200話 夏祭り
夏祭り当日、早朝から社務所の前に屋台の人などが集まり、その人たちの前で叔父さんが注意事項等の話しをしていた。
僕たちは巫女さんたちと一緒に、準備の不備や危険な箇所がないかと、境内とその周辺を見回る。
すべてを見終えて戻って来ると、屋台の人たちが、すでに屋台を開く準備を始めていた。
焼きそばや焼きトウモロコシ、お好み焼きなどの香ばしい匂いが漂い始めている。
((て、天国だ!))
「「ジュル」」
金ちゃんと銀ちゃんは叫びだすと、よだれをすすった。
(金ちゃん! どれから食べる?)
(うー、決められない)
二人はキョロキョロと屋台を見回す。
「喜んでいるところを悪いですけど、二人には仕事がありますから、それが終わってからです」
ガーン!
((そんな殺生な……))
ヒーちゃんが二人に現実を突き付けると、彼らは崩れ落ちた。
夏祭りを楽しみに来た参拝者が増えてくると、僕たちも忙しい部署へ駆り出された。
皆が散り散りに駆り出される中、僕、イーリスさん、金ちゃん、銀ちゃんの四人は、受付の仕事の手伝いに回された。
金ちゃんと銀ちゃんに受付をさせて、大丈夫なのだろうか?
夏祭りの楽しい雰囲気にあてられている金ちゃんと銀ちゃんは、周りが気になって、ソワソワ、キョロキョロとしている。
「ここの手伝いが終わったら、お祭りを少し見て回ろう」
二人はキラキラとした目を僕に向けると、コクコクと頷く。
「じゃあ、頑張ろうか!」
((合点承知の助!))
ブンブンと腕を回して張りきる二人に、僕とイーリスさんは微笑む。
銀ちゃんの受付席に男性の参拝者が訪れる。
「あのー、協賛金を持ってきたんですけど、渡すのはここでいいんですか?」
(まあ、座って下さい)
銀ちゃんが目の前にあるパイプ椅子を勧めた。
さっそく、念話を使ってるし……。まあ、この辺の人は気にしないのだろうけど、本当に大丈夫だろうか?
僕の心配は杞憂に終わり、彼は念話を気にすることなくパイプ椅子に座った。
すると、銀ちゃんは受付のテーブルに身体を乗り出す。
(それで、協賛金はいくら包んだんですか?)
「さ、三万です」
銀ちゃんに変な質問をされた男性は戸惑うように答えた。
(なるほど。その内の二万が、僕への協賛金ってことですね)
「へ?」
ニコッと微笑む銀ちゃんに対し、男性はキョトンとしてしまう。
スパーン。
イーリスさんが銀ちゃんの頭をハリセンで叩いた。
「平然と協賛金をネコババしようとしない!」
怒鳴るイーリスさんを、頭を押さえながら銀ちゃんが振り向く。
(僕への協賛金も込みだから)
スパーン。
「そんな訳、ないでしょう!」
(そうなの?)
銀ちゃんは、男性に視線を戻して尋ねると、彼は驚いた表情でコクコクと頷く。
「申し訳ありません。協賛金は、こちらでお預かりします。では、この用紙にご記入ください」
イーリスさんは、男性にペンと記入用紙を渡した。
彼は記入を終えると、イーリスさんはニッコリと微笑みながら記念品を渡す。
男性は彼女の笑顔に少し照れると、軽く頭を下げてから立ち去る。
「「ありがとうございました!」」
僕とイーリスさんは、男性に向かって頭を下げた。
(また、持ってきてね!)
銀ちゃんの言葉に、男性は振り返って困った表情を浮かべた。
スパーン。
「これはご厚意なんですから、催促するものではありません!」
再び銀ちゃんをハリセンで叩いたイーリスさんは、彼をギロリと睨みつけた。
(ごめんなさい)
謝ってからしょんぼりとする銀ちゃんを、金ちゃんが優しく肩を叩いて慰める。
(銀ちゃん、今回は相手が悪かっただけだよ。次は頑張ってガメようね)
スパーン。
イーリスさんは額に青筋を立てて、金ちゃんをハリセンで叩く。
「次はじゃない! ネコババをするな!」
金ちゃんは頭を押さえて、激怒するイーリスさんに向かってコクコクと頷いた。
一人来ただけでこれだ。この先が思いやられる……。
僕は呆れるように、金ちゃんと銀ちゃんを見つめた。
その後、協賛金を渡しに来る人が何人も現れた。
受付の席を僕、金ちゃん、イーリスさん、銀ちゃんの順に座り直し、イーリスさんが金ちゃんと銀ちゃんに睨みを利かせられるようにすると、二人は普通に受付をこなしていく。
普通にできるなら、最初からやれよ!
