第61話:【朗報】新宿のドリル魔女、ガチで化け物だった件
1:名無しの探索者
【速報】新宿のドリル魔女さん、またしても物理法則を無視。
十六層の白銀トカゲを乱獲し、無傷のままギルドに帰還。
2:名無しの探索者
は? 十六層って白銀鱗の反射で物理アタッカーが絶望する階層だろ?
あそこのトカゲ、普通のCランクパーティーなら数時間かけて一匹倒すレベルなのに。
3:名無しの探索者
現場近くのセーフティエリアにいた奴の話だと、戦闘時間は数分だったらしいぞ。
銀色の髪をバチバチいわせながら奥へ消えていったと思ったら、すぐに戻ってきた。
しかも、担いでる「暴君の杖」の先には、砕けた白銀鱗の山が入った特大の素材袋。
4:名無しの探索者
バケモンかよ。
普通、あのトカゲ相手に近接魔法で挑んだら、反射ダメージでボロボロになるはずだろ。
あの子、ローブの裾すら汚れてなかったぞ。
5:名無しの探索者
換金所にいたけど、北川(銭ゲバ)が素材の山を見て、あまりの金額に計算機叩く手が震えてた。
エイミー様はといえば、髪を耳が隠れるように整えながら、
「……この程度の雑魚、私のドリルを研ぐ砥石にもならないわ」
って冷たく言い放ってた。カッコよすぎて周囲の冒険者が石化してたわ。
6:名無しの探索者
「砥石にもならない」とか、どんだけ硬いんだよあのドリル。
というか、杖の先端から凄まじい風切り音が聞こえてたけど、あれ、制御してる魔力量が異常すぎるだろ。
あんなの至近距離で食らったら、防御もクソもなく原子レベルで粉砕されるぞ。
7:名無しの探索者
ドリル魔法(笑)とか言ってた奴、もう絶滅したな。
あの子が通った後の通路、トカゲの死体どころか、壁まで円形に削れてたらしいぞ。
もはや「魔導師」っていうより「人間重機」。
8:名無しの探索者
でも、時々自分の杖を睨みつけながら「……次はもっと滑らかに回してやるわ」ってボソボソ呟いてたのは何なんだ?
あんなに完璧に圧勝しておいて、まだ満足してないのか?
9:名無しの探索者
それが「天才」の領域なんだろ。
俺たちには完璧に見えても、彼女の中では「コンマ数秒の演算ミス」とかが許せないのかもしれない。
ストイックすぎて怖いわ。
10:名無しの探索者
【急募】エイミー様に「この下等生物、私のドリルで磨いてあげましょうか?」と蔑まれつつ、実際に高速回転するスプーンでパフェをあーんとされる方法。
11:名無しの探索者
お前の頭が「白銀トカゲ」以上の硬度を持ってるならワンチャンあるかもな。
12:名無しの探索者
無傷で十六層を蹂躙、そして大量の報酬。
「リディアトレード」の株価、あったら今すぐ全力で買いたいわ。
これ、近いうちにBランク飛び越えてAランク昇格試験の話が出るんじゃないか?こんなヤバい冒険者抱えてる企業って何者だよ。
掲示板だと、真相を知らない者たちからしたら『無傷の怪物』でも、大介は壁にぶつかったことで深く悩んでいた。




