168話 占領地の奪還
合流が遅れていた火砲馬車やガドリング砲などが到着すると、それらと一緒に来た砲兵たちは、すでに決着がついた戦場を見て、見せ場をなくしたと肩を落としていた。
彼らのことは可哀そうだと思うが、これから占領地の奪還へ向かうのだから、そこで頑張って欲しいと思う。
兵士たちが忙しく動き、占領地へ向かうための準備が進められていく。
これからは陣営を敷かずに進軍していくことになるので、負傷兵を乗せたまま治療が行える医療馬車も用意されていた。
また、僕の知らないところで、新しいものが増えている……。
準備の状況を確かめていると、金ちゃんと銀ちゃんのところに人だかりが出来ていた。
何事かと、彼らのもとへ向かう。
すると、二人のもとに『金銀の僕隊』が集まっていた。
僕隊をまとめているホレスは、僕と目が合うと駆け寄ってくる。
「フーカ陛下、今回、我々も陛下方の護衛に加わることになりました。よろしくお願いいたします」
「そうなんだ。よろしく頼むね!」
「はっ!」
僕が軽く答えると、彼は敬礼で返してきた。
「それと、金ちゃんと銀ちゃんの命令は、変だと思ったら無視していいから」
「は、はあ。ですが、その前に、金隊長と銀隊長の様子がおかしいのです」
「えっ?」
彼が困った表情を浮かべるので、僕は金ちゃんと銀ちゃんがやらかしているのではと心配になり、二人の前に出た。
「金ちゃん、銀ちゃん、何かあったの」
(あっ、主。この人たち、誰だっけ?)
「「「「「……えっ!?」」」」」
金ちゃんの言葉に、僕隊のメンバーは唖然とする。
「えっ? 金ちゃん? 冗談だよね?」
(えーと、誰だっけ?)
銀ちゃんも首を傾げた。
ズーン。
僕隊のメンバーが肩を落として沈んでしまう。
「「「「「……」」」」」
そして、周りにいた者たちは言葉を失う。
「いやいや、金ちゃんと銀ちゃんが創設した部隊のメンバーでしょ!?」
二人はハッとした表情を浮かべた。
こ、こいつら、忘れていたな。
(う、うん。そうっだった! 冗談だよ! 覚えてるよ。ねえ、銀ちゃん)
(うん、覚えてる。金銀の愉快な仲間隊だからね!)
二人は胸を張る。
「「「「「は?」」」」」
僕だけでなく、いつの間にかそばにいたシャルやイーリスさんたちも疑問符を投げた。
ぶ、部隊名が変わってる……。
((じょ、冗談だよ!))
(き、金銀の……お茶目隊?)
金ちゃんは首を傾げる。
すると、隊員たちが四つん這いになり、打ちひしがれた。
(ごめん、ごめん、今のも冗談だよ。お、覚えてるよ。確か……エ、エルをおちょくり隊だったよね?)
銀ちゃんがフォローするように答えたが、完全に忘れている。
それどころか、金銀が無くなり、ただの願望にしか聞こえない。
「ちょっと、あんたたち! それって、あんたたちの願望でしょ! それよりも、あんたたちは、一国の女王である私を何だと思ってるのよ!」
エルさんが吠えた。
(おもちゃ?)
(ボケ担当?)
金ちゃんと銀ちゃんが答えると、エルさんは顔を真っ赤にしてうつむく。
そして、彼女の頭から湯気が立ち上り始めた。
「エ、エル様、落ち着いて!」
「そうです。ここで怒ったら、彼らの思うつぼですよ!」
サンナさんとハンネさんが、すぐさま彼女をなだめた。
一方で、物凄い殺気を放って近付いてくる人物がいた。
それは、二人の隊長教育係りを無理矢理押し付け……任されたリンさんだった。
いつもの彼女とは全く違って鬼のようにも見える。
パシン。
彼女は手に持った鞭を地面に強く叩きつけた。
ビクッ!
