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クリステル☆ショート&ショートショート  作者: クリステル


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4/4

「SUPER SOUL」

近未来SF?


2029年。国立フェルミ加速器研究所は新しい素粒子、「up soul」「down soul」を発見。ヒッグス量子を応用した重力波レーザーの照射と時空の歪みを検知するレーザー干渉計の小型化と精度の向上が発見の鍵となった。

「up soul」「down soul」は初めて発見された生物由来の素粒子でヒッグス量子とのみ相互作用する事から、ダークマターの最有力候補となる一方、化学が今まで踏み込めなかったアリストテレス以来の難問である〝魂〟の存在や〝死後の世界〟へのアプローチにも期待が高まる。


2029年ノーベル賞受賞者。アーロン・ベイカー博士。

「2001年のアメリカ同時多発テロの際の不可思議な現象が発端でした。あの瞬間、乱数発生機に明らかな偏りがあったんです。人の意識に質量があると直感しました。

全ての生物が〝 soul 粒子〟を持っています。アメーバからヒマラヤ杉、コオロギから霊長類まで全てです。

今時点でわかっている事は、高等な生物ほど soul 粒子 を多く持っていて、up soul と down soul の両方を持っているのは霊長類だけです。そしてその生物の命が尽きると soul 粒子は文字通り〝昇天〟するのです。

この〝 soul 粒子〟の働きを知る事がこの宇宙に生命が存在する意味を知る鍵になると私は確信してます。」



2030年。昇天する soul 粒子 の行方を追うために地上からの重力波を使った天体観測が行われたが地球の発する磁気の影響から大気圏を超えた soul 粒子 を追跡観測する試みは不調に終わり、その後、宇宙空間に重力波望遠鏡を打ち上げる〝super soul〟計画が立ち上げられ多くの期待を集める。



2032年、NASA国立航空宇宙局発表。

「先月打ち上げられた重力波宇宙望遠鏡〝super soul〟が昨夜から稼働を始めました。まず最初に、懸念されていた重力波による地球への時間軸、地磁気、人類をはじめとする生態系への影響ですが、super soulの重力波のエネルギーはブラックホール同士の合体等から太陽系に届く重力波の1/1000ということもあり、一切確認されておりません。

これは稼働試験用に地球にフォーカスして撮られた最初の画像ですが、ご覧のように無数のsoul粒子が大気圏から宇宙へと放射されているのが確認できます。その質量は只今精査中ではありますが、人類のみならず地球上の全ての生命が命の終わりに放出したsoul粒子であろうと我々NASAでは考えいます。

尚、〝up soul〟と〝down soul〟は青と赤で色分けされていますが、比率としては凡そ 9 : 1 程と思われます。〝down soul〟に関しては霊長類以外からの放射が確認されていないという事実以外は未だにその振る舞いも含めて謎な部分が多く、今後の研究が期待されます。」


一週間後。

NASA国立航空宇宙局発表。

「〝super soul〟稼働開始からのこの一週間、人類の科学史を大きく塗り替える発見が多数ありとても興奮しています。

まず初めに我ら太陽系の惑星の観測ですが、up soulの一番多く観測された木星の衛星イオでも地球とくらべると1/1000以下であり、なんらかの生物はいるであろうという推測に止まります。さらにガニメデ、1/5000。土星の衛星タイタン、1/8000。金星1/15000となっており、霊長類特有のdown soul は地球以外の太陽系惑星からは観測されていない事から、我ら人類が仲間を探すには、やはり系外惑星を当たるのが近道かと思われます。

次に銀河の観測ですが、我ら太陽系の属する天の川銀河をはじめ、殆どの銀河で、銀河の周辺部、辺境部でより多くの〝up soul〟が銀河を取り巻くように存在している事が確認されました。これは銀河を形成維持する為に〝up soul〟の関与が大きいという以前から指摘のあったダークマター説と合致するものです。また、天の河銀河周辺部の〝up soul〟の総質量は地球由来の数億倍に及ぶ事から、系外惑星での生物の存在を大きく支持する結果とも受け取れるかと思います。今後の系外惑星個別の観測に期待したいと思います。

