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夢 -友達と百足ー

作者: ラヴィット

今朝、僕が見た夢の話。

ー朝ー


起床。

朝日を浴びながら母にたたき起こされる。

その後、母は台所で料理を作り、テーブルへ並べる。

朝のテレビ番組を観ながら朝食をとる。

父がおもむろにテレビのチャンネルを変えようと、テレビのリモコンに手を伸ばす。

僕と母のお気に入りの番組が変えられようとしていたのだ。

謎のこだわりがある僕は父の手を必死に止め、そのまま朝食を続けた。

今日の朝食は白米、イカ明太と百足の佃煮だ。

百足の佃煮なんておかしな料理だがその時の僕は何のためらいもなくそれを口に運んだ。

朝食を済ませ、僕は学校へ行く支度をする。

父はもう職場へ出ていた。

弁当を持ち、教科書、筆記具の確認をする。

問題ないようだ。

それじゃあ行ってくる、と母に声をかけ学校へ赴く。


ー夕ー


授業を終え、僕は友人の清水、高木と一緒にいた。

これから3人で高木の家へ行く約束をしていたからだ。

学校を出て坂道を上り下りし進んでいると、同クラスの女子生徒、有吉と出会う。

どうも有吉は高木の家へ着いていきたいようだ。

高木は快く了解し、4人で高木の家へ向かった。


到着した。

玄関に入ると高木の母が出迎えてくれた。

しかし、高木の母は女子生徒である有吉を見るや否や「昔はー」から始まる長々しい説教を始めた。

なぜ怒っているのかは誰にもわかっていない様子だった。

一通り説教を聞き、その場にいづらくなった僕たちは、嶋田という友人の宅へお邪魔しよう、ということになった。


嶋田の家へ入ると嶋田が出迎えてくれて、本人の部屋へ通された。

すると嶋田は「見せたいものがある」と机の引き出しから小さなタッパーを取り出した。

中には生きた百足が入っていた。

無数にある足は、付け根が赤く、そして先端は緑色だった。

嶋田は「大丈夫だから」と素手で百足を取り出し、部屋の床へ置いた。

床で蠢くそれに皆、興味津々だった。


しかし僕は違った。

今頃になって嫌悪感が全身を襲い、鳥肌が立つ。

皆に対してもそうだ。

興味津々な彼らに対して、不信感を抱く。

理性が悲鳴を上げる。

今朝何の気なしに食べた百足に対し、今はひどく恐れている。

僕は悲鳴を上げた。

皆が不思議そうにこちらを見つめる。

あまりの恐怖に意識が遠のいていく。


ここで目が覚めた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] テレビのチャンネルを変えようとするお父さんの手を必死で止めたり、同級生が取り出したムカデに他の全員が興味津々だったりと、夢ならではの型破りな展開が読んでいて面白かったです。 ムカデの佃煮…
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