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俺、裏ボスになろうと思います  作者: 現実逃亡者
第二章:10歳in学校 withサラ救出作戦
32/40

第28話:俺、行動に移します

あらすじ:魔法陣見つけちまったよ、っべーまじっべー


※ふざけてごめんなさい。遅くなってごめんなさい。

※訂正 15/11/22

※訂正 16/6/5

予想外と言えば予想外だった。


≪禁術≫にありそうな術式かと思いきや、この組み合わせや魔力の動き、更には使われている魔法陣からして≪禁術≫として認定されている術式ではない。


俺の考えとしては、サラの【魔力】を犠牲に、ミラの【魔力】を底上げするような、所謂(いわゆる)生贄を使って魔力を上げる不当な行為をしているのかと思ったのだが。

だがこれは、≪古来魔術≫の≪魔力転送方式魔陣形≫という、言わば魔力を転送する装置である(であった気がする)。

……恐らく、いや確実に、サラの魔力はミラに(・・・・・・・・・)移されているのだ(・・・・・・・・)

サラの魔力がほぼ無いのも、ミラの魔力が厖大(ぼうだい)なのも頷ける。


―――つまり、二人の魔力量は人為的に操られていた。


こうしちゃおられん。早くこの魔法陣を壊さねば。

魔力が無く生きるのは、人族として辛い。魔力が受け入れられる量を超えれば、何らかの影響が肉体に起こっても可笑しくはない。

二人の命に関わる事にもなる。


「さーて、ちゃっちゃと壊しちゃいますかっ」


しっかし、誰だ?こんな乱雑に魔法陣作った奴。

いや、怒るべき場所が違うな。誰だ?こんな最悪な方法を思いついた奴。俺らの天使(エンジェル)・サラたんが可哀想だろ。

全く激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームだぜ。ぷんぷん☆

俺は長い杖を構えると、魔法陣に杖の先を向けた。


「えーと……確か……」


魔法陣ぶち壊すのってどの詠唱だっけ……。こういう時に乏しい記憶力だと泣けて来るな。

魔力を溜めて、そのままドーンとぶち込んでもいいわけだけど、その場合の爆発力半端ないんだよな。周り全部ぶっ飛ぶ。サラたんの実家爆発しちゃう。森だった焼野原みたいに。

ただこの魔法陣≪古来魔術≫だから、普通の魔法で壊せるかな。試すだけ試した方が良いか!


「そんじゃま、いっきまーす!」





「誰だ其処に居るのは!!」





「ッあぁん!?」


アダルトビデオさながらな喘ぎ声を不本意に出してしまったが、折角魔力を溜めていたのに集中力が途切れて、ぷしゅうと音を立てて空気が抜けるように、魔力は不発に終わった。なんてひどい。

俺は怒り狂いそうになりつつ、声が聞こえる方向を向くと、其処には出入り口のような薄暗い階段があった。

トントンと石畳を踏む音と、何か灯りの様なものが徐々に見えて来た。


「……誰だ?」

「あ、どうも」

「あ、こちらこそ……じゃない、貴様誰だ?何処から入って来た?」


何てノリの良い御方。それは兎も角、大変な事である。誠に遺憾である。

白銀に輝く鎧に、ベージュのような優しげな色合いの短髪。涼やかな目元。此奴は、此奴は……!!



聖女信仰者(レアヴロード)――――――――――――――――――――!!!!!!


















「……貴様、何処から入って来た……いや、何者だ?」

「ゼロと申しマース」

「何だその妙な声色……まぁいい、ゼロという者」

「はい」

「剣の錆びにしてくれる」

「ごめんなさい」


何て恐ろしい仕事人間なんだ、レアヴロード。いや、何でお前が其処に居る。むしろ俺が聞きたいんだ。何故お前が其処に居る。


「あ、怪シイ者デハアリマセーン」

「何故片言なんだ?……いや、今は貴様に構っている暇はない。こんな所に地下があろうとはな、どうするんだ?エクス」

「……」


エクス、と言って顔を向けた方向には、同じくランプのような物を持って階段を下りてくる騎士が居た。

緑色の髪を靡かせながら、オレンジ色の猫の様な大きな目を爛々と見せつけた―――



……幼女が其処に居た。



白銀の鎧を身に着けた、幼女。幼い顔立ちに、大き目な鎧を着けた、幼女。レアヴロードが片手で持てるランプを両手で持ってる、幼女。ランプの方が大きく見える。

そんな幼女は、俺を一瞥すると、何の関心も抱かなかったのか、すぐに魔法陣へと目を向けた。


「……ふむ、これが、件の」

「ああ。妙な魔力を感じたと思ったら、不審者と共に魔法陣まで見つけた」

「しかし、こんなところに、地下室が、あったとはな」


片言だが、幼女は拙く言葉を並べているように感じた。何だろう、この違和感。もしかして、彼女は人語に慣れていないのか?