続いてdown soul の観測ですが、総量としては地球由来の質量の18〜20倍のdown soul が観測されている事からも我らの仲間の霊長類が宇宙の何処かに存在している確率は極めて高いと言えると思います。

また状態としては銀河の周辺部にまばらに観測されましたが、より多く銀河の中心部に密に観測されております。今後の解析待ちではありますが推測としてはdown soulはブラックホールに引き寄せられる性質があるという風にNASAでは考えています。この説の裏付けとして、地球から放射されたdown soul は太陽系内に留まらず近隣のブラックホール、若しくは銀河の中心の射手座a*を目指して直線的に移動するという事実が挙げられます。

今回の報告は以上です。」


ニューヨーク、48歳、男性。

「死ぬ事が怖くなくなりました。癌とか深刻な病気もです。死んだ後宇宙への旅が始まるのなら今から楽しみです。」


パリ、22歳、女性。

「なるべくこっちでは楽しんでからいきたいわ。そうね、死ぬのも悪くないわね。」


日本、85歳、女性。

「先に行った主人と逢えるのかしら? あら、待ち合わせ場所も決めてないわ!」


NASA super soul 観測チーム データ解析室、down soul 特別班。


「室長、ちょっといいっすか?」

「どうした? アランデータ解析官。」

「この真っ赤なプロキシマケンタウリbなんすけど…、」

「うむ、down soul まみれのクソ惑星だな。」

「ケンタウリbから放射されたdown soul がケンタウリc を飲み込んじゃってるんすよね…。」

「クソが伝搬してるな。」

「コレってヤバくないっすか? 地球から一番近い星っすよね?」

「そーとーヤバイがアラン、この事はトップシークレットだぞ!」



2033年。生体への重力波照射によるsoul 粒子測定を研究目的でのみWHOは承認したが、soul 差別を引き起こしかねないとしてデータの公表はされながった。



ルイジアナ州立刑務所。

被験者、ドナルド・ゴードン41歳。罪状、強盗殺人3件。終身刑。収監18年3ヶ月。

「ここに入るきっかけは覚えてますか?」

「ああ、覚えてるとも。俺が欲しいものはまともに働いてちゃ手に入らないものばかりだったんだ。今では何でそんなに強欲だったのかわからないけどね。」

「後悔してますか?」

「ああ、後悔しているとも。」

up soul 74 down soul 26


被験者、ジュード・コーナー67歳。罪状、殺人4件。終身刑。収監39年5ヶ月。

「殺人の事を覚えてる?」

「私は無実です。誰かにハメられたんだ。真犯人は今も野放しです。今なら科学捜査で無実は証明できるはずです。その soul 粒子でわかるんですよね? 善人か悪人かが?」

「今はそのデータを集めてるんです。あなたは善人ですか?」

「私は無実で善人です。犯罪とは無縁な人間だ。」

up soul 21 down soul :79


被験者、リンダ・コールマン27歳。

犯罪歴無し。不動産会社勤務。

「実験の趣旨は理解していますか?」

「soul 比率と犯罪との因果関係ね。一般人の標準のサンプルデータが欲しいんでしょ? とても興味深いわ。継続してデータをとるべきよ。機嫌のイイ日と悪い日もあるでしょ? 朝と夜でも違うかもしれないわ。」

