ココロ ブレイク [千文字小説]
読み終えると、悲観的な気持ちになるかもしれません。
>この作品はネガティブ系な内容なので、そうなるかもしれません。
>>これでも、結構抑えた方なんですけどね(笑)、、、
なので、そのあたりに注意してお読みくださいませ。
――「もう学校なんて行きたくない!」 私は、親に叫び散らした。
だけど、親は“私が学校に行きたくないと思っている理由”を知らない。
だって、そんなん言えるわけない。 言えるわけないじゃん!!!
今朝、学校の友達に…友達だと思っていた人に、
「オマエ ノ コト キライ ダカラ、モウ ガッコウ ニ コナクテ イイヨ?」
と、面と向かって指をさされて言われた事なんて、言えるわけないじゃん。
でも、親は、子供の気持ちなんて考えずに言うだろう。
「何でも困った事があったらすぐに言いなさい」って。
だけど、子供には、親に言えない事だってあるんだよ。
子供は親に出来るだけ心配なんて、迷惑なんてかけたくないんだよ。
それを、そんな気持ちを知らない親は、きっと言うだろう。
「親子なんだから、迷惑とか気にしなくていいんだよ」って。
だけど、子供は気にしちゃうんだ。 それが子供って事なんだと思う。
でも、言ったところで、どうせ味わった事のない人にはわからないでしょ?
今まで友達だと思っていた人全員に、周りを囲まれて言われたショック。
「オマエ ノ コト キライ」だって、今まで信じてきた人に言われるショック。
その中には親友だと思っていた人だっていた。 だけど、私は言われたんだ。
果たして、味わった事もないのに、その本当の辛さを理解できる人はいるだろうか?
でも、確かに前からうすうすは気付いていた。
――『みんな、私の事キライなのかなぁ』って、何となく感じていた。
だけど、“そうじゃない”って信じてた。 みんなを信じようとしてた。
だけど、その心も壊されてしまった。 もう、誰も信じる事なんてできないよ。
もう、あの空気には耐えれない。 これ以上はムリなんだ。
――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――
私は、そう思って親に叫び散らした。
でも、それがイケない、ダメな事だっていう事は知っている。
だけど、今の私には、他人に気を使えるほどの余裕はなかった。
もう、駄目なんだ。 もう、死にたいんだ。 そう思えて、仕方ないんだ。
――ねぇ、教えて? 翼の折れた鳥はどう飛べばいいの?
――ねぇ、教えて? 足の折れた虫はどう歩けばいいの?
――ねぇ、教えて? 心の折れた人はどう生きればいいの?
私は、わからないよ。 私には、何もわからないよ。
ごめんなさい。 そして、今まで支えてくれてありがとう。
もう、私は他人なんて信用しない。 これからは、自分一人だけで生きていく。