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エステル家のお姫様は、今日も大切に愛される。  作者: 下菊みこと


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ハロウィンパーティー前半戦

「ハッピーハロウィン!です!」


アンリエットは、夜。ハロウィンパーティーの始まりに、そう口にした。


この屋敷のハロウィンパーティーは、身内だけのパーティーとは思えないほど盛大に行われる。


丁寧に装飾された屋敷の中、皆が思い思いの仮装をする。


「アンリエット、ハッピーハロウィン」


「はい、ジェイド様!ハッピーハロウィンです!」


アンリエットとルーヴルナが、お揃いの黒猫の衣装を身に纏い、アンリエットの腕の中のルロワは天使の羽を背中に背負っている。


それを何度も何度も頷いて見ているアンリエットの父ジスランは、ゾンビの格好をしていた。なかなかに気合いが入った仮装だが、元の顔がいいので似合ってしまっている。


それを横目に、ジェイドは悪魔の格好をしてアンリエットの前に立つ。兎にも角にもアンリエットしか目に入っていないらしい。


なお、アンリエットのそばに控えるジャンヌは包帯男…ミイラの格好をしている。シンプルだが、こちらも顔がいいのでそれなりに様になっていた。


「では恒例の…トリックオアトリート!」


アンリエットがそう言えば、ジェイドはラッピングされたお菓子を取り出した。


「とりあえず色々用意したが、どれがいい?」


ジェイドが用意したお菓子はラッピングはされているが、中身が見える仕様になっているためどのお菓子がいいか選べる。


「…かぼちゃプリンで!」


「はは、やっぱりそれを選んだか。どうぞ」


「ありがとうございます!」


受け取ったアンリエットの笑顔に、ジェイドは満たされた気持ちになる。


「では、アンリエット。トリックオアトリートだ!」


今度は、ジェイドがアンリエットにお馴染みの言葉を使う。


「どうぞ!」


アンリエットは、ジェイドにお菓子を渡す。中身はハロウィン仕様のかぼちゃのパイだ。


「お、こりゃあ良いものを貰ったな」


魔法でラッピングされたお菓子の中身を確認したジェイドは満足げに笑う。


「製作者様、トリックオアトリートです!」


「ぴゃっ」


「お、いいぜ。二人はどれがいい?」


ジェイドはルロワとルーヴルナにお菓子の袋を見せる。ルーヴルナは血塗れの片腕のケーキ、ルロワは目玉のゼリーを受け取った。


「ルロワはアンリエットとの契約があるから、お菓子も食べられていいな」


「ぴゃっ」


使い魔であるルロワは、食べるものに頓着しなくて済むのが強みだ。


「じゃあ、ルロワ、ルーヴルナ、トリックオアトリート」


ジェイドがそう言えば、ルロワもルーヴルナも嬉しそうにジェイドにお菓子を差し出した。


「どうぞ!」


「ぴゃっ」


差し出されたのはペロペロキャンディー。ジェイドはルロワとルーヴルナの頭を撫でる。


「はは、ありがとうな」


「はい!」


「ぴゃっ」


ハロウィンパーティーはまだまだ続く。

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