金ちゃんと銀ちゃんを見てうなだれる僕の前に、人影が現れる。
「こんにちは。どういったご用件でしょうか?」
僕はすぐに姿勢を正し、受付の対応を取った。
「あっ、やっぱり弟君だ! こんにちは」
「アキさん、こんにちは」
僕の前にあるパイプ椅子に座る時に、前かがみとなった彼女の胸が揺れて強調される。
((ス・ケ・べ))
彼女の胸に視線を向けてしまった僕を、金ちゃんと銀ちゃんがからかう。
「うるさい!」
僕が二人に向かって怒鳴ると、彼らはニマァといやらしい笑顔を向けてくる。
「弟君? いいかな?」
「あっ、すみません。どうぞ」
「えーと、協賛金を持ってきたんだけど、協賛金と私の胸に飛び込むのと、どっちがいいかな?」
((胸でお願いします!))
僕をからかってくるアキさんに、金ちゃんと銀ちゃんが答える。
「お前たちが答えるな!」
再び、僕が二人に向かって怒鳴ると、彼女はクスクスと笑いだしてしまった。
そして、イーリスさんが、僕をギロリと睨みつけていた。
「えーと、協賛金ですね。こちらにご記入ください」
僕は焦りながら、笑っている彼女に、ペンと記入用紙を渡す。
「えー。協賛金にするの? 胸でもいいんだよ。ほら、おいでー!」
彼女は、再び僕をからかい、両手を広げてみせる。
すると、イーリスさんから殺気のこもったオーラが向けられていることを、ヒシヒシと感じられる。
ゆっくりと振り向くと、彼女の目は座っていた。
そして、その隣では、恐怖で涙目になっている金ちゃんと銀ちゃんが、僕に向かって一生懸命、首を横に振っていた。
こ、怖い、怖すぎる。
「と、飛び込みません。殺されます」
僕が青ざめて答えると、アキさんは、再び笑いだしてしまう。
「フゥー。面白かった!」
彼女は僕をからかうのに満足したのか、協賛金をテーブルにスーと差し出すと、用紙に記入を始めた。
クンクン。クンクン。
金ちゃんと銀ちゃんが鼻を上に向けてから、ペンを走らせているアキさんに視線を向けて、ジッと見つめる。
((なんか、アキお姉ちゃんから、いい匂いがする))
「あっ、忘れてた。これ、差し入れね!」
アキさんは紙袋をテーブルに載せた。
「ありがとうございます」
「いいのよ。大判焼きの屋台を出してるから、買いに来てね」
僕がお礼を言うと、記入を終えた彼女は手で制するようにして、立ちあがった。
((食べ放題?))
「そんなことをしたら、店がつぶれちゃうから、ダーメ!」
金ちゃんと銀ちゃんは、ガックシと肩を落とした。
そんな二人を見て、彼女は笑いながら立ち去って行く。
「ありがとうございました」
((ゴチになりまーす!))
僕が頭を下げると、金ちゃんと銀ちゃんも頭を下げる。
お礼の言葉が違う……。
二人は差し入れの紙袋を取ると、僕たちと一緒に受付をしていた神職さんと巫女さんに配り始める。
((はい、主とイーリス様も))
「「ありがとう」」
僕とイーリスさんが大判焼きを受け取ると、二人も袋から大判焼きを取り上げてモグモグモグ食べ始めた。
あっ! してやられた。
これでは、仕事中に食べ始めた二人を叱ることができない。
僕とイーリスさんは、美味しそうに食べる二人を見つめながら、のどまで出かけた言葉を飲み込むのだった。
神職さんと巫女さんの数名が受付の交代要員としてくると、僕たち四人は休憩に入る。
夏祭りということもあって、右も左も参拝客だらけとなっていた。
「いつの間にか、こんなに大勢が来てたんだ」
はしゃぐ子供たちやお祭りを楽しんでいる大人たちを見ながら、僕はひとりごちる。
ん? 何だあれは?
その子供や大人の多くが、狐の耳と尻尾をつけていることに気付いた。
神社というよりテーマパークのようだ。
そして、嫌な予感がする。
「イーリスさん、あの狐の耳と尻尾……」
「神楽舞の時間が迫っております。担当の方々は神楽殿にお集まり下さい。特に金ちゃんと銀ちゃんは寄り道をせずに、すぐに来ること! 遅れたらお仕置きです!」
そのアナウンスを聞いた参拝客たちから爆笑が起きる。
僕のイーリスさんへの質問は、ミリヤさんの声のアナウンスと参拝客たちの笑い声に、かき消されてしまった。
((休憩に入ったばかりなのに……))
金ちゃんと銀ちゃんは、しょぼんとうなだれる。
「いいから、行きますよ」
二人はイーリスさんに促され、三人で神楽殿のほうへ向かってしまった。
僕だけが、その場にポツンと残された。
仕方なく一人でお祭りを見て回る。
すれ違う参拝客の頭と腰には狐の耳と尻尾がついており、神社の夏祭りとは思えない異様な光景だった。
売店に寄ってみると、行列ができており、狐の耳のカチューシャと狐の尻尾のアクセアサリー、金ちゃんと銀ちゃんのぬいぐるみが売れに売れていて、販売をしている巫女さんたちが忙しく右往左往していた。
……この売れ行きも異常な気がする。
御朱印のほうにも目を向けてみると、こちらも売れまくっていた。
金ちゃんと銀ちゃんが人気なのだろうか?