「あなたの今日の機嫌はどうですか?」

「今日は…、イイわ。今抱えてる案件も決まりそうだし、5才の息子が絵を描いてくれたし。」

「そうですか。では良い1日を。ご協力感謝します。」

up soul 14 down soul 86



被験者、リチャード・コールマン5歳。


「お絵かきが好きなのね?」

「うん、昨日はママを描いたよ!」

「ママが大好きなのね?」

「うん!」

「幼稚園は楽しい?」

「うん! 楽しい!」

「ハイ、おしまい。またきてね。」

up soul 68 down soul 32



2034年。soul粒子の発見から〝死〟への抵抗感、恐怖心が薄れ自殺者が急増し死因のトップとなり、人類の平均寿命は大きく後退し50.4歳、世界人口は51億人となり深刻な社会現象となる。社会インフラの生産性が著しく減少して、各国政府は自殺防止の倫理構築に苦慮する。また自殺人口の急増と比例して地球から放射されるdown soul も急増しているが、down soul の因子解明は進んでおらず専門家のあいだに不安が広がっている。



NASA super soul 観測チーム データ解析室、down soul 特別班。


「室長、ちょっといいっすか?」

「どうした? アランデータ解析官。」

「例のプロキシマcから地球へ向ってるdown soul なんすけど…、」

「うむ、あのクソの塊か…、」

「どうも微弱な重力波を発してるみたいなんすよ。」

「ほう、クソが重力波を…!」

「で…、なんかパターンがあるみたいなんすよね…。」

「なんと、クソがパターンを! よし、早速データ解析だ!」



2035年、ノーベル物理学賞受賞、フランク・ウィッシュNASA super soul 観測チーム データ解析室室長。

「クソ…、失礼。down soul がパターンのある重力波を発してる事を発見しました。それからCIA と共同でデータ解析を進めていくうちに、パターンは高度に暗号解析されたメッセージだという事がわかったんです。その後クソ…、失礼。down soul に限らずup soul もメッセージを発している事がわかりました。我々は今、暗号化されたメッセージを言語に訳す取り組みをしています。」



