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prologue
大好きな竜の話を書いてみたくて、ずっと暖めていたものを形にしたくて書き始めました。
初めての投稿なので、拙いこともあるかと思いますが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
竜は哀しい夢を見る
静かな森の奥深く、青い泉に守られて
遥かな過去に失った、愛しい人の夢を見る
自分の背中で笑ってくれた、優しく愛しいあの声も
優しく触れた手の温もりも、永遠に続くと思ってたのに
もしも願いが叶うなら、愛しい人の側にいき
今度は必ず守るから、何があっても守るから
何度も何度も願って祈り、孤独の時間に慰められて
竜は哀しい夢を見る
蒼の泉の底深く
再び逢えるその時を、何度も何度も願って祈り
竜は哀しい夢を見る