幼い頃の記憶
幼い頃の記憶と言えば、結構不思議なものが多く…
単純に挙げていってみれば、
オムツがまだ取れていない頃、姉達と遊びに出たものの、鬼ごっこか何かで自分が鬼にされて、皆逃げるのだけれど、オムツが邪魔で走れない。
自分はワンワン泣いてて、きゃっきゃきゃっきゃ言いながら逃げる姉達の姿がみえてる。
なんか白いもやに包まれてるような視野で、それに包み込まれるように記憶もそこで途絶える。
後、洗面所で手を洗う自分を、他の人が見ているように、洗面所の置くから見ているような記憶とか。
女の子といったら、人形遊びが好きで…とか可愛らしい遊びを聞いたりするけれど、自分はそんな事なくて、人形に対して結構乱暴な事をしていたり、子供らしい残忍さを今思えば思い出す。
子供って、結構残酷な事が平気だったりしますよね。
成人した今となって、昔を思い出して、その時とは違う自分が小さい自分をみて書いているわけだけれど、断片的に思い出す記憶は残っているものの、殆ど消え去っていっている。
ちょっと残念なことなのかもしれない。
後、小さい時から、結構虐められていた気がする。
3歳か4歳くらいの時、同じマンションに住んでいた一つ年上の姉の友達の女の子に、遊びに誘われ、その子のおうちで遊んで居たのだけれど、遊びはもう終わりって言うところで、遊んだものを片付けないといけないんだけれど、自分はとってもトイレに行きたくって。
でも、相手の子が片付けるまで許してくれない。
もじもじしながら、必死で片付けて(相手の子は全く手伝ってもくれないのだけど)さぁ!トイレにはいった!トイレできる!…と、トイレには入ったものの、便座に座る事が出来ず、お漏らししちゃったのでした…。
トイレットペーパーで、ある程度自分で床を拭いたんですけど自分には到底無理で、家に帰って、母に助けを求めました。
洋服を着替えさせられ、毛糸のパンツもはかされ(笑)、母と共に、その子のおうちにまた戻って、お掃除とごめんなさいをしにいったのでした。
その後、その子には、会うと文句を言われたのを小さいながらに覚えています。
あと、マンションに猫が住んでいて、プランターによく入っていたとか、家族で可愛がっていたけれど、皆の留守中に勝手に入ってきて台所に押し入ってちょっと怖かっただとか。
母が、縛って茹で済みのカニをテーブルの上においていたのですけれど、小さい自分には動いたように見え、「動いた!」なんていったら、「じゃあ、逃げないように見張ってて」って言われたもので、ずっと見張ってたのですけれど、今思い出すと、絶対にあのカニは逃げようがありません。
あ、母には鷹の爪の種を「食べてみる?ぴりぴりするけど」なんていわれて食べちゃって、「ひー!」ってなって、洗面所に逃げ込んで一生懸命うがいしてたのを笑われた記憶があります。
今思うとめっちゃひどい話ですよねぇ。
思い出すとちょっとセンチメンタルな気分になるけど、これは神奈川県に住んでいた時のお話。
その後、雨の日、樺香家族は東京に引っ越すことになるのです。