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随分と都合のいい夢だ(仮  作者: 雛菊 睡蓮
8/9

可愛いは正義です



地面にのめり込んでたモノが立ち上がった。


もう一度言おう、立ち上がった。クラ◯が立っ・・・。




「よく聞けい!オレ様は正義の味方!大空賊ザハン一の斬り込み隊長!リックだ!」



効果音にするなら、ドドン!となるどころだが、非常に残念な事実がある。


彼?のビジュアルだ。




頭に生えた真っ白な長い耳に、真っ白な毛の中から覗く真っ赤なお目々。


全身を覆い尽くしてるもふもふな毛皮。


地面にのめり込んでいたために、全身に所々土と草。


想像していただきたい、服を着込んだ真っ白い兎(所々土と草で汚れていて締まらない)が立ち上がって空賊を名乗ってるのだ。



賊と言うからには物騒なはずだが、いかんせんかわいい兎がドヤ顔しているあたり察して頂きたい。



ただただ可愛い。



「何の用なのー?僕特に目を付けられるような事してないんだけどー?」


「おう!たまたま結界がぶっ壊れるの見えたから、困ってんのかと思ってよ!様子見だぜ!」



賊を名乗ってる割に親切心が半端なかった。


ふとつぶらな赤い瞳が私の手元に釘付けになる。


もちろん私が手に持ってるのは、今食べようと思っていたマカロン。



ちらっと確認のためにライを見ると、好きにしたらいいと許可が出た。



「食べる?とっても美味しいのよ。」



言い切る前にもの凄い勢いで駆け寄ってきて、つぶらな瞳をキラキラさせながら期待に満ちた様にお鼻をピクピクさせている。



空賊って何なんだろうか。お国の違いなのか。賊って言葉の偏見を捨てなければならないらしい。




再三言おう。非常に可愛らしい。




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