願い。メッセージ。
ぎゃーっ!!て
ベッドからおちた
漫画みたいなことを素でしてしまった
痛い…
内山先輩の夢みた…っ
内山先輩はあたしに何か話し掛けてた
なんて言ってたの?思い出せないよ…
「おはよー」
「…おはよ」
「どーしたのっ負のオーラでてるよっ??」
「うんいいの今はそっとしといて」
夢では上手く話せるのにな
でも現実はこんなんで
そういえばあのとき、先輩と初めて話したんだっけ
「おいっそんなに先生の授業は退屈か?」
あたしは机にうなだれて、窓の外をみる。今日は晴れ。あさっての方向にハトが飛んでいる。
「もういいよ君、授業妨害だからでて行きなさい」
「先生違うんですっ…寝てたんじゃないんです!考えてたんですっ問3」
「いや問3なんてやってないけど」
「…」
「もういいよ君」
「…」
保健室。
「先生ー頭いたーい」
「寝るの一時間だけよ」
「うんっ」
ベッドに横になる。
「先生ー叶わない恋を叶えるにはどーしたらいーですかー」
バサッ。隣っ!人いたんだっ
だだだ、誰?
「んー…」
ぎゃーっっ
内山先輩だっっ
「アレ?先生は?」
「え!」先生いないっ
ちょっとまってーっ
「おきたー…よくねた」
じーっ先輩こっちみてる。
「見たことあんねー何さんだっけ」
ガーン覚えられてない…
「葉山美音と申します…」
「ふーん可愛い名前だね」
ぎゃあああ
にこって笑ったっ
か、可愛いっ?今…っ
なんて…っ?
「先生いないんだ」
「はい…」
「さっき聞こえたんだけど」
えっ
「叶わない恋してるの?」
死にたい…
あたしは頭を押さえた。
あまりのことに本当に頭痛が…
「大丈夫?」
「あらどうしたの?」
「先生ー頭痛みたいです」
「あらー熱あるわー早退する?」
いやその…
「無理すんなよー」
「内山くん、葉山さん送ってあげてくれる?葉山さんのうちここから近いよね?」
は?
「いいっすよー」
ちょっと何を言いだすんですかっっ
なんでこんなことに…
「大丈夫?歩ける?」
「はいっ大丈夫ですっっ歩けますっっ」
「鞄もつよ」
やさしい…っ
「あ、ついた。ここ?」
「はいっここです」
「先輩、ありがとうございました…」
先輩はにこって笑って
「ゆっくり休みなー」
って言ったんだった
あのときの先輩優しかったなー…
「なにしてんのー?」
「内山先輩っ」
突然声かけられてびっくりする
「なんか楽しそうだけどなんかいいことあった?」
「ええっそんなんじゃ…っないです」
あたし笑ってた?どんだけだよっはずかしい…
「あげるよ」
「なんですかっ」
メロンパン…
「おいしいですよね」
「じゃーね」
先輩…なんて爽やかなんだ。やっぱりかっこいい…
夜、ベッドのうえで考える。
いつかはこの気持ちも消えてしまうのかな
でも消えてもいい
通った場所に咲く花
降りつづく雨の向こうに現れる虹
みたいに
今は今しかないんだぁ
先輩はあたしに恋する気持ちを教えてくれた
いろんなこと気付かせてくれた
楽しくてかなしくてたくさんの感情
空がきれいだと思える
いろんなことがきらきら輝きだすよ
溢れだす気持ちが
なかなか人を好きにならないあたしだけど
先輩がすき
この気持ちは本物だって言えるよ
大好きだって言ってみたくなったんだ
笑えるようになった
泣けるようになった
夜も平気になった
先輩がいれば他になにもいらない