被験者、リンダ・コールマン27歳。

犯罪歴無し。不動産会社勤務。2回目セッション、前回から2ヶ月後。


「結果を被験者に教えないなんてどうかしてるわ。健康診断の目的は結果を知って健康増進に役立てるためじゃないの。前回の結果をおしえなさいよ!」

「ルールですから。ところで今日はご機嫌悪そうですね?」

「離婚して子供の親権で係争中でご機嫌なわけないでしょ、クソッ!」

「そうですか。はい、計測は完了です。有難う御座いました。」

up soul 6 down soul 94


被験者、リチャード・コールマン5歳。

「あら、元気ないわね、どうしたの?」

「…。」

「お絵かきする? ママの絵を描いてくれない?」

「ママなんて描かない…。」

「あら、ご機嫌斜めですねぇ。どうしたのかしら?」

「…。」

up soul 6 down soul 94


NASA super soul 観測チーム データ解析室、暗号解析特別班。


「室長、ちょっといいっすか?」

「どうした? アランデータ解析官。」

「例のdown soul からのメッセージなんすけど…、」

「うむ、あのクソの塊か…、」

「暗号コードを言語にしてみたんすけど…、」

「うむうむ、クソは何と言ってきた?」

「これなんすけど…、」

メモを室長に渡すアランデータ解析官。

「どれどれ…、〝クソ〟ってなんだ?」

「世界のどの言語に置き換えても答えは〝クソ〟なんすよ。要するにネガティブな感情の象徴だとおもうんすよ。」

「マジか⁉︎ で、up soul の方は?」

「それが…、ちょっと小っ恥ずかしいんすけど…、〝LOVE〟っすね。」

「うーん…、なんと…!」

「うーん、ですよね。で…、もう少しマトを絞ったらどうっすかね?」

「どういう事だ?」

「今はボンヤリとフォーカスしてるだけじゃないっすか。soul粒子単体にマトを絞ってみたいんすよ。」

「そうだな…、よし、やってみよう!」



被験者、アマミヤ ゲン39歳。東京都多摩市ホームレス。


「お腹空いてませんか?」

「姉さんは? 柿ピーあるよ。」

「あ、大丈夫です。ホームレスになってどれくらいですか?」

「もう8年かな。8年って長いようなあっという間なような不思議なかんじたね。お姉さんは今の仕事は長いの?」

「私も8年ですね。そういえば長いようなあっという間なような…、不思議な感じですね。あっ、そんな事より、ホームレスになったキッカケはなんでしょう?」

「そうだなぁ…、他人に嘘ついたり自分に嘘ついたり…、そんな毎日が嫌になっちゃったんだね。姉さんもそんな毎日嫌だろ?」

「私は…、ウソなんてつきませんよ。」

「だったらよかった。嘘は人を蝕むからね。」

「あ、ご協力ありがとうございました。」

up soul 100 down soul 0



soul 粒子比率調査報告書。

被験者は年齢、性別、地域、人種共に無作為の犯罪者3000名と一般人12000名。

この調査の当初の趣旨であった犯罪とsoul 比率の因果関係においては顕著な偏りは見られなかった。性別と貧富においても特に偏りはないが、地域と人種によって顕著な偏りが認められた。これは政治的な抑圧の結果と見て取れる。被験者の平均比率はup soul 36 down soul 64 であるが、年齢別に見れば10歳以下の児童の平均が 69 : 31 である事から、加齢とともにdown soul が増加する傾向が見て取れる。最後に調査官の主観ではあるが、概ね当初からのイメージ通りdown soul は〝不幸〟の因子であるというのが我々の一致した見解である。down soul 80以上の被験者の多くが何らかのトラブルを抱えているからだ。


追記…。東京の被験者アマミヤ ゲンはup soul 100を叩き出した稀有な存在であり追跡調査が必要。彼以外の被験者1499名のup soul 最高値が75である事を思えば、彼の特性は傑出していると言えるだろう。



2036年。 soul 粒子の発する暗号コードをプログラミングした相互翻訳システムをNASAは開発。

これはデータ解析室室長と地球近傍の soul 粒子との非公開のファーストセッションである。


「ハロー、ハロー! 聞こえますか? 聞こえたら返事して下さい。フランク・ウィッシュが地球から発信しています。」

「フランク? フランクなのね! 母さんよ! 母さんのジェニファー・ウィッシュよ!」

「母さん? いや、ちょっと待って下さい。あなたが私の母親、ジェニファー・ウィッシュである証明が出来ますか?」

「まあ、フランクったら! 母さんを疑うなんてどうゆう息子なんでしょう! いいわ、あなたが5歳の夏に家族で市営プールに行った時にプールの中であなたがウンチを漏らして大騒ぎだったわ。プカプカプールに浮かんだあなたのウンチを私は手ですくってトイレまでダッシュしたのよ。それから8歳の時には…、」

「母さん! ストップちょっと待って! クソッ! もうクソの話しはやめて!」

「母さんもあなたに散々言ったのに、クソクソ言うのはやめなさいって。あなたちっとも直ってないのね。」

「悪かったよ、母さん。もういい、アナタは俺の母さんジェニファーです。」

「あなたが活躍してるのをずっと見てたわ。ところで、どうして私が出てきたからわかるかしら?」

「わからないよ母さん、どうしてなの?」室長、ウンコ事件暴露のダメージから半ば投げやり。

「あなたが呼んだからよ!」

「そうなんだ…。」

「フランク!」母さん子供を叱る口調で。

「なんだい、母さん?」フランク、イラついた反抗期な感じで。

「母さん、こっちでとても偉い人と知り合ったの。あなたにも紹介したいんだけど、とても偉い方だから人類代表と変わって欲しいのよ。あなたは賞も貰って偉くなったけど、人類代表じゃないわ。」

