第31話:俺、問い質します
あらすじ:真犯人に問い質す!
今回はシリアス風味です。
杖をくるくると、まるで音楽隊のバトンのように、明るくひょうきんなイメージで回す。とどのつまり、何となくペン回しを始めるような、そんな暇な時間を費やす為のただの遊びにしか過ぎない。
先程、爆弾を投下した後、辺りは騒然というより、呆然と言われる様子だった。沈黙が続き、酷く凍てついた空気が流れる。
別にギャグ言って滑ったわけでもないのに、何でこんな気まずい雰囲気に、俺は心が痛むのを感じる。正しく凍傷。
「……何を根拠に仰ってるんです?そちらの御仁は」
そんな空気に圧倒されつつある中、俺に対して、底冷えした声で妙齢の魔導師は尋ねた。冷たいアルトボイスは、この冷たい空気によく馴染む声で、何処か冷静さを感じさせる。
逆にそれが怪しい。まるで、“足が付くような真似はしていない”と言いたげな様子であり、身に覚えがあると思わしき冷静さだった。
俺はそんな魔導師に一笑し、サラとミラの母――リラに顔を向ける。
あんな態度を取る様な魔導師と話していたら、途中で揚げ足取られそうである。少し保身に走った。
「貴女は、昔、確かに魔力などの研究をなされていたとか」
「……」
「しかし、研究者と魔導師をイコールで結びつけるのには些か早計です。其処で考えました。貴女の考えを実現してくれる人が現れたのではないかと」
サスペンスドラマの刑事のような物言いで告げ、チラリとリラの様子を見たら、先程のヒステリックな様子は一切なく、純粋に戸惑っているようにしか見えない。
……図星か?
もう一押しのつもりで、俺は更に話を重ねる。
「恐らく、かつて研究した内容であったのではないでしょうか。≪魔力転送方式魔陣形≫という≪古来魔術≫を……しかし、これを行うには古の技術と知識を持ち合わさねば出来ません。貴女は、知識を持っていても、技術は持っていなかったのでは?」
元々貴族が魔術を極めるというのも稀な例だ。もっと言うなら、貴族の女性が魔術を極めるなんて事、ほとんどないと断言出来る。
例え研究をしていても、技術は持っていないなんてよくある話。研究者と技術者をイコールで結んではいけないというわけだ。
俺の話に、YesともNoとも答える様子はなく、ただ唖然とした表情で俺を見続けるリラに、何処か俺は溜息を吐いた。
一応魔導師の方を見ると、きっと話に入りたいのだろうが、入るタイミングが掴めず悶々としているのだろう、落ち着きがなくなってきている。今のリラの精神状態じゃ、いつ自分の事を話すか分からない――そう心配しているのだろう。
「どうやってあの魔導師の方と繋がったか分かりませんが、それしか考えられませんよ。ボルボレッタ家の当主殿は、魔力に関して研究したなどといった経歴はありませんから。更に言うなれば、リラさんは後継者のミラさんに執着なさっていたとか……」
「出鱈目よ!!いい加減にして!!ミラが元々優れてるのよ!!サラが生まれつき凡愚だっただけ!!私は、私、私は……!」
「落ち着いて下さい。そんな叫ばなくても聞こえてますって。それに、サラさんには既に魔力がありますよ」
「「……は?」」
金きり声が響く王宮内、いきなり皆の声がぴったり重なる。
そりゃそうだろう。魔力が無いだの何だのと言われていたサラの魔力が戻ったというのだから。そんな事例、何処を探してもないと言えるだろう。それこそ、夏場に雪が降る、ってほど奇異なものだ。
「優れているであろう騎士団の団長さんなら、すぐ気づいたでしょう?」
「……!」