僕は認めたくなくて、首を横に振って気持ちを切り替えると、そろそろ神楽舞が行われるであろう神楽殿へと向かった。
「まもなく、神楽殿にて、潤守神社ならではの独特な神楽舞、皆で舞う神楽舞を行います。皆様、奮ってご参加下さい」
再びミリヤさんの声で、アナウンスが流れた。
皆で舞う神楽舞?
僕は神楽殿に向かいながら、頭の中がクエスチョンマークだらけになった。
とにかく、神楽殿に急ごう。
僕は参拝客たちを避けるように、端のほうを足早で歩き、神楽殿へと向かう。
神楽殿の舞台には、まだ誰も上がっていない。
間に合った。
僕はじんわりと掻いた汗を拭いながら、関係者用の通路に入ると、舞台が見渡せる場所へと移動する。
そこでは、ヘッドセットをつけたミリヤさんとシズク姉ちゃんが、色々な機材の前でバインダーに挟まれた紙をめくって打ち合わせをしていた。
僕は二人の仕事の邪魔をしないように、彼女たちの後ろで物音を立てないように気を払いながら、静かに見守る。
シズク姉ちゃんがヘッドセットのマイクに向かって何かを話すと、舞台に金ちゃんと銀ちゃんが登場した。
「みんなー! 元気かー!」
金ちゃんが手に持つマイクに向かって話すと、シャルの声がスピーカーから聞こえてくる。
「「「「「げんきー!!!」」」」」
子供たちが金ちゃんに答えた。
「ちゃんと、お賽銭は入れたかー!」
今度は銀ちゃんが話すと、ヒーちゃんの声がスピーカーから聞こえてくる。
「「「「「いれたー!!!」」」」」
子供たちが素直に答えると、神楽殿の前に集まった参拝客たちも、笑いながら答えていた。
集まった人たちは、皆、狐の耳と尻尾をつけている。
これから、何が始まるんだ? って、神楽舞だよな……?
「「じゃあ、いっくよー! ミュージック、スタート!」」
金ちゃんと銀ちゃんに合わせて、シャルとヒーちゃんが叫ぶ。
ミュージック?
僕は混乱する。
軽快な音楽がスピーカーから鳴り響くと、ツバキちゃん、アンさん、レイリア、アスールさん、マイさんが舞台に上がって、金ちゃんと銀ちゃんのそばに行く。
続いて、オルガさん、ケイト、ヒーちゃん、シャル、ネーヴェさん、姉ちゃん、アカネ姉ちゃん、オトハ姉ちゃん、イツキさん、イライザさん、リンさん、イーリスさんが舞台に上がると、彼女たちの後方の位置についた。
皆、巫女の衣装を着て、狐の耳と尻尾をつけている。
ただし、金ちゃん、銀ちゃん、イライザさんの耳と尻尾は自前だった。
金ちゃんと銀ちゃんはともかく、イライザさんは狼だから、屈辱的だろうな……。
なんとなく、何をするのかが分かってしまった僕は、呆然と彼女たちを見つめる。
軽快な音楽に合わせて、彼女たちが狐のポーズをとって踊りだすと、参拝者たちも真似をするように踊りだした。
金ちゃんと銀ちゃんを始め、前列のツバキちゃんからマイさんまではノリノリだ。
それに比べて、後列のオルガさんからイーリスさんまでは、顔を真っ赤にして恥ずかしそうに踊っている。
ご、ご愁傷様……。
僕は、一仕事を終えて安堵する、ミリヤさんとシズク姉ちゃんのそばに行く。
「お疲れ様。二人は踊らないの?」
「あら、フーちゃん。お疲れ様」
「お疲れ様です。フーカ様も踊りますか?」
「遠慮しておきます」
僕が答えると、二人はクスクスと笑いだす。
この二人は、裏方に回ることで、舞台に上がって踊ることを免れたようだ。
「参拝客も盛り上がっているから、これはこれで成功だとは思うけど、神楽舞って神聖なものでしょ? こんなことをしていいの?」
「まあ、ここの主神が認めているのだから大丈夫よ」
僕の質問に、シズク姉ちゃんが答える。
「うーん。確かにそうだけど、流している曲も洋楽だし、他の神社から何か言われたりするんじゃないの?」
「ここは狐を祀っているし、他の神社と違って、主神が境内や街中をウロチョロしているような神社だから、大丈夫よ。問題があるとすれば、勝手に曲とダンスを使っていることくらいかしら」
「そ、それ、ダメでしょ……」
シズク姉ちゃんが困った表情を浮かべると、僕もつられるように同じ表情を浮かべてしまった。
皆で舞う神楽舞と称したきつねのダンスを終えた皆が、舞台から戻って来る。
