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ブラッディソード・エクレア  作者: 渋谷かな
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「血が吸えないガイコツやゴーストなどのアンデットだけ残ったか。」

シューの持つ食いしん坊な吸血剣、ブラッディソード・エクレアが生きている魔物滅するように血を吸い、魔物に殺された人々の魂を天国に運ぶべく血を吸って天国に送るように祝福する。

「まったくエクレアさんは何でも欲しがるんだから。」

シューが呆れながら剣に語り掛けている。

「どう? 美味しかった? そう。満足してもらえて嬉しいよ。何て言ったって、これだけの大量の血は一度に味わえないからね。」

「ゲプッ。」

深紅の剣が大量の血を飲み込み、ゲップしたように見えた。

「うわあ!? 汚いな。エクレアさんは。」

シューがふざけていたが、表情が真剣な顔つきに変わる。

「・・・よ、よくもやってくれたな!!! 許さんぞ!!!」

「アダイブ・シエル!?」

空に激怒したアダイブ・シエルが浮いている。シューの放ったブラッディソード・エクレアによって、アダイブ・シエルの魔物の大軍団は、ほぼ壊滅した。まさか血を抜かれて魔物の群れが崩壊するとは、誰にも予想だにできなかった。

「なんの罪もない人々を! きれいな街をこんなに滅茶苦茶にするなんて! おまえなんか、僕が倒してやる!」

シューはアダイブ・シエルに宣戦布告する。

「おまえなんか人間ごときに神が作りし創造物に勝てると思うなよ! 片腹痛いわ!」

アダイブ・シエルもシューに対抗して大口を叩く。

「なにを!? おまえみたいな天使の出来損ないを神が作ったというなら、僕は神さえも倒してみせる!」

遂にシューは神とも戦う意思を持つ。そうさせたのはスイーツ街の人々が殺され、街が破壊された悲惨な光景を見て、感情が高ぶったからかもしれない。血の匂いがする街中で。

「おもしろい。神にも歯向かうというのか。そう言って神に反抗した天使たちは堕天使にされたのだ。いいだろう。どこまでおまえが本気なのか試してやろう。」

アダイブ・シエルはシューの神とも戦うという覚悟に、シューと戦うつもりになった。

「だが、その前に一つ質問がある。」

「なんだ?」

「私はおまえを確実に奈落に落としたはずだ。奈落は絶対に脱出不可能なはず。どうやって、奈落から出てきたと言うのだ? 教えてもらおうか?」

アダイブ・シエルはシューを奈落の底に叩き落したはずだった。今目の前にシューがいるのが不思議で仕方がなかった。

「そんなことか? 教えてやろう。」

シューは剣を天にかざし叫ぶ。

「ブラッディ・タルタロス!」

シューは奈落の神タルタロスの血をブラッディソードに吸わし、奈落さえも自由に使えるようになったのだ。

「奈落に落ちろ!!! アダイブ!!!」

シューの必殺技がアダイブ・シエルを奈落に呑み込みにかかる。


つづく。

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