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一つの恋の⋯⋯芽出

 王太子殿下の婚約者になってリリアナの淡々(たんたん)とした寂しい日常がガラリと変わる。


 まず余りリリアナに関心の無かった両親が家の(ほま)れとばかりに急にあれこれ世話を焼きだす。


 リリアナも最初は戸惑(とまど)い、ぎこちない対応しか出来なかったが素直にこれを受け入れ次兄(じけい)のサイモンと共に家族と過ごす時間が増えた事に深く感謝した。



 それから派手好きな母親は、ここぞとばかりにリリアナを飾り立て頻繁(ひんぱん)にお茶会や買い物に連れ回すようになる。

 しかしリリアナにとっては元々領地で刺激の少ない静かな生活を送っていた事もあり、家族そろって毎日の食事を囲める事の方が単純に嬉しかった。




 そしていよいよ王太子妃教育も始まり勉強に社交にと忙しい日々が始まった。


 その中でも最も嬉しい出来事は、リリアナとの時間が少しでも取れる様にと王妃様が王城にリリアナ専用の部屋を用意して下さった事だった。


 それによって目まぐるしい王太子妃教育の合間(あいま)にエドモンドとお茶を(たしな)んだり、バルコニーから見渡す風景を二人で楽しんだり出来た。

 リリアナ専用の部屋という事で私物も持ち込みが許され、お気に入りの自身で刺繍(ししゅう)(ほどこ)したクッションや苦心して編み上げたテーブルクロス、ふわふわのスリッパ等で飾る事が出来リリアナにとっては何より落ち着く空間となった。



 それからのエドモンドとの関係も順調で剣の訓練の見学をしてつい大声で声援を送ってしまったり、(とも)の者を引き連れてではあったが城下を散策したり庭園でピクニックの真似事(まねごと)をしたりと楽しくも忙しい日々はあっという間に過ぎていった。



 そして運命の出会いが待ち受ける学園入学の日を迎える。

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