんなで遊びたいな!明日に色々な人誘っておこう!

もちろん、海影も。またあいつに数学教えてもらおうかなぁ。どんどん難しくなるし、赤点なんか取ってしまえば、あとあとどうなるか分からないしね。


まあ喋りたいってのもあるけどね......(笑) あいつと一緒にいると楽しいから。


素直で面白くて優しい......。けど時々いきなり怒ったり、ごく稀にしょうもないネタを挟んできたりするんだけどな。


あいつの頭の中が良くわからない......。まあこれ以上書いてあいつに見つかったら最悪だから、このくらいにしておこう。



最近の学校生活でようやく花が咲いた気がする。そして卒業までは思っていたよりも短く感じるのだろう。

だから今を大切にして、一日一日をかみしめていかないとな。



そんなこともあるし、そろそろ書いていこうかな。自分を表現できる、最高のツールを。



10月25日 山崎陽向(やまさきひなた)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