1.そもそもの事の発端
有栖川 友音(以降あ)「めんどくさい」
作者(以降な)「まあまあ、そう言わずに何とかしましょ!チビ同志!ね」
あ「一緒にするなー!」
な「いや、高校になっても150センチの人に言われたくない。」
あ「うるさーい!」
三年前ーーーー
私は高校生だった。
有名な進学校の制服を着ていた。
セーラー服だ。
とても可愛くて好きだった。
入学式、私は不思議な蝶が私の肩にとまった。
綺麗なガラス細工の様な蝶。
そして、スーっと消えた。
今思うと、これが全ての事の発端なんだと思う。
。。。
私は教室につき、LHRのあと、眼鏡を外した。
すると、景色が一気に変わった。
「?!」
私は教室にいたはずなのに、何故かどんどん落ちている…!
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ざん。
「…!いったぁ…
もう最悪。何がどうなってんの?」
ふと、目の前に先程の蝶が飛んでいた。
ゆらゆら揺れたかと思うと、突然、人になった。
髪を片方で一つに結び、目は凛として、チャイナドレスと着物を合わせたような格好をしている少女が立っていた。かわいい
「誰?」
少女は答えた。
「紅・琳明です。」
「ここどこ?」
「世界と世界の狭間です。」
「教室に戻りたい。」
「駄目です。」
「どうしても?」
「どうしてもです。」
一連の会話をしたが、イマイチ事態が飲み込めない。
「どうしたら、帰れる?」
「我々の願いを叶えていただけたら。」
「それ簡単?とゆうか、なぜ私?」
「難しいですが、期間は長く、サラリーマンみたいに業務をこなしたら叶えられるので大丈夫です。そして、貴方なのは、偶々ではなく、過去を鑑みた結果、としか今は言いようがありません。」
「ちなみに、その願いは?」
「異世界で勇者になって世界を救い王様になってください。」
…… マジで?
「断るのは?」
「無しの方向で。」