出会い
2作品目です!
今回は水平思考クイズのウミガメのスープを題材に書いてみました!
何話か続くので是非見てください!
私は今これまでの人生、いやこれから先のずっとの人生合わして最大の決断を下そうとしている。
話は10年程遡る。
私は商店街の福引でペアクルーズのチケットを当選して古くからの友人である大翔を誘い、共に行くことにした。
「まっさかお前がこんな凄いところに招待されるとはな〜笑」
大翔が笑いながら私を小馬鹿にしたように言う
「前も言ったけど商店街の福引で当たっだけだからな」
と大翔に少し怒るようにいい、ギロッと目を睨みつける。
「わぁー!ごめんって!ゆるして!」
反省してるように言うが全く反省の色が見えない大翔を見て私はふっと少し笑う。
大翔との仲は中学校、高校、大学と昔からである。
大翔は昔からおちゃらけてて、いつもクラスのムードメーカー的存在だった、
それに対して私は小学校の時の私はいつも暗く、誰とも話さず誰に対しても無頓着のそんな人間だった。
大翔と出会うまでは、世界は灰色一色、
クラスメイト達と同じ景色を見ているはずなのに少し何処か虚しい感じがしていた。
けれど彼と会い、言葉を交わすたびに
止まっていた時間に、まるでゆっくりと色が差し込むような感じだった。
今思えば、今私が明るく人と話せるのも彼のおかげなのかなもな、と昔のことを想い進んでゆくと船内のフロントに着いた。
フロントのスタッフにチケットを見せ、チェックインの手続きを済ました。
「おーい!遥斗!早く行くぞー!」
「はいはい、待ってろ」
フロントとからのエレベーターに乗り、降りるとそこにはレッドカーペットが敷かれ何処か高級そうな絵画が飾られている廊下に着いた。
「うっわぁ〜これめちゃくちゃ高いんじゃね」
大翔が飾られている絵画に目を奪われるようにずっと目を離さず見ている。
確かに高そうだ、色合いや影の付け方も全て完璧で「見惚れる」と言う言葉はこの絵画のためにあるのではと思う程だ、と思い私も見ていると後ろから人があるいてくる足音がし振り返って見ると私達と同い年程の男立っていた。
「その絵を見て、どう思いました?」
男は微笑みながら聞く。
「凄い高そうです!」
と馬鹿正直に言う大翔を見て男は笑い、
「そうですか、やはり高そうに見えますよね」
と嬉しそうに答える、
「そちらの方は、どう思いましたか?」
私はさっき思った事を言い、男の返答を待った。
「ふふふ、そう言われてこの絵も嬉しいと思います」
と絵を優しそうな目で見つめる。この絵画の作者の熱狂的なファンなのか?と一瞬頭によぎったがそれをも上回る事を言われた。
「実はその絵画、僕が書いたんです。」
「「えっ!?」」
と素っ頓狂な声が大翔と被る。
まさかの私の予想を2倍、いや5倍ほど上の回答がそこにはあった。
「実はこの船に乗っているのもこの船の会社のオーナーの方が僕のこの絵を売られているのを見て買い、それで是非来て欲しい招待されたんですよ」
そんな凄い人と私達は今、この船に乗っているのかと思い驚きが隠せれなかった。
「ああ、すみません自己紹介がまだでしたね。僕の名前は大川優希と申します。」
「僕は武田遥斗と言います。」
「僕は富田大翔です!」
軽い自己紹介を終え、たまたま部屋が大川さんの隣だったので一緒に向かうことにした。
その時に少し話してわかったことだか大川さんは絵師としてのデビューはまだ2年でまだ歴がそこまでないのにこの船のオーナーに作品を買われるということはとんでもない才能を有しているのかと思っていた。
だが本人は
「僕の尊敬している人の言葉で才能は努力には勝てないと言う言葉があります。僕はその人の言葉を信じ、小さい頃からずっと絵を描きそれを続けてきたから今の僕があるんだと思います。」
と笑いながら答えた、その後に
「でも努力だけじゃ楽しむ奴らには勝てない、それも正しいと思います。だから僕は絵を描く時はいつも楽しんで明るく描いているんです!」
興奮気味に大川さんが言った。彼にとって絵は人生であって、かけがえのない存在なんだろうなと思い歩いていると私達が泊まる部屋に到着した。
それでは僕達はここらでと部屋に入ろうとすると待ってくださいと大川さんに呼び止められた。
「良かったら、今晩一緒に食事しませんか?ここはバイキングなので色んなものが取り放題ですよ」
とニコニコと答えた。
正直、私も大川さんの人生がとても気になり、二つ返事で承諾した。
「では、また夜になったらドアをのっくしますので」
そういうと大川さんは自分の部屋に戻って行った。
「じゃあ俺らも入ろうか!」
大翔がワクワクとした子供のような感じで言ってきたのでさっさと入ることにした。
ドアを開け、部屋を覗いてみるとそこには海の景色が一望できる大きな窓があり、二つの高級そうなベットやテーブル、椅子など色々なものが置かれていた。
「よっしゃあー!一番乗り〜!」
そういうと大翔はベットに思いっきりダイブをし、ベットを堪能している。
はぁと少しため息をつき、夜までの時間はまだあるので私は持ってきていた小説を読むことにした。
外の景色を覗くと水面は鏡みたいに空を映していて、
どこからが海で、どこまでが空なのか分からなくなる
まるで世界がひとつに溶けたみたいだ。
この本にピッタリだと思い、私はページをめくった。
ご愛読ありがとうございました!