俺はにや~っと不快感を醸し出す笑みを浮かべる。残念ながら仮面で全く見えないのだが、声色で感じ取ったのだろう。団長さんが、ぐっ、と声を漏らしたのが聞こえた。少し狼狽えたようだ。
エクスよ、そう睨むなよ。出会い頭に、あんな怒鳴るもんだから、俺だって少しは狼狽えてしまったんだ。これは仕返し。ジャパニーズおもてなし。
「……チッ…………!?」
憎々しげに舌打ちした後、結構律儀なのか、≪魔力感知≫を行ったようだ。出来たんだ、という場違いな感心をしつつも、あの驚いた様子から見て理解したのだろう。
「……中心部から、徐々に、魔力が、渦巻いてる」
エクスのポツリと放った言葉に、今度はサラが目を見開いて驚く。口を開けて唖然とした様子は、新鮮で可愛らしいのだが、本人にとっちゃある意味死活問題でもある。そういった表情になるのも不思議じゃない。
「な、んで、サラ、が」
「だって、魔法陣壊しましたし……それにしても、乱雑な作りでしたね。基本、魔法陣は最大二人の魔力で均衡を整えるというのに、其処に無理矢理第三者が入り込んだせいで、酷く歪んだ魔力の流れで形成されていた、所謂“不完全”な作りでした。ちゃんと計算しなかったんですかね?作った人は。幼稚で適当で危なっかしいもんですよ。あれじゃ、魔力の流れに耐え切れなくなって、後少しで魔法陣が暴発しちゃうところでした。早期発見出来て良かったですよ……あ、そうでもありませんでしたね、結構長年続けられていたんでしたっけ。じゃあ、ボルボレッタ家は、“いつ爆発するか分からない爆弾”を地下に隠していたようなもんでしたか。いやぁ、最悪な状況を生み出さずに済んで助かりましたよ」
呆然として、青から最早白へと顔色を変えるリラを他所に、俺は一気に捲し立てた。半分以上が皮肉というより、挑発でしかないが、それくらい危険だったのだ。
そして、俺は最後に一言言い放った。
「きっと、随分と自分の腕に自信があった、自惚れが作り出したんでしょうね、迷惑極まりない危険な物を」
その言葉を放った瞬間、カツン、と高い金属音が響く。その音を境に、俺は声を発するのを止め、音の鳴る方向へと顔を向けた。
高いヒールを履いた、妙齢の魔導師――俺が犯人だと指差した女性が鳴らしたようだった。
沈黙が続く中、女性は重々しい口を開く。
「……挑発の、つもりかしら?」
「別に?覚えがないなら、貴女の事ではないと思いますよ?」
「そう……。なら、私じゃない、誰かの話を、聞いて下さる?」
その声には、怒りが含まれているようには感じなかった。何処か悲しみのような、苦しみのような、そんな感情の籠った声。
ぶっちゃけ、挑発したつもりで、それに激昂し、流れで罪を認めるざる得ない――そんな状況を生み出すつもりだったのだが。
予想外だ。まさか、本当に犯人じゃない?いや、ちゃんと証拠もあるのに……。
「後継ぎ問題よ」
「……後継ぎ問題?」
「えぇそうよ、後継ぎ問題。貴族間では、『よくある』と囁かれる後継者を決める問題……ねぇ、もしも、そんな女性が身近で苦しんでいたら、どうする?」
「……は……」
「その女性が、かつての学友であり、研究者と魔導師としても交流が深かったら……」
妙齢の女性は、藍色の長い髪を指先で弄びながら、俺を真っ直ぐ見つめて話す。
「私は今や未亡人だけど、当時は苦労したわ。何せ、男児どころか、子供すら生めなかったんですもの。貴族と結婚したせいで、特に姑にはずっと苦しんで来たわ。でもね、亡くなった夫は優しくてね、『いっそ、二人で生きるのも悪くない』なんて言って、私を励ましてくれたのよ。結局、身籠る前に、夫は病気で亡くなったけど……だからこそ、よく分かるのよ。健康的で、優れた後継者を生むのが、どんなに大切で、どんなに圧力だったか……」
