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幾多の夢の航海日誌  作者: 明石 暦
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永遠の誓い

愛する人がいる、愛された私がいる。彼の側に居るために私は何でもするだろう。

ある薬を飲めば、彼に永遠に付き従う事のできる。彼だけのペットになれる。彼だけの物になれる。

そうすれば慕う彼と一緒に居られる――


その代償は大きく、人では無くなり、当然ながら結婚することもできない。人として寄り添うことが出来ない。私はその薬を前にし、どちらの幸せも、どちらの不幸も、受け入れることは出来るが、悩み苦しむ。

苦悩し、吟味し、様々な未来を想像するが、どちらの私も幸せで決断が揺れ動く。違うのは人間としての幸せなのか否か。この選択肢の道の果に有るもの、結末が私の決断を後押しした。


私はその薬を飲み干した。すると体は人では無くなり、小さい獣に成り果てる。

愛しい人の元で愛し愛され、そして最後には私は彼の一部になる。これほど幸せな事はない、彼の血肉になれるのだから。

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