そのまま、幼女は魔法陣の側に行き、ジロジロとレアヴロードと共に見ている。時折、何か二人で話し込んではまた魔法陣とじっと見続ける。


……あ、耳長い。





……耳長い?


…………耳が、長い。





「……エルフ」

「!」


あ、やべ。幼女がこっち向いた。俺はすぐに目を逸らすが、もう遅い。


「……先程から、居るが、お前、誰だ?」

「ゼロというらしい。殺意もなければ、敵意もないと判断した」


ナイス、レアヴロード。ただその訝しげな眼はやめてほしい。お前からされると傷つくわ。


「そうか。ゼロ、お前、魔術師だな」

「……ええ、まぁ」

「この魔法陣、どう思う」


幼女が小鳥のさえずりのような愛らしい声で、しかし顔は厳ついままで、聞いて来た。普通聞く?そんな事。駄目よ、知らない人に声かけちゃ。おかーさんに教わらなかったの?


「何か、失礼な事、考えては、いないか」


ばれた。


「……ソウデスネ、私は……コレは、≪古来魔術≫の魔法陣かと思いマス」

「≪古来魔術≫、やはり、そう思うたか」

「どういう事だ?≪禁術≫ではないのか?」

「そう、だな。かなり危ういが、ギリギリの、範囲外で≪禁術≫であると、登録されて、いない」


俺の片言で変な声色は無視された。ちょっと寂しい。

だが、二人の顔は至極真剣で、魔法陣の周囲を歩いたり、魔力の流れを見ているように感じる。

ところで、さっきからずっと気になっていたのだが、


「お二人は、コンナ時間に何をシニ?」


今は深夜。丑三つ時というのか知らんが、兎に角深夜なのだ。それなのに、貴族の家を騎士団が何故徘徊しているのか。

まさか、俺が今日来る事を誰かが予測して、騎士団に来たとか?


「部外者には言えん理由がある」

「簡単に言うと、最近、ボルボレッタ家から、異様な魔力が、発せられているとの、情報を得た。一応、監視、という名の、調査をして来いと、国から命ぜられた」

「おい、エクス。何をべらべらと情報を垂れ流している」


有難う、幼女。いかなる時もロリは正義なのだな。


「だが、態々、敵に己の手中を、見せるわけにも、いかない。だから、あくまで、異様な魔力の流れを、感じると言い、監視下という名目で、調査していた。家主が居ると、あまり、好き勝手、動けん」

「エクス、」

「しかし、夜ならば、監視と言って、徘徊しても、大きな違和感は、あるまい。だから、急速に、動いていた、わけだが、まさか、部外者に、先越されようとは、誰も思うまい」


ふう、と幼女は溜息を吐く。そして、重そうな鎧を着けた体をこちらに向け、軽く会釈をする。


「改めて、我が名は、エクス。エクス・クリュード。エルロンド国騎士団、副団長を勤めさせて、頂いている。ゼロ、お前の名、忘れぬ」

「……同盟国・ガラドリエル国騎士団、副団長を勤めているレアヴロード・ディセイン。団長の代行として馳せ参じた者だ」

「あ、どうも……えと、私の名はゼロ。特に敵対するつもりはないデス」


何か律儀に自己紹介された。しかも、幼女……エクスって副団長だった。地位がレアヴロードと同じかよ、その姿見で。マジかよ、俺無職童貞なのに……あ、それ前世か。関係なかったわ、今普通の十歳児だったわ。


「では、ゼロ」

「ハイハイ」

「口封じと、見た事全て忘れる、どちらか、選べ」

「全て忘れマス」


まだ死にたくない。

即答だそんなもん。質問の意味あんのか。カレーとう●こどっちが食べたい?って聞いてるようなもんじゃねえか。そういう趣味以外の人は即答でカレーだろ。

結論:ょぅじょっょぃ。


……


いや、俺チートじゃん。何で此処でロリ娘に降伏せねばならぬのだ。

そうだ!此処はガツンと大きな顔をして、俺は幼女にめっ☆と怒らねばならん!!見てろよ、我が同志達よ!俺は!幼女に!勝つ!!