何処か潤んだ瞳で、ぐっと涙を堪えるように眉間に皺をよせ、それでも俺に語るように――いや、俺だけではない、周囲に、騎士に、国王に、皆に語りかけるようにして、必死に口を動かした。
途中で止めたと思うと、深呼吸して呼吸を整え、また口を開く。
「……その友人はね、後継ぎ問題に悩んでただけじゃない、中々身籠らなくて辛い時期に、姑からもずっと嫌味を言われ続けたのよ。『お前は、後継ぎも産めない役立たずか』ってね。私と違うのは、夫が庇ってくれなかった事……元々私と違って恋愛結婚ではなく、政略結婚だったけど、酷い話だったわ。まるで、私達は後継ぎを生むだけの機械じゃない。許せない。そんな中、彼女は何とか身籠った。生まれた子は男の子……これで、後継者問題は解決した……だけど、」
そう言い、僅かに唇を震わせ、次の言葉を紡ごうとしても言えなくなっていた。
不安気に俺の方に顔を向けると、泣きそうな顔で、「ごめんなさい」とだけ呟いた。
「数年後、女の子を、出産した」
それが、彼女――サラ、だったのか。
しかし、一体何があったんだ?何があって、サラの魔力を……?
「後継ぎの男の子も喜んだし、後継ぎ問題を解決したのだから、喜ぶべきだったのに……彼女は、何処か可笑しかった、」
「やめて!!」
リラが叫ぶ。甲高い声で、喉が潰れるのではないかと思われる程、必死に叫ぶ。
途中、暴れそうになったところを、遂に騎士が動き出し、その場で取り押さえられた。リラの隣に居る夫――ボルボレッタ家の当主は、それを呆然と眺めている他なかった。
ミラはサラを背後に隠し、サラはミラの服の裾を掴んで隠れる。
そんな光景を目にしても、魔導師は話を止めようとしなかった。……しようとは、思えなかったのだろう。
「彼女は――リラは、もっと優れた後継ぎにしようと考えたのよ!!」
そして、何処か自棄になったのか、魔導師は声を荒げながら、俺らに語った。
曰く、ミラは元々魔力が平均より若干多かった。しかし、サラはそれを上回る魔力の量だった。後継者よりもおまけである妹の方が多いだなんて……――と、考えたリラは、そのサラの魔力をそのままミラに送る事を考えた。
――そうすれば、もっと魔力が増え、もっと優れた後継者になる……――!
その時、既にリラは病んでいたと言っても過言ではないだろう。
ただ夫に、家に、捨てられたくないという一心か、それとも洗脳に近い形なのか、後継者を優秀にさせる為に必死だったようだ。
其処で、リラは研究者時代の知人――魔導師、ベネディクトに助けを求めたのだ。
どうか、この子の魔力を、ミラに移してほしい、と。
かつて、≪古来魔術≫に関して研究した事があった。その際、魔導師であるベネディクトにも協力を仰いだのだ。其処から、親交が始まった。
手紙のやり取りも続いていた、中々濃い友人関係であったが、まさかこんな事を頼まれるとは思いもしなかったようだ。
当然、最初ベネディクトは反対した。
そんな事、公になったら、お互い無傷では済まないと。
しかし、リラは引き下がらなかった。幸い、義務である三歳児に行う魔力測定はまだしていない。つまり、周囲にサラの本来の魔力量はばれていない。
だからこそ、今しかない、と。
~
「其処で、言われたのよ……“貴女には、私の辛さは分かる筈”って……。実際そうだった。姑に嫌味を言われ続け、周囲からの圧力……到底、耐えられるものじゃなかったわ。彼女が、其処まで後継者に思い入れるのもよく分かる。私だって、子供が居たら、後継者が出来ていたら、もしかしたらそう考えてしまうかもしれなかったもの」