「母さん、確かに俺は人類代表じゃないけど、一体偉い人って誰なんだい?」

「ハーイ、フランク! 仏陀だよ! 西洋人にはイエスの方がよかったんだろうけど、彼今他の星に降りちゃってるんだよ。僕の事知ってる? わかるかな?」

「……………! アラーン! 今すぐ大統領につなげ! いますぐだ!」

「ありがとうフランク。君は良い人だけど出世や名声よりもう少し多くの人々の事をかんがえようね。だって君には救える人達がたくさんいるんだから!」

「はっ…、有り難きお言葉! 出世なんてクソであります! あっ、失礼しました! はっ、ただ今大統領と替わらせて頂きます。」


「ハロー! こちら第50代アメリカ大統領、アリー・ハッサンです。」

「ハーイ、アリー! インド系アメリカ人初の大統領だろ? 僕も嬉しくてずっと見てたよ! まさかヒンドゥーじゃないだろ?」

「いゃっ、実は…、ヒンドゥーなんです。すいません…。」

「いいよいいよ、知っててからかっただけだからさ! で、僕に聞きたい事あるんだろ?」

「はい。ではお聞きします。今地球では自殺者が増えてdown soul が急増しています。そもそも、down soul とは何なのですか?」

「それは〝煩悩〟そのものだよ。西洋風に言えば〝迷える仔羊〟ってとこかな。それは心を蝕んで食い尽くす悪魔でもある。文明が進めば進むほどこれが増えていくんだ。君達はちょうど岐路にある。気をつけるんだ。」

「このままdown soul が増えたらどうなりますか?」

「君達の一番近くの系外惑星、プロキシマbにはとても進んだ霊長類が住んでいるけど、down soul に心が飲み込まれて彼等は絶滅してしまったよ。そして宇宙への飛び出したdown soul は色々と悪さをするんだ。」

「今そのプロキシマからdown soul が地球に向かって来てますが、これは我らにとって危機となりえますか?」

「ああ、これは地球人にとって大きな試練だね。down soul に飲み込まれた星はもう地獄だよ。でも今の君達なら乗り越えられるはずさ。」

「我々には他に仲間はいますか?」

「この天の川銀河だけで霊長類が住む星が38個、宇宙全体で3426個ある。殆どの霊長類は文明が進めばプロキシマと同じ道をたどるんだ。そしてプロキシマが滅びた今現在、銀河系で先頭を走っているのは君達地球人だよ。」

「我々がプロキシマの道を辿らないためにはどうするべきかご教示いただけますか?」

「とりあえずAIはもう卒業した方がいい。あれは民主主義と同様に物事を単純化して腐らせてしまうからね。さっきも言ったけど君達は今岐路に立っているんだ。そしてこのタイミングで僕らにコンタクトできるようになったのは重要な事だよ。僕らはその時が来るのをずっと待っていたんだからね。」

「以前のように救世主として我らの世界に降りてきて導いてくれる計画はありますか?」

「さっきフランクにも言ったんだけどイエスは今2番手の星に行っていてね。僕も来週から他の銀河の星に行かなきゃならないんだけど…、実はもう降りてるよ!」

「えっ?」

「東京を探してごらん。up soul 100 の男だ。」



東京都多摩市、多摩川河川敷。


「源さん、おはようございます。」

「おぅ、シゲ! ほら柿ピー食え!」

「いつもありがとうございます。ところでなんか仕事ないっすかね?」

「おぅ、ひまか? じゃあみんなに柿ピー配ってやれ!」

「あ、はい。…でも源さんみんなって言っても柿ピー5個しかないんすけど。」

「大丈夫、大丈夫!なくなったらほら、ポケット叩け! ほら、行ってこい! あっ、それからな、みんなに話したい事があるから集まるようにいってくれ! みんなでアメリカいくかもしれんからか!」

「アメリカってなんすか?」

「今日は東方の博士が3人訪ねてくるよ。そんで飛行機乗って王様に会いに行くんだよ!」

「ヒェー! 朝から源さんぶっ飛んでますね! オレにもハッパくださいよ!」

「シゲよ、あそこにリムジンが3台止まっただろ? 俺の話しを信じろ! そうすりゃ救われんだから!」

「ワーオ! 源さん、どうなってるんすか?」

「いいからお前は早くみんなの所を回ってこい。」


リムジンから降りた男達がアマミヤゲンを見ると背後から後光が差してその眩しさに目が眩む程であった。



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