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エステル家のお姫様は、今日も大切に愛される。  作者: 下菊みこと


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ハロウィンパーティー後半戦

「では、ジェイド様。トリックオアトリートです」


「おっ、きたな?アイシングクッキーはいかがかな?」


「どれも美味しそうですね。いただきます」


「味は保証するから、楽しんでくれ」


そうこうしているうちにルロワとルーヴルナは次のターゲットを見つけたらしい。


「ご主人様のお父様、トリックオアトリートです!」


「ぴゃっ」


「はは、お菓子をどうぞ」


ルロワとルーヴルナにねだられたジスランは、優しく笑みを浮かべて超高級なキャラメルを差し出した。


「美味しいし量も確保したから、味わってお食べ」


「ありがとうございます!」


「ぴゃっ」


「いつも君たちにはアンリエットがお世話になっているからね。さ、では私も。トリックオアトリート」


ルロワとルーヴルナはジスランにマドレーヌを差し出した。


「どうぞ!」


「ぴゃっ」


「おや、ありがとう。大事にいただくよ」


そして、ルロワとルーヴルナはジャンヌにも魔法の言葉をかけた。


「ジャンヌ様、トリックオアトリートです!」


「ぴゃっ」


「はい、ルロワ様、ルーヴルナ様。どうぞ」


ジャンヌはルロワとルーヴルナに、幻のかぼちゃケーキを差し出した。


「はわわ、食べるのが楽しみです!」


「ぴゃっ」


「ではお二方、トリックオアトリートです」


「はい、どうぞ!」


「ぴゃっ」


ルロワとルーヴルナはジャンヌにモンブランを渡した。


「ふふ、ハロウィンパーティーって本当に素敵!お菓子も笑顔もいっぱいで夢みたい!」


はしゃぐアンリエットに、ジスランとジェイドはとびきりの甘い笑顔を向ける。


ジャンヌも、アンリエットが楽しんでいることを心から喜んでいた。


ルロワとルーヴルナに至っては一緒にはしゃぎまわっている。


そしてそんな面々を見守る使用人一同もまた、とても穏やかな笑顔を見せていた。


今夜、一夜限りのハロウィンパーティーは無事皆が楽しんでからお開きとなった。

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