「素直、よろしい」


コテンと小首を傾げながら、満足気に俺を見つめている。大きく(つぶ)らな瞳が何処か光帯びて、喜色満面である。幼女が見つめてる。満足そうに鼻息荒くしてる。



……




幼女には勝てなかったよ……。



思いの外、幼女は可愛過ぎたようだ。くそ、俺よりちょっと背が大きいのに、可愛い。あざと可愛い。これが副団長の力。恐れ入った。やはり、幼女はどの世界でも最強らしい。


「……何を先程から、一人で悶えている」

「御気に為さらず」


レアヴロードの冷静な一言で我に返り、先程から震えながら膝から崩れ落ちていた俺は、立ち上がって何事もなかったかのような振舞いをするが、レアヴロードの猜疑心は取れないようだ。すんごい冷たい目で見て来る。心が痛い。

そして、俺が悶えている間に、魔法陣の観察に戻っていたエクスは頷いて、レアヴロードを呼んだ。


「魔力を転送する、装置のような、ものだ」

「……転送?」

「一昔前、冒険者の、パーティーにおいて、使われていた。仲間の一人が、魔力切れになっても、他の仲間が、この魔法陣を使い、己の魔力を、仲間に、転送していた。だが、それを、悪用する輩が、増加した為、一流の魔術師達は、これを、誰にも教えんと、した。だから、今、知っている人が、少ない」


そうなのだ。

知っている人も少なく、今や使用している人はほぼ居ない為に、昔使用されていた古き魔法……≪古来魔術≫となっている。

だけど、この≪古来魔術≫は本当に危険なのだ。


「問題は、魔力」

「魔力?」

「そう、魔力。使用するのは、魔力を【与える者】と、魔力を【受け取る者】に、分ける。その際、悪用する場合は、【第三者】の魔力も使う」

「言ってる意味がよく分からないんだが」

「つまり、“人の魔力を転送する”のには、魔法陣を完成させる為、詠唱を唱えつつ、魔力を注ぎ込む、【与える者】の魔力と、【受け取る者】の魔力が、あればいい。それで、魔法陣も、魔法も完成する。だけど、“第三者(・・・)が他人の魔力を転送する”には、【与える者】と、【受け取る者】の魔力の他に、魔法陣を完成させる為、詠唱を行いつつ、魔力を流す役割を果たす、【第三者】の魔力も、必要。でも、魔法陣に、三つも魔力を混ぜたら、暴発する事が、多い」

「……だから、悪用するのを阻止する為に他言無用となり、いつしか≪古来魔術≫となったのか」

「そう、だけど、この≪古来魔術≫は、特に禁止されている、わけでは、ない」


マジか。めっちゃ危険なのにか。

俺が唖然としてると、俺と同じことを思ったのか、レアヴロードが同じ疑問をぶつける。


「こんなに危険要素があると言うのにか」

「魔力を相手に送る行為は、決して良くないとは、言えない。戦闘中も、上手く扱えば、かなり有利となる。だから、≪禁術≫に認定するには、勿体無い魔術」

「……利便性を重視させたわけか」

「そう。だけど、他人の魔力を、勝手に他人に送る、【第三者】の手によって、行われた場合は、違法となる。つまり、この魔法陣は、法に触れている。上に報告せねば、なるまい」

「…………えっ、本当デスカ」

「本当。誰の魔力が、誰に送られているかは、分からないけど」


これはチャンスだ。魔法陣をぶっ壊し、尚且つこの家の悪行が日の目に当たる!一石二鳥!サラたんも解放されて喜ぶ!!一石三鳥!!!

ちょっとわざとらしく、咳を込み、こちらに注目させる。相変わらず変な声色と片言だが、あまり触れないで頂こう。


「あ、あ、あ~私ィ、実は、ちょーっとした情報を得ていましてネ。ええ~っと、此処ボルボレッタ家でショウ?それでぇ、息子さんの魔力値が異常に高いのと、娘さんの魔力がほぼ無いというのを耳にしましテ。ドウデショウ。気になりマセンカ?」


背中の冷や汗がつーっと垂れる。大丈夫だろうか。ちょっと無理あり過ぎた気がする。此処は裏ボス的発想で、風の噂で~とか、ちょっとした情報屋で~とか言えば良かっただろうか。そっちの方が謎めいた感じで格好良かっただろうか。ガッデム!!

震える声で言い終えた後、しばしの沈黙が流れる。


気まずい。早く何か話せ。


「……この家の長兄、ミラ・ボルボレッタ。その魔法技術から、既に王宮でも目を付けられている。一方の末妹、サラ・ボルボレッタの話はあまり聞かない。だから、信憑性に欠けると言えば欠ける。だが……」

「調べる、価値は、ある」


静寂の中、声を発したのはレアヴロードだった。

エクスは爛々とした瞳をこちらに鋭く見せて、コクリと静かに小首で頷いた。

二人の言葉に、俺は仮面の下で内心安堵した。


……良かった!俺らのサラたんが……救われる……!


ガッツポーズした。「っしゃオラァ!!」って言って飛び回りたい。しかし、駄目だ。まだ救えたわけじゃない。此処で喜んでは、普通の若造同然(若造だけど)じゃ。辛抱せよ、わし。


「どちらも学校の寮で生活している。丁度学校関係者に知り合いが居るし、少々聞いて来よう」

「そう、こちらは、王城に報告する。それと、家主にも、言わねばならない」

「そうか……」


二人で何やら話し込んでいる。ううむ、もう任せて帰っていいかしらん。


……


ちょっと考えよう。家主にも城にも報告されるんだよな?


