関係なく
どうも順をおって書いていくと言うのが苦手だ。
そうやって賢く書いていくと、本当のそこにあったことを書き落としてしまうような。
感情を投影できない。
最近感じるのは、感性を生かし、物を作る世界に踏み込み、普段から感性を感じる(表現おかしい?)事を重視していると、今感じている事を伝えることが一番相手に伝わる、と感じる。
勿論、コントロールして伝えることも重要だけれど、感じている事をぶつける事は強いと感じる。
というわけで…
熱弁したものの、猫の話。
今日の朝、とても寒く、家の近所には元家猫出身と思しき野良猫が住み着いているのですが、最近あるお宅の庭に住み着いているようです。
朝暫くした時間帯には、庭の見えるところにいるのですが、サラリーマン、学生達が行きかう時間帯にはとんと見かけない。
どこにいついているのかしらと思ったら、いつものお宅のプランターに入り込んでいました。
ふかふかして、目を細めて。
神奈川県に住んでいた頃、前回の章にも書いたように、マンションにはサスケという猫が住んでおりました。
皆が留守で私だけ寝かされていたところに、開いている窓から、家の中に侵入し、台所をあさった子です。
よく、マンションのベランダのプランターにはまり込んでおりました。
猫といえば。
父方の両親が奈良にすんでおり、私の祖父母ですね、祖父母の住まいの周辺には、野良猫が沢山おり、公園の砂場は猫たちのおトイレになっておりました。
祖父母宅のあった奈良でも沢山の思い出があります。
夏に行く事が多く蝉が沢山居た事。
祖父母と母が仲が悪かった事。
祖父母の機嫌をとるのに気を遣っていたこと。
ひのなの漬物。
朝早くに祖父が仕事に出かけるのに、先に食事をしていたこと。
狭いベランダ。
狭いお風呂。
オレンジ色の、ペダルを踏むと蓋がパタパタ開くゴミ箱。
玄関の石鹸の飾り(リボンとマチ針で飾られている)
フランス人形。
古い靴下駄。
時代劇風のかぶりもの。
トーテムポール。
お砂糖の飾り物。
小銭沢山詰まったビン。
雉の剥製。
背もたれの角度を変えられる座椅子。
針金の入った、最後まで気に入った事の無いクッション。
今でも、細部まで思い出せる。
幼い頃はいろんなことがデフォルメされていて、のちのち明らかにされることは、なんとなく兆しを感じつつ、真実などは知らなかった。