金ちゃんと銀ちゃんがその音に反応して、姿勢を正して直立をする。
「おい、金、銀! 自分の部隊を忘れていたようだな」
((い、いえ、そんなことなありません!))
「嘘をつくな! 今、すぐに部隊名を述べろ!」
((リン教官、ごめんなさい!))
二人は、すぐに頭を下げた。
「部隊名を忘れていたことを認めるんだな!」
((……))
「返事は!?」
「「ワン!」」
二人は敬礼をし、念話ではなく声を出した。
「よろしい。罰として、今日からお前らの返事は、ニャンだ! 分かったな!」
((えー、そんな殺生な))
口答えをする二人を、彼女はギロッと睨みつけた。
「「ワォン!」」
二人は無理に返事をするが、ニャンになっていない。というか、イヌ科? である二人がニャンって言えるのだろうか?
シュン、パシン!
彼女の鞭が二人の顔をかすめるようにして地面を叩きつけた。
「「キャン!」」
少しは近付いたかな?
「まあ、いいだろう。ホレス! 白目をむいているこいつらを連れて行け!」
「はっ!」
彼は僕隊の隊員を呼び寄せると、二人を担いで立ち去って行った。
あの二人、最近、気絶ばかりしてないか?
人騒がせな金ちゃんと銀ちゃんが撤収されると、人だかりも消えていく。
リンさんは、こちらに気付くとハッとした表情を見せた。
そして、顔を真っ赤にして下を向いてしまう。
我に返って恥ずかしくなったらしい。
恥じらう彼女を可愛いと思って見つめていると、僕に向かって殺気のこもった視線が注がれる。
その視線の先には、ムッとした表情のシャルたちがいた。
僕も退散しよう!
僕は、そそくさとその場から逃げ出すのだった。
◇◇◇◇◇
準備を整えた僕たちは出発する。
進行を食い止めていた部隊とシリウスが率いていた部隊は、兵士たちの休息も兼ねて後方に下げた。
その代わりに、ヘルゲさんが率いる部隊が先頭に立ち、進軍を始める。
この軍勢の一陣となるヘルゲさんの部隊が進みだしてからしばらくすると、その一陣の最後方に位置する僕の乗る馬車も動き始めた。
これから、占領地の奪還が始まる。
進みだして数時間も経たないうちに、前方が騒がしくなった。
馬車の窓から顔を出して前の方を凝視すると、煙が上がり始め、大きな声と金属音がこちらまで響いてくる。
すると、後方から騎馬に乗った兵士たちが、僕の乗る馬車の横を追い抜いて行く。
先陣を切っているヘルゲさんたちの援護に向かうようだ。
「占領地に入ったばかりなのに、もう、戦闘が始まったみたいだね」
「この先に村がありますから、敵は、そこを拠点にしていたのでしょう」
ブレンダさんが答えた。
「村人たちが心配だね」
「ええ。ですが、ヘルゲ殿が率いていますから、村人が戦闘に巻き込まれることはないでしょう。それよりも、今までどんな生活を強いられていたかのほうが心配です」
彼女の顔が曇る。
僕の世界でも、占領地に住んでいた人たちが酷い目にあっている話しは、よく耳にした。
それはどこの世界でも変わらないのかもしれない。
戦闘で進軍が止まったせいか、僕の乗る馬車も少しずつ速度を落とし、停車した。
すると、アンさんとオルガさんが立ちあがり、お茶を淹れだし、皆へと配って回る。
「僕たちも、何かしないと悪くない?」
僕が先頭で戦っている人たちのことを気に掛けると、アンさんは涼しげな表情で、こちらを振り向く。
「敗走兵の無駄なあがきでしょうから、大丈夫です。フーカ様が顔を出したほうが、兵士たちにとって迷惑ですよ」
「うん、そうだね。……?」
あれ? 僕、ディスられてるよね?