沈んだ表情で、彼女は震えながら語る。其処から感じるのは、罪から逃れようとする意識も、俺に対する恐怖も、何ものでもない。
――懺悔。正しく、そう言える。
「あの時の私は、どうかしていたのね。彼女の為とか何とか言って、私は結局……その≪古来魔術≫を試したかっただけなのかもしれない」
「……試す為に、サラさんの人生を狂わせても、ですか」
「そうね、そうなのよね。後継者のことばかりで、サラの存在を無視してた。一度だけ、見た事あるの。まだ十歳なのに……無表情で沈んだ目をしてた。私が、私達が、ああさせたのね。後継者だの騒ぐ世間と、そんな世間を作り上げた大人達……最低よね。結局、私達は、自分の事ばかりだったのね」
やっと顔を上げたと思ったら、その目は潤んでいた。涙を溜めて、だけど決して零さぬように、口元を噛み締めて、俺を真っ直ぐ見ていた。
先程、狂うように暴れていたリラは、いつの間にか放心状態で、呆然としゃがみ込んでいた。
周囲も、思い当たる事があるのか、或いはそんな社会が当たり前だと感じていた自分を恥じているのか見直してるのか……ただ、黙って顔を伏せていた。
真っ直ぐと顔を上げて見ていたのは、魔導師――ベネディクトと、サラ、だけだった。
「……馬鹿だな」
俺は、たったそれだけ呟いた。
「まだ幼い子に、無理矢理魔力を与え、まだ幼い子に、無理矢理魔力を奪い、挙句に奪ったのはそれだけでなく、地位と自由も奪った。貴女達がして来た事は、幼子の未来を潰す行為です。最近では、ミラは魔力量が多いせいで身体へ負担も掛かってる。サラには、“出来損ない”とレッテルを貼って、学ぶ事も遊ぶ事も出来ず、自由を奪い続けた。また、あんな雑な魔法陣は、いつ爆発しても可笑しくはなかった。前者二人には精神面にも肉体面にも負担がかかり、後者は――危険物そのものだ。決して簡単に許される行為じゃねえんだよ……!」
周囲が一気にざわつく。それは、静かになる事はなく、小さく声を上げ、怯え、震え、迷っている。その光景は、混沌へと沈んで行った。
そりゃそうだ。いつも隠し続けていた魔力を一気に放出し、言わば≪威圧≫という魔力操作によって行うものだ。己より多い魔力を浴びると、それによる圧迫感が激しく、皆はたじろぐしかない。
つまり、激流のようなものだ。水の激流を浴びると、皆はその場にじっと立っている事が出来なくなる。その水が大量な程――皆は、立っていられなくなる。
俺がしたのは、そういう事だ。水=魔力として、皆に浴びせ、まともに立たせる事を出来なくさせ、同時に正常な判断を出来なくさせた。
混乱している。当然だ。奇妙な圧迫感と、全身を突き抜ける虚脱感。入れられなくなる力。全ては計算通りで。
「……――なさい」
そんな中、澄んだ声が響く。
「ごめんなさい……兄様、ごめんなさいぃ……!」
ボロボロと泣き始め、サラはミラに抱き着いた。嗚咽混じりに放つ声は、ざわめく王宮内にも響き渡る。
「……何で、謝るんだ……?サラは、悪くないだろう……?」
「わた、わ、私がっ、私の魔力が、多いせいで、か、母様にも、兄様にも、迷惑をっ、かけ、かけて!」
そうやって泣く少女は、何と純粋で健気な事か。
彼女は悪くもなく、罪を抱いているわけでもなく、本当に真っ白で、彼女は何も責められるべき業は背負っていない。
それなのに、泣いて謝り続ける。
それを見ていたら、燃えるような怒りが徐々に鎮まって行き、俺を平静にさせてくれた。
「……未だ、そうやって己を責める少女を、これ以上、苦しめないで下さい」
俺はそれだけ告げて、≪転移≫し、王宮を後にした。
最後に見た周りの大人達は顔を伏せて、その現実から目を背けようとしていたように見えた。
