第一話 怖い歴史
二次大戦の頃、戦闘機がバミューダ海域で落とされたり、船が座礁したり撃沈されたりして、海は、死体の海と化していた。
そして、二次大戦終了後、悲劇の幕開けが始まった。
あるとき、その海域を渡航していた船一隻が謎の霧に包まれた。
船長は、こう言ったの。
「今日は、霧が出るなんて一言もラジオは言ってないぞ。」
その時、ラジオを聞こうとしたがラジオが壊れてしまった。
「おかしいな、おいっ!」
船の外にいた少女の足に軍人の手がガシッとつかんだ。
「助けて!きゃぁぁぁぁぁぁ!」
「どうした?なんだこりゃー!」
軍人たちが、船から登ってきたのである。
「死んだはずじゃないのか・・・」
船長は、太陽を覆い隠す存在に気がついた。
「私の名前は、バミューダ。これよりこの海域を穢した復讐を行います。殺りなさい自らの人生を穢した軍人さん達。」
「うううらぅぅぅぅぅぅぅ」
ゾンビを操るバミューダ。彼女は、海を守る妖怪である。
二次大戦のせいで穢れた海を守り続けている。此の船はその餌食になってしまった。
船はまだ沈没していなかった。
バミューダによってとどめを刺される運命にあった。
船客の者たちは、みんな軍人ゾンビに食いちぎられて殺されていた。
少女は心臓をえぐられて更には、両足を食いちぎられていた。
船長は、顔面がずたずたに引き裂かれて、両腕も食いちぎられていた。
跡形もない顔面から脳の一部が顔を出していた。
バミューダは、大きな鎌を持っていた。
「跡形もなくなりなさい!」
バミューダは、大きな鎌を振り翳した。
船は粉々になり、天に舞い光を放ってから消えた。
バミューダはため息をついた後、消えていった。
霧も晴れて、船があった場所には血の色をしていた。
そしてそのあと、いろいろな場所で惨劇が起き、残るのも一部しかなかった。
時は流れ、2010年6月15日になった。
バミューダ・トライアングルの謎を研究している考古学のチームが日本にあった。
「都市伝説になっちまったのか。」
若き考古学者、浅生護輅。21歳。
「都市伝説でも科学で突き止める。それが私のやり方なのよ。」
美しき考古学者、立埴菜都子。32歳。
「都市伝説じゃなくて、事故という見方だってできる。」
へそ曲がりな考古学者、金林神司。46歳。
「事故とか、科学で突き止めるなんて最初から無理だよ。」
オカルトチックな考古学者、和瀬別府佐戸雨。40歳。
「何にせよ、突き止めることが大切だからな。」
チームのリーダー、常廣韓七郎。38歳。
此の五人とは別に船を運転する人物が1人。飛行機を運転する人物が1人いる。
此の二人は、アメリカ人である。
5人は、バミューダ・トライアングルの怪談についてアメリカのいろんな所へと回った。
いろいろと怖い情報を手に入れた。
「本気で言うと怖いぜ。」
護輅は少し体をびくびくさせていた。
次回 第二話 行くか?行くまいか?。お楽しみに!