僕はアンさんの顔を見る。
彼女は微笑んではいたが、「余計なことはするな」と言いたげな表情で僕を見つめる。
「フーカ様は王なのですから、ここで状況を把握していればいいですからね」
イーリスさんはフォローのつもりなのだろうが、その言葉は、「何もするな」と言われているようで、僕はショックを受けた。
二人とも、そんな言い方をしなくても……。
先頭では兵士たちが命を懸けて戦っているというのに、僕たちは車内でのんびりとお茶を飲んでいる。
遠回しに何もするなと言われているが、気になってしまって落ち着かない。
周りを見るが、皆はのんびりとした雰囲気でお茶と会話を楽しんでいて、誰も気に掛けていないようだった。
「人には、それぞれにあった仕事というものがあります。戦いに不向きなフーカ様は、兵士たちが敵よりも優位に戦えるような準備と、その後の彼らへのケアを準備することが仕事です。ですから、気には掛けても、無駄に心配してはいけません。兵士たちの士気が下がるだけです」
僕の落ち着かない様子を見て、ミリヤさんが諭してきた。
「うん、そうだね」
僕は彼女の言葉で、自分を納得させることが出来た。
心のつかえのようなものが取れてホッとすると、金ちゃんと目が合った。
(さすが主! 兵士が戦っている時に、のんびりとお茶を楽しむなんて、よっ、この鬼畜! にくいよ!)
金ちゃんはお茶を片手に背もたれへふんぞり返ると、足を組んでとんでもないことを言いだした。
それは褒めてない! それに、せっかく取れた心のつかえを呼び覚ましやがって!
「何、言ってるんだ! 僕は別に楽しんでなんかいない! それよりも、そんなことを念話で話したら、兵士たちにも聞こえて大変なことになるだろ!」
僕は内容が内容だけに、焦って立ちあがった。
((ん? それは大丈夫だよ!))
金ちゃんと銀ちゃんは声を揃えるが、何を根拠に大丈夫だといえるんだ!?
僕は二人をギロッと睨みつける。
すると、金ちゃんはやれやれと言った仕草を見せると、おもむろに馬車の窓を開けた。
そこには護衛の騎士がいて、開けられた窓に驚いてこちらを振り向くと、すぐに微笑む。
「金様、どうかしましたか?」
(こんな連中の護衛なんて、貧乏くじを引いたね!)
彼は再びとんでもないことを言いだした。
だが、護衛の騎士は首を傾げたままだ。
「金様? 何も用がないのであれば、念のため、窓は閉めておいて下さい」
僕たちには聞こえていたが、護衛の騎士には金ちゃんの念話は聞こえていなかった。
(護衛のお仕事、ご苦労様。頑張ってね!)
「はい、お任せください!」
再び念話が送られると、今度は聞こえているようで、護衛の騎士は微笑んで答えた。
金ちゃんは頭を下げてから窓閉めると、僕たちへ向き直った。
「私たちは、こんな連中ですか?」
シャルの目が座っている。
「私たちの護衛は貧乏くじを引いたことになるのですね」
その隣に座るイーリスさんの目も座っていた。
(こ、これは、実験だから、ちょっとは過激なこと言わないと、反応が見れないからで、そんな、怒んないで! ケイト、そうだよね。ねっ、ね)
彼は焦りながらも必死になって言い訳をする。
「なんで、私に振るんですか!? 私まで巻き込もうとしないで下さい!」
唐突に名前を挙げられたケイトも焦りだした。
「チッ!」
「なっ! 今、舌打ちをしましたよね? なんで、いつも私には、そう言う態度なんですか!」
(それは、ケイトだから?)
「それって、私をバカにしてますよね?」
彼は横を向いてしまうと、彼女は口をパクパクさせて、顔を真っ赤にしていた。
「「「「「ハァー」」」」」
その様子に皆が溜息を吐いて呆れる。
「それで、金ちゃんは何をしたかったの?」
僕が話しを戻すと、彼はこちらを見てポカンとする。
こいつ、当初の目的を忘れたな……。
(あっ、そうだった。僕たちは念話のコントロールを覚えたんだよ! 凄いでしょ!)
