突入
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「情報通りね」
蔦が垂れ下がり、今まで聞いたことのない鳥の声が薄気味悪い森のどこかで鳴いている。以前装着した武装と、両手両足にプロテクターを装着し木の根本に隠れ、眠りの祭壇の入り口を見つめていた。高い木々はなく、今は放置状態のせかい、胸ほどに伸びた草の先に洞窟の入り口がある。先程まで魔女が案内をしてくれたのだが、その魔女も戻り、今はセルリルと最終確認をしている。目の前には情報通りスケルトンアミーが無数俳諧していた。
「道中で話した通りだが覚えているか?」
同じように1メートル程離れた木々に身を隠し、様子をみているセルリルから声が掛かる。
「失礼ね覚えているわよ。まずあの兵士もどきは首を落とすか、粉砕する。でも復元してしまうので大本を潰しに祭壇内に突入。セルリルが兵士諸々をひきつけている間に親玉を倒すで良いのよね」
「ああ。後はその場に応じ俺が状況判断して対処する」
「因みに、これ私持ってて良いの?」
両手に装着した蔦の腕輪を見せつつ、腰にはシェルポーチのような物に魔女の作成した発光液と数本の体力回復液が入っていた。
「構わない。使い道は香月に任せる」
そう言い、彼は右手の緑の輪を見せる。それを目視し、視線を前へと戻す。
「わかった」
その声と共に、セルリルが草むらに立ち手を翳す。すると、瞬く間に空から氷柱が無数落ちてきたのだ。それに俳諧していた兵士達は奇襲ともいえる攻撃に為す術もなく砕け散っていく。その様子をみつつ、私は森から出ると、一目散に洞窟へと走り出す。その際残党が横から剣を振り回してきたが、剣で一回それを止め、跳ね返すとつかさず、首にめがけ突き刺した。すると、骨の劣化が激しいのか頸椎は砕け、頭が地面に落ちる。また同時に胴体がカタカタと音を鳴らしながら、崩れ落ちていった。
その姿を一瞥し、すぐさま洞窟へと向かう。石肌がむき出しのまま掘り進めたような廊下の先に、明るく広間のような場所が目の前に現れる。そこには数メートルの高さの雛壇があり階段を上った先に教卓のような物が置いてあるようだ。一目散にその場所まで走り抜く勢いで、廊下を通過すると、一気に広間へと出る。天井にあたる部分は大きな穴が開いており、そこから光が差し込む。
その時、何等かの気配を感じ飛んで避ける。と同時に目を向けると、入り口に二周り熊を大きくした様な骨格のアミーが腕を振り下ろしたのだ。風圧と共に砂気振りが上がる。洞窟内では何が起こるかわからなとは言っていたが、巨大熊に出くわすとは予想だにしていなかった。
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