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妄想世界

作者: 勇者

多少グロテスクな表現を含みます

俺の名前は近藤文博



成績中の下



身長中の下



全てが中の下の高校一年生



そんな俺にも夢がある!!



それは…



『二次元世界を手に入れること』



もちろんながらこんなことは誰にも言えない


俺の秘密の夢を誰かに言うつもりは毛頭ないし、バレる筈もない



しかしそんな現実身のない夢が実現するなんて思っても見なかった



そう…あの日までは



今の俺は中学3年生、本来なら学校に行かなければいけないのだが、先日おこしてしまった火事騒動によって欠席をやむを得ない状況だった



『………』



そんな中俺は八時に目を覚ました



親が俺を起こしに来ないのは先日すでに欠席の手筈を整えていたからだ、実際親の車は両方ない…すでに仕事へ向かったようだ



『さて、あとは……』



警察だ…



親や学校程度なら別にどうにでもなる、しかし警察は手こずる相手だ



俺の計算によると警察は学校が終わる時間…だいたい四時半あたりを狙って来るだろう、あとは言い訳だ



俺が学校へいって無いことを警察は知らないだろう、それに今日は山ちゃん達がテストで早く帰って来る…好都合だ



一刻も早く山ちゃんの帰りを待ち、作戦を立てる、今はそれが最優先だ



「ピルルルルル…」



電話?誰からだ?



山ちゃん?いや違う、いくらなんでも早すぎる



それなら健登さん?いや、同じ理由で却下だ



『着信番号は……75発信?』



裕樹さん?裕樹さんだ!!恐らく携帯が止まった裕樹さんだ



それなら計算があう!昨日あらかじめ裕樹さんには暇なら遊びに来ると伝えてある!それならば話は早い



『はい』



『松浦警察署ですけど…君…近藤君?』



大誤算だ!!俺としたことが!!



そうか…警察署の番号は110だと思い込んでいた、まずい…



『はい…そうですけど…』



『君にちょっと聞きたい事があってね』



『はぁ…』



くそ!!白々しい!火事のけんだろう?はっきりそういえばいいだろうに



『ちょっと出てこれるかな?実はもう外に居るんだけど…』



確かに…玄関の外からは気配がする…どうする?



「ガタッ…」



ん?



そこにあるのは茶色の木箱だった



『すみません…出てくる前にちょっとトイレに行かせて下さい…五分いないに出ていきますから』



『わかりました』



俺は木箱を手にとった



中には八枚のコンタクトが入っている



『コンタクト……いや、これは!?』



『すみません…ちょっとトイレが近くて』



『じゃあ行こうか』



俺は車に乗り込んだ、さっきのコンタクトの一枚を左目に付けて



『すぐに本署だからゆっくりしててよ』



『はい…』



ここはある程度具合を悪く見せた方が適切か…



そしてすぐに本署へついた…



『こっちだからね』



『はい…』



ふん、こんな埃っぽい部屋に俺を呼ぶとはいい根性をしている



『じゃあ座って…君も知っていると思うんだけど昨日の火事だけどね…』



『その前にお巡りさん…』



『ん?なんだい?』



俺は左目に意識を集中する



『近藤文博が命じる…今から夕方の4時までの時間で警察署にある最重要機密を洗いざらい教えろ…その上で俺を釈放しろ』



俺は警察官の目がほのかに赤く充血するのを見逃さなかった



『イエス・マイロード』



やはりか……やはりこの力はギアスか…



くくく……面白くなってきたじゃないか!!



今までこの俺をこけにしてきたこの日本を……俺の市中に収める



そして……この世界を二次元に染め上げてやる!この俺が!!





選択肢は次からな

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― 新着の感想 ―
[一言] 続きが読みたい展開です〜(^-^) 面白いですね すぐに話に引き込まれました(^-^;;;
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