彼と銀ちゃんは目をキラキラさせて褒めて欲しそうにする。
「「「「「それは、凄いです! これで、念話に悩まされずに済みます!」」」」」
皆は隣同士で手を握り合ったりして喜んだ。
((えっ? ……なんか違う))
褒めて欲しかった二人にとって、皆の反応は予想とは違ったようだ。
「二人とも、よく頑張りました」
少し戸惑う二人を気に掛けたアンさんは、馬車に備え付けの棚からお菓子を出し、二人を褒めながら渡した。
((そうでしょ。そうでしょ。分かってくれるのはアン様だけだ!))
二人のテンションが一気に上がる。
すると、彼らは座席の上に立ち、お菓子をモグモグと口にしながら、ドヤ顔で僕を見降ろしてきた。
これは、絶対に何かしてくるな。
((僕たちは育ち盛りだからね! 日々、目まぐるしく成長してるんだよ!))
ポテ、ポテ。
二人はそう言うと、僕の頭を軽く叩いてくる。
((あれ? 主? なんで、心身ともに何も成長してないの? 特に身長が大変なことになってるよ! いつも何してたの?))
カチン!
「やかましいわ!」
僕は大声で叫び、怒りと悔しさと悲しさでうなだれるしかなかった。
「「「「「クスクスクス――。アハハハハ――」」」」」
車内では、車外で護衛をしている兵士たちが驚くほどの笑い声がこだました。
◇◇◇◇◇
占領地に入って最初の戦闘で、僕たちが勝利をすると、その後は逃げる敵兵を追いかけるだけのように進軍速度は上がっていった。
勢いに乗った僕たちは、彼らが逃げ込む村や町、都市を次々と解放していく。
問題は、解放した後に起こった。
何処の村や町も、もともと住んでいた者たちが奴隷とされ、酷使されているところばかりだったからだ。
彼らには隷属の首輪がつけられ、人として扱われていなかった。
「うっ、酷い。魔族なら魔法とかで外せたりできなかったのかな?」
「うーん? これは、ちょっと無理かもしれませんね。ここを見て下さい」
ケイトは住民から外された首輪の一つを僕に見せる。
その首輪には、ヨン君の時の物とは違う刻印の入った魔石が付けられていた。
「この刻印の入った魔石が、魔法をすべて無効化してしまうんです。これがつけられていると、魔法が使えなくなるんです。これでは、いくら魔族でも外すことが出来ないので、逃げられなかったのでしょう」
彼女は説明を終えると、嫌そうな表情で首輪を見つめ続けた。
その間にも、住民たちにつけられた隷属の首輪は外されていく。
山積みになっていく首輪を見て、僕は呆れてくる。
これだけの首輪を用意する資金があるなら、その資金を使えば、住民をまとめる方法が他にもいっぱいあっただろうに……。
「皆さん、私どもビルヴァイス魔王国政府が不甲斐無いばかりに、長いこと、皆さんに多大なご苦労をおかけして申し訳ありません! どうかお許し下さい!」
片隅でビルヴァイス魔王国の者とブレンダさんが住民たちに頭を深く下げて謝っていた。
僕たちは住民たちが彼女とたちを襲いださないかとヒヤヒヤとしながら見守る。
ところが、金ちゃんと銀ちゃんが頭を下げているブレンダさんたちの前を横切って、子供たちにお菓子を配りながら、その子たちとじゃれていた。
「「「「「……」」」」」
僕たちと住民たちは唖然とする。
「緊張感がないと言うか、あいつらは、この張り詰めた空気の中で、子供を先導して何をやってるんだ?」
「仕方ないですよ。二人にとっては、楽しそうなことが優先ですから。きっと、ブレンダ様たちの謝罪よりも子供たちと遊ぶほうが優先されたのでしょう」
シャルが答える。
その後、子供たちと遊ぶ二人を見ているうちに、その光景にほだされたのか、住民たちは自然とブレンダさんたちの謝罪を受け入れていった。
こういう時は、いつも、あの周りの空気を読まない自分勝手な行動に、助けられているような気がする。
