現実世界の切れ端で、僕は君を愛しています。閑静な世界と心内環境の中、僕の見た世界は変わって行った。
どうも初めまして。
初投稿の動作確認と共に、導入と主人公の世界観説明の為の小説です…!!
初シリーズで不足がありましても悪しからず…(;'∀')(不足は教えてくれるとありがたいです…(ぼそっ))
愛とは、世界とは、心とは?
現代における十代前半の主人公が、自分の見た世界を描いた…的な小説です。
…
ふと、意味もなく空を眺めた。
底の見えない墨染の空の中に、白くぽっかりと穴が開いて光をヴェール状にまとったような月が浮かぶ。
その空の下、薄ぼんやりと霞んだ街灯が等間隔で立ち並び、その向こうには、ある程度の規則性があると言われれば、そんな気さえしてくるような並べ方の、住宅街。
民家の温かい窓を隔てた明かりが道に差し、
その方の一つへと耳をすませば、二人ほどの…
姉妹だろうか、まだ酷く幼く高い無邪気な声が聞こえる。
大した興味がわかない。
簡潔に言ってしまえば、そんなところで、ある意味ドライ、閑静。
然し仕方が無いだろうが、日常的、且つ飽きるほど見慣れた帰路なんだ。
横断歩道を、青であるギリギリのところで急いで渡り切る。自分の靴音が、ある程度静かなせいなのか、酷くはっきりと響いていて。
右側を通る車のライトのまばゆさに一度目を閉じては、何度か瞬きをした。
光の余韻が、まだ残っている。チカチカと、緑にも似た形取りしたような光跡が、自分の目の中を刺激した。
「…っあ-…まっぶし…」
流石に目に悪い。
別の道から帰ろうか?
そんなことを考えながらも一度足を止める。
強い光は昔から嫌いだ。
目がちかちかするのが、どうも気にいらない。
子供と言ったら、子供な、我儘な理由だが。
「…はぁ。」
そして、十字路の先の、薄暗い裏町へと出る。
日のあるうちはシャッター街と化しているその道は、バーや居酒屋の、特有のカラフルなライトと、
それのせいか不似合いにも静かに、またもや先程とはデザインが違う街灯が影を飾っていた。
えっと…
導入部分なんですが、真面目に面白くはなかったですね…次回からはちゃんと書かなくては…
後悔と共に反省…
次回からは本編に入らせていただきますので、よろしく願います。
…埋もれそうだな、この作品…