サラたんはボルボレッタ家で、ボルボレッタ家は法に触れる行為をして、城に報告される事となる。

そうなると、ボルボレッタ家は何らかの罰を受ける。

つまり、サラたんは無関係と言うわけではない。


えーと、それは……サラたんも被害(こうむ)るかもしれないかもかも?



……






え?ヤバくね?






内心安堵の溜息を吐いたばかりだが、一気に冷や汗が出てきた。もう、ぶわっと。


えっと、えっと、貴族って何か爵位剥奪?みたいなのがあるのか?これって罪になるのか?

……下手すると、サラたん貴族じゃなくなるの?←※アホの子


二人が話し合っているすぐ側で、俺は一気に震え上がった。勿論、焦りである。

まさか、自分のしたことが、サラたんの地位を奪ってしまう事になったら、それはもう意味がない。全く意味がない。


ま、まさか……



貴族ではなくなったサラたんの流浪フラグが…!?





「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――ッッッ!!!!!」


「「!!??」」





目を見開いて驚き固まっている二人を尻目にして、俺は涙ながらに魔力を杖に溜める。


許せ!!エクス、レアヴロード!!だが、サラたんが流浪の旅をして道中オークの大群に襲われ何やかんやでめくるめく官能的世界が開かれてしまう(ところまで妄想した)のが耐えられないんだ!!

こんな、こんな魔法陣……ッこんなものぉ!!


「何、してる」

「ヘブライッ(叫び)」


エクスの言葉と同時に飛んで来た火球にぶつかって、杖に込められた魔力は、空気が抜けつつある風船のような音を立てて不発となった。


「……止めないで、下サイ。コレは……壊さねば……ッ」

「何で」

「……」


個人的理由とは言えない。


「……えい」

「えっ」


面倒臭くなってきたので、手の平から白い光線を出して魔法陣に当てた。予想外だったのか、エクスは目を丸くしたまま硬直しており、レアヴロードに至っては思考が追い付いていないようで微動だにしていなかった。


「……」


徐々に靄が出ていた怪しげな魔法陣は光を失い、そのままプスンとガス欠のような音を鳴らして、静まった。

黒くなった魔法陣からの光が無くなったせいで、より一層周囲が薄暗くなってしまった。唯一の光源は、エクスとレアヴロードが持つ手持ちのランプである。


「……」

「……」


呆然と立ち尽くす二人を尻目に、俺は一息吐く。

さて、何しようかな。今何時くらいだろう。リーフ起きてないかしら。起きてたら、どう言い訳しようかしら。

とりあえず、俺は杖を振り回しつつ、魔法陣に触れる。熱帯びておらず、冷たい床の感触だけが残っている。成功したようだ。良かった、良かった。


「……ッ貴様!!」

「おっと、これ以上触れるト、学園に居る()がドウナルカ分かりまセンヨ……?」

「……!」


ふっふっふ!極悪人でも何でも言うがいい!!裏ボスとはこういう悪の様な一面を持っているものなのだよ!!ふはははははは!!(虚空に響く寂しき笑い声)

さぁ!!ベテルギウスを人質に取られた気分はどうかね!!最早一刻の猶予もないぞ!!


仮面の下の俺は酷く悪人面しているだろう。そんな俺を睨みつけながらも、悔しそうに歯を食いしばるレアヴロードに、俺は何とも言えない気持ちを抱く。


……罪悪感、半端ねえ。



「……何故、ティルフィーネ様の事を知っている……ッ」

「そっちかよ」


そっちかよ!!!(二回目)

思わずツッコミ入れちまったわ!!!え!?何!?お前にとって俺って、学生時代の恩師よりも立場上なの!?もっと心配してやれよ、ベテルギウスの事!!

ま、まぁ……聖女信仰者だしな。うん、仕方ないよね。何かごめんね、ベテルギウス先生。


「く……ッ止むを得ん。此処は見逃すしか!」

「勝手な、判断、するな」


全くだよ。どんだけだよ、聖女信仰者。どんだけ力持ってんだよ(ミルディン)


「……兎も角、一般市民を、人質に、取られたのであれば、仕方ない。お前の事は、ちゃんと国に、報告しておく」

「構いまセンヨ」

「ティルフィーネ様に手出しするなよ」

「しねえよ」


出来ねえよ。



面倒臭い二人を放っておいて、俺は手を振りながらその場から立ち去ったのであった。





……これで、サラたん助かるんかなー。




読んで頂き有難う御座いました。


次回『俺、悩みます』

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