エルさんたちは、住民たちと共に奴隷とされていたエルフやドワーフたちを見つけると、彼らのもとで話しを始めていた。
その中には人間の姿もあった。
「彼らは、他国からさらわれてきた者たちだそうです」
イーリスさんは、僕の隣で怒りに満ちた表情を浮かべながらささやいた。
「これは、各国と連携をとって、国内外を問わずに奴隷商の査察をしたほうが良さそうね」
「そのようですね」
珍しくマイさんがまともなことを言うと、アーダさんがすぐに賛同した。
住民たちとさらわれてきた人たちの事情聴取が進められると、ファルレイク帝国がこの地を統治するつもりはなく、やりたい放題であったことが分かる。
僕たちは彼らからの話しを耳にするにつれ、ファルレイク帝国への怒りが収まらなくなっていった。
◇◇◇◇◇
その後も進軍は進められる。
僕たちは怒り心頭のまま、占領地を解放していくが、一方でファルレイク帝国軍への容赦はなくなった。
解放した地域が広がるにつれて進軍速度は加速していく。
そこへ今までは温存していたルビーさんたちグリュード竜王国軍も投入されたことで、進軍速度はさらに加速した。
気がつけば、僕たちは占領地のほとんどを解放し、残すは東端にある交易都市バイランスだけを残すのみとなった。
バイランス市のそばに陣を布いた僕たちは、その高台からその街を一望していた。
「あとはバイランス市を残すのみですね」
僕の隣にいたアンさんは、街を眺めながら口を開く。
「そうだね。ここを制圧すれば、ファルレイク帝国をこの西大陸から追いだせるね」
「ええ。それと戦狐艦隊の支援を受けられるそうです」
「えっ? そうなの!? 戦狐艦隊は、もう、帝国本土の軍港を潰してきたの?」
「はい、追加戦力が合流したので、余裕だったそうです」
「そうなんだ」
僕はチラッとケイトに目を向けた。
すると、こちらの会話を盗み聞きでもしてたのか、彼女は得意げな表情をこちらへと向ける。
その隣ではヒーちゃんとツバキちゃんまでもが得意げだった。
ツバキちゃんは関係ないような気もするけど……。
翌朝、交易都市バイランスへ向けて進軍が開始されると、それと同時に海上からの轟音がこちらまで響いた。
すると、バイランス市の港からいくつもの煙が立ち上る。
陸側では、街の城壁にある固く閉ざされた門が上空から侵入したグリュード竜王国軍により、内側からあっけなく開けられてしまうと、ユナハ連合軍が雪崩のように市内へと突入していった。
今までの最短時間で制圧したのではないかと思うほど、城壁にユナハ連合の旗が掲げられるのは早かった。
(ねえ? 戦力の出し惜しみをしなければ、いつもこんな感じで、手っ取り早く終わるんじゃないの?)
銀ちゃんが素朴な疑問を投げかけてきた。
僕もそうは思うが、敵に過剰戦力を見せるのはどうかとも思う。
「それでは、敵に対して、いじめがいがないでしょ。敵をじわりじわりといじめ抜いて得た勝利にこそ価値があるからよ!」
((ああ。なるほど!))
マイさんが説明をすると、金ちゃんと銀ちゃんは感心して納得する。
「「「「「ちがーう!!!」」」」」
僕たちは声を揃えて否定したが、二人はウンウンと分かっていると言わんばかりに頷いて、僕たちに満足そうな表情を浮かべた。
こいつら、マイさんの説明を鵜呑みにしているな。
イーリスさんとアンさんが二人に説明を始めたが、マイさんの説明を気に入ってしまった二人は、彼女たちの話しをあまり聞いていないようだった。
困った奴らだ……。
そして、ファルレイク帝国から奪われた占領地が全て戻ってきた。
これで、この国は元の国土を完全に取り戻したことになった。
しかし、ファルレイク帝国との戦いは、まだ終わっていない。
僕たちはファルレイク帝国本土を目指すために、戦狐艦隊との合流をするのだった。
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