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(40)数学なんて余裕っす

レイセン魔法魔術学校の授業は午前2時限と午後3時限の5時限で組まれている。


午前中は座学の授業で、 魔法の基礎知識などを教わる。


てっきり俺は授業は魔法に関する事だけだと思っていたのだが…。


「なんで魔法学校で数学なんか教えるんだよ…」


予想外の科目に俺は頬杖をついて悪態を晒していた。


「文句言わずさっさと解きな」


ヴォイテクが机の上に乗って口を出す。


「まぁ授業の内容がただの1次方程式でよかったわ」


「ほぉ、お前さんに方程式ができるのか」


「冷やかすなよ…いくらド底辺とはいえ理系高校生だぞ?」




レイセンの数字や数学記号では計算がやりにくかったので、俺は日本の数字記号に置き換えて問題を解いていた。


「では次、4番の問題。これはかなり難問であるが、解いてみなさい」


ほーう難問ですか。


見れば単純な2次方程式だ。


「おいおい…これが難問なのか?因数分解して終わりじゃないか…」


問題を日本式に書き直して俺はささっとxの値を求めた。


「この国の数学はそんなに発展していないのかもね」


「微積の問題ばっかりやらされてたから調子狂うなぁ」


「数学ド底辺が何言ってんだかな。でも、ここならそこそこ出来るかもね」




暇になった俺はヴォイテクに日本の数学の問題を出してもらったりしていたが、なかなか次の問題に進まないので一度ペンを置いた。


「あれ…授業終わって自習時間なのかな?」


「まだ終わりの時間にはなってないと思うけど?」


「1時限が120分は長いよなぁ」


今は2時限目だ。


お昼の後の次の時間は実技の授業になる。


「どんなことやるのかなぁ…」


もう数学そっちのけで次の時間の事を考えていると先生から叱責が飛んだ。


「そこの君!手が止まっておるぞ。早く4番を解きなさい」


「え?」


俺は一瞬耳を疑った。


ふと周りを見てみると彼らは自習しているのではなく、未だに4番を解いているのだ。


「おいモンド、お前これもう終わってるよな?」


「何言ってんだ終わるわけねえだろ」


マジで言ってんのかよ。


「じゃあ、ランスは…」


「ランスはもう分かんなくて寝てるな」


ええ…(困惑)。




「あー先生、解き終わったら何すればいいですかね…?」


「何を言っておる、この問題がそんなすぐ解けるわけないだろう」


「いやとっくに終わってますって」


「なにぃ?」


俺はノートを先生に見せる。


「な…せ、正解だ…一体どうしてこんなに早くできるんだ?」


「いやいや、これ出来ないとテスト0点なっちゃうでしょ」


先生は問題の数字を変えて俺に見せた。


「ならこれならどうだ?」


「できました」


その後も先生はいろんな問題を出してきたが、どれも簡単なものばかりだった。


ここは本当に6年生の授業なのか怪しくなるほどである。


そうこうしているうちに授業の終わりのベルが鳴った。


先生が出した30問全て俺は速攻で正解し、周囲の注目を浴びたのはちょっとしくじってしまったかもしれない。

こんばんは

ひぐまです

次回は1月9日(日)の23時に投稿予定です

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