金ちゃんと銀ちゃん、前列のメンバーは、やり切った感を出して満足そうな表情を浮かべている。
後列のメンバーは、僕がいることに気付くとギョッとした表情を浮かべ、見る見るうちに顔を真っ赤に染めていく。
そして、両手で顔を覆うと、逃げるように走り去ってしまった。
「まったく、だらしがない」
ツバキちゃんは困った顔で、逃げていく彼女たちを見る。
((本当だよ。目立とうという意欲が感じられないよ))
金ちゃんと銀ちゃんは、ツバキちゃんの横に立ち、ウンウンと頷きながら彼女たちにダメ出しをする。
「あの子たち、立場上、人前に立つことが多いというのに、こんなことでいちいち動揺しているようではダメね」
マイさんまでもが言いたい放題だ。
「「「……」」」
僕、ミリヤさん、シズク姉ちゃんの三人は、この四人には恥や外聞というものが無いのだろうなと思いつつ、呆れるように見つめるのだった。
神楽舞は夜にも行われ、舞台がライトアップされたことで、テンションの上がり切った金ちゃんと銀ちゃんは、「アオー、アオー」と、本気で吠えだしていた。
一緒に踊っていた参拝者たちも、二人に合わせて吠えだすと、その様子は神楽舞を見る参拝客ではなく、ライブ会場で盛り上がるファンにしか見えなかった。
今後、潤守神社では、粛々とした神聖な神楽舞を見ることができなくなってしまうのではと思ってしまう。
夏祭りも終わりに差し迫ってくると、僕は金ちゃんと銀ちゃんに連れられ、屋台巡りに付き合わされた。
焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、わたあめ、チョコバナナ、りんご飴、かき氷、フランクフルト、ベビーカステラ、焼きトウモロコシと次から次へと食べ物の屋台だけを巡る二人に、僕はうんざりしてくる。
アキさんの大判焼きの屋台の前に来ると、二人はスルーして、隣のクレープの屋台へと向かう。
「ちょっと! 金ちゃん、銀ちゃん? なんで、うちをスルーしてるの?」
((さっき、食べた!))
アキさんが僕たちを呼び止めるように叫ぶと、二人は冷たい言葉を浴びせる。
「フッフッフー。そんなことを言っていいのかしら? うちにはこれもあるのよ!」
彼女はアメリカンドッグを二人に見せつけるように、高く掲げた。
((な、なんとー!))
二人は驚いて叫ぶと、悔しそうな表情を浮かべ、その表情を見たアキさんは、ニヤッと笑みを浮かべる。
((あ、主、僕たちの負けだ。買って!?))
「負けって……」
僕は仕方なく、アメリカンドッグを二本買う。
「弟君は食べないの?」
「食べ物の屋台だけを端からここまで寄られたら、さすがに、もう、食えません」
「そ、そうなんだ……大変ね」
「はい」
僕が答えると、アキさんはアメリカンドッグを手渡しながら、金ちゃんと銀ちゃんを呆れるように見つめた。
「そうだ! 弟君? サービスってことで、私の胸に飛び込む?」
「飛び込みません! どんなサービスですか!?」
アキさんが思い出したように言いだしたが、僕は断った。
「胸とみれば飛び込んでいた昔の弟君は、どこにいっちゃったの?」
「人を変態みたいに言わないで下さい!」
彼女はクスクスと笑いだしている。
ま、また、からかわれた……。
金ちゃんと銀ちゃんが、僕たちをニマニマしながら見つめている。
「何?」
((べーつにー!))
二人の態度にイラっとする。
「もう、屋台巡りは終わり。戻るよ!」
((ごめんなさい!))
二人が九〇度に腰を曲げて謝ると、周りの参拝客がこちらを気にし始める。
「わ、分かったから、その謝り方はやめろ!」
二人は頭を上げると、ニコッとした。
なんか、悔しい。
そんな僕たちを見て楽しそうに笑っているアキさんに別れを告げ、僕たちは屋台巡りを続けるのだった。
夏祭りが終わりを迎えると、参拝客たちが立ち去って行く。
今までにぎわっていただけに、どこか寂しく感じながら、僕たちは簡単に後片付けと掃除を始めた。
本格的な後片付けと掃除は、明日からになる。
夏祭りのお手伝いが、まだ数日続くことを考えると、気が滅入って来るのだった。
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