実力を確かめる
僕は、魔力が10しかない...それは何を基準にするかによっての捉え方が違うかもしれないが、
ちなみに幼馴染には、魔力が僕の1000倍..いや間違えった10000000倍ある。
つまりは、1億ということになるのだ。
世の中には、才能というものがある。
それは、形は無数にある...一見同じように見えたとしたとしても
どこかで実は形が違ったりしているものだ。
全ては才能で決まるという事象も少なくはない...
事実、魔術とは才能で決まるものである。
努力すれば..とかいうかもしれないが、努力は、所詮掛け算でしかない
才能の無い...つまり、ゼロに何をかけたところでゼロである。
才能があって初めて努力というスタートが生まれる。
僕はそのように考えているのだが...
「あなた強いでしょ」とカフェラテさんに話しかけられる。
「まさか魔力が10しかないのに強いわけないじゃない。」「ふーん、まっそういうことにしといてあげる」
(あげるも何も普通に僕は、弱いんだけどな...)と雑談をしていたところで、
「よし、じゃあ実力測定しよう!」と星月...?先生が言う。
「まじかよー」と言う生徒もいれば、隠れながら喜ぶ生徒もいる。
(喜んでるってことは、自分の実力がまだ正当に評価されてないって勘違いしてる奴らか)
「では、このシャツに着替えてね」と生徒全員とはいかないものの200人ぐらいに配る。
(これから何が起きるんだ)と考えつつも、シャツに着替える為、更衣室へ行く。
当然のように200人が一斉に行動するので、廊下が混む。
そのことを考えて、我らが主人公...日暮夕は、一塊が、過ぎ去ってから廊下を進むのであった。
「あれ、まだ行ってなかったんだ。なら、一緒にいきましょ」とカフェラテさんに声をかけられる。
(待っている!これは、完全に脈ありじゃないか)
普通なら、たまたまだと思うだろうが、我らが日暮夕。
恋愛経験...元いい女子と話したことは、限りなくゼロである。
こんなIQ70ぐらいの思考になるのは、至極当然の結果である。
「ここよね。更衣室は」ドアを開け、中に入っていくので、俺も中に入る。
次の瞬間
「う〜んしょ、と」カフェラテさんが脱ぎ始める。
(!!!!!!!どう言うことだってばよ。)思考を巡らせる。
辿り着いた結果が、......そういえば、俺よく女と見間違えられるわ。
くっそ、いつも通りの、ハーフアップできたのに!
...ってかハーフアップって男がやらん髪型じゃね。
「僕男です。」と何を血迷ったか、この状況で一番最悪なことを言ってしまう。
「へ、変態〜〜」と、ビンタを喰らう。
吹き飛ばされながら、俺は思った。
(身体強化と、風魔法で、最速のビンタだ。)...と。
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着替えて、再び教室に戻る頃には、将棋盤が置いてあった。
「ってな感じで、将棋で実力測定!」と星月先生が言う。
(ここで一句。 将棋なら 理不尽ビンタ なかったよ)
「ってか全員が将棋知ってるわけないだろ!僕は知ってるけど。」
と、抗議と、着替える必要のなかった実力測定により、生まれたビンタの怒りを乗せながら叫ぶ。
すると、199名分の将棋知ってますが返ってきたのは予想外だった。
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将棋盤を挟んで向かい合う。
「「よろしくお願いします」」と互いに挨拶をしたのち、振り駒をする。
歩2と金3で、相手が先手でスタートする。
パチッと乾いた木の音が響く。
次回「将棋」




