さすがファンタジー
麗らかな太陽の光の下で、和やかに行われる優雅なお茶会。再び。
メイドさんに人数分の茶器を増やして貰って、さらにケーキが増えた。
マカロンをかなり気に入ったらしいリッ君に、皇帝様のライは気を良くしたのか船員みんなの分のケーキを船に届けさせた。
さすがに上から落下されるのを嫌がって、メイドさんに直接船の上で茶会の用意をさせてるらしい。
蛇足だが、メイドさんが大量のケーキと一緒に空を飛んだ時には驚きはしたが、彼女たちは風の精霊なんだよーとリッ君に説明してるのを聞いて納得した。さすがファンタジー。
全体的にショートなのに右サイドだけを顎下まで伸ばしていて、さりげなくサラサラな金髪を右に流したりする様子が麗しい皇帝様のライ。完璧な配色の金髪碧眼。抜かりないですね。美少年です。
ふわふわな真っ白いお耳が時たま片方だけぴょこぴょこしながら、つぶらな赤い瞳をキラキラさせている。トランプの国の道案内もどきの可愛いリッ君。マカロン以外のケーキにも夢中です。可愛すぎる。二足歩行の兎さん。
そして自分の姿が見えないのが惜しいけど、美少女なこの体で優雅に(心掛けている)お茶菓子をいただくあ・た・し(美少女な外見)。
絵になるね!きっとメルヘンでファンタジーな絵になるね!
ちなみに、この減らないケーキは長年趣味で作り続けてきたけど、振るまう場所もなく時間だけを止めて異空間に放置されていたものらしい。さすがファンタジー。なんでもアリだな。