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何でも屋「あじさい」  作者: まひぐま
1/1

店主と山田のわちゃわちゃ

初めましてまひぐまです。

初めてなので至らないところが多くあると思いますがよろしくお願いします。

ここは町の何でも屋「あじさい」。

何でも屋の看板に偽りなく依頼が来たら何でもする。

とは言っても古びた外見のせいか客はほとんどやってこない。

カラン、カラン

「やっほー店主」

おっと、こいつを忘れてた。こいつは中学の時からの付き合いの山田で毎日ただ喋るためだけに来てる。何も依頼しないくせに長々と居座るクソ野郎だ。

「お、なんだー?俺が来ないとしゃべり相手もいないくせに早く帰れみたいな顔しやがって。知ってんだぞ毎日俺が来るまで1人寂しく客用の椅子に座ってテレビ見てるの、せっかくスマホあるんだからサブスクでも入れよw」

あーあ、うるさいうるさい僕が大きい画面で見たい派なの知って言ってるだろ。

まぁ山田とはなんだ友達ってやつだ。

カラン、カラン

あれ、お客さんが来たみたいだ。

「へイラッしゃーい」

おい、山田なんでお前が店員みたいになってんだそれは僕のセリフだろ!

「お客さん初めて?俺は山田で、こいつが店主だ!どんな依頼もどんとこーい!!」

「初めまして店主です。こいつは店員でも何でもないただの山田です。本日はどんな依頼でしょうか?」

「おい、ただのってなんだよただのって」

「ちょっとこっちにこよーか?」

ズルズル(山田がバックヤードに引きずられる音)

「では改めまして、本日はどんなご要件でしょうか?」

依頼主は素人目に見ても立派な筋肉を持った男で正直こいつが喧嘩で負けた相手に復讐して欲しいとか言われても困るんだけどなどと考えていると、想像の5倍小さい声でこう言った

「あ、あのぉ、お、落し物をしてしまいまして…」

てっきり大声が来ると思って身構えていた僕は思わずとんでもないアホズラを晒してしまった。

「す、すいません。そうですよねこんなにムキムキなのに声小さくてびっくりしますよねごめんなさい。」

「いやいやいやいや、謝らないでください

いやまぁ、確かに驚きましたけど…」

「ごめんなさい、ごめんなさい」

「おー兄ちゃん声ちっせぇな!」

山田がカウンターからひょこっと顔を出してきた。

バシィ!!

思わず後頭部を叩いてしまった。お客さんの前なのに

反省、反省。いや、でも人のコンプレックスを無遠慮に抉った山田が悪くね?やっぱ僕悪くないじゃん。

「ってー!で兄ちゃんどったの?」

山田が早く依頼内容を言うように促すと依頼主はやっと依頼内容を言い始めた(ごめんなさいを10分くらい連呼してた)。

内容をざっくりまとめるとこんな感じだった

「この街のどこかで何かを落としたから見つけて欲しい」

は?ってなったよでもねほんとにこうなんだよ。

何を?ー分からないけどなにか落とした

どこで?ーこの街で

いつ?ー分からない

なんで?ー分からない

もう何聞いてもこんな感じで…

ちなみに会話を割愛した理由は、

山田が人生ゲームをしようとしだした

山田が水をこぼした

山田がどっか行った

山田が腹減った

山田が、山田が、山田が…

と、こんな感じ。

そんなこんなで昼過ぎに来たお客さんが開放されたのは10時頃だった

あーあこんなの時間外労働だよ。

山田出禁にしようかな?

まぁ今日はもう遅いし明日から頑張りますか。

じゃあ、おやすみ。





まだまだこれからなのでよろしくお願いします。

なお、更新は不定期です。

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