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濃い恋がしたい!  作者: とさか
1章 2人の出会い
18/49

10月5日 私の家までお届け物に

体育祭と、バレー公式試合が来週と再来週....。

今日の部活は、早めに切り上げた。

顧問がいない部活で、唯一まとめる立場のキャプテンから、最近はみんな忙しくこれ以上しても、集中力が持たないとのことだった。


確かにそうだなぁ。

自分は疲れると、周りが見えにくくなること、怪我をしてしまうことだってあるからなんともいえない。

もうちょっとだけ練習したかったけど、しょうがないか....。


男子バレーは厳しい顧問の下で夜まで練習していたようです。

やっぱり試合前は、一段と堅苦しい雰囲気だそう。


というのを知ったのも山崎(やまさき)君から。


今日、わざわざ家まで傘を届けに来てくれました。学校で渡してくれればよかったのになんでだろうと思いながらも。

部活の準備中でもよかったのに。


だけどそのおかげでまた、お話することが出来ました。

バレーの話も、お互いの好きなこと。

毎回同じ話な気がするけど、全く違う。

むしろ、喋ることが多すぎて大変なくらいだ。

それがまた、嬉しいことなんだけどね。


体育大会のこととかのタイムリーな話もした!

ちなみに、私は100mリレーで、山崎(やまさき)君は、200mのアンカー。


走るのも速いし、運動も出来て、山崎(やまさき)君は完璧だなぁ本当に。

ちょっとだけ、勉強できないけどね....

じゃあ私が教えてあげてもいいか!


なんと、今日は私のお母さんが、彼の夕食を作ってくれた。

ソースが濃くて、いつもより数倍おいしいハンバーグだった気がした。

まだまだ、あって間もないのにここまで仲良くなるなんて...!

もっと上を目指していけるよね。


私が思う、2人の楽しい時間を、今の高校生活を、もっと大切にしよう。

と、心の中で決めた。



あと、山崎(やまさき)君、わざわざ傘を家にまで、ありがとう。


その気持ちをこめて、1曲演奏しました。私の高揚も表現して。


パッヘルベルより「カノン」



これからもよろしくね。



10月5日 海影奈空(うみかげなそら)

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