~
逃げたのかと問われれば、俺は情けなくも、それでもはっきりと頷ける。
助けようとして、逃げ出したなんて、酷く無責任だと責められても可笑しくはないが、まぁ裏ボスだし、あまり贔屓しても駄目なのだ。言い訳だと思って貰って構わない。
ただ、あそこまで行けば、恐らくはもう大丈夫だと思う。どうせ、第三者であり、不審者とも言える俺の言い分なんぞ、あまり耳を傾ける者も少ないだろう。
しかし、国王には何とか言質を取った。これ以上、本来なら暴挙には出れないのだ。
あくまで、裏ボス。あくまで、傍観者を決め込む。
何故かと問われれば、一度決めた事だし、何分別に国を敵に回したいわけじゃないのだ。
無論、サラとミラが危機に瀕すれば話は別で、それはまた対策を練り直さなければならないのだが。
ぶっちゃけ、性格が悪いだろうが、サラとミラを助けると同時に、この裏ボスを国に介入させようと考えたのだ。
魔帝国だけでは、あちら側にしか利益が向かない。魔族の味方と思われてしまうと、裏ボスではなくなる。
そろそろ、人族の国とも関わりたいと思っていたし、今回の出来事は中々上手く利用出来るのではと考えたのだ。
サラとミラがピンチに陥ってても、それを利用する。だって、サラとミラを助けても、冷たく言うと、こちらには何のメリットが無いのだ。
確かに大事な友人。しかし、それは“ティルフィーネ”として。割り切らなければならない。これから先は、裏ボスとして、もっと行動しようと思っているわけだし、あまり公私混同するのも個人的に嫌だ。
……まぁ、サラとミラを助けたい!という気持ちの方が先だったわけだけどさ!でもさ!ちゃんと裏ボスとして少しは冷酷にならなきゃじゃん!言い訳じゃないからね!サラとミラの無事の方が上位ってわけじゃないからね!
とりあえず、これでエルロンド国とは関係を持てた。あんな登場だけど。
一石二鳥。だが、失敗する可能性も高い。
二兎追うものは一兎も得ず。それだけは避けたかった。
多少強引だが、何とか自供はさせたわけだし、リラもあの様子じゃあ観念しただろう。まだ足掻くものなら、周囲がきっとどうにか自白させようとするだろう。
何せ、まだ十歳の子供が泣きながら「自分のせいだ」と自責の念に追われているのだ。あんなの見てしまえば、まともな大人はきっと良心が痛むだろう。
彼女達がした事は、重罪だと俺は思う。まだ幼き少女に、あそこまで言わせるのだ。あの状況で自分を責めるなんて、悲しい以外何物でもない。
少しは、正気に戻ってくれたらいいのだが……。
「……」
俺は風に当たりながら空を見上げていたが、すぐ≪転移≫した。
目的地は勿論保健室のベッド。
未だ眠ってる保健室の先生を見て、安堵の溜息を吐きつつ、ベッドに仰向けに突っ伏した。
――あの時
≪威圧≫をしながら、俺は一瞬我を忘れて、怒鳴った。
その時、有り得ない感情を、いや、抱いた事のある感情を抱いた。
――殺してやる……――!
あの感情は、殺意は、何故生まれたんだ。
どんな時でも、どんな話を聞いても、大抵は堪えられた。しかし、あの時は≪威圧≫を放ち、何処か冷静になれなかった。オルフェストの話を聞いた時と同じように、一瞬にして殺意が芽生えたのだ。
「……何なんだ……?」
その問いは虚空へと消える。
あの殺意は、抱いた事がある。それも、明確に、ハッキリとした殺意。
だが、何処でどのように抱いたのかは覚えていない。
分からず、何処か不安を感じつつも、俺は瞼を閉じ、夢の中へと逃げ込んだのだった。
読んで頂き有難う御座いました。
次回『俺達、戻ります』




