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エステル家のお姫様は、今日も大切に愛される。  作者: 下菊みこと


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ハロウィンパーティーの準備

この時期になると、お屋敷の中は慌ただしくなる。アンリエットにハロウィンを楽しんでもらうため、身内だけのハロウィンパーティーが行われるからだ。


ある者はアンリエット達の仮装の準備、ある者はお屋敷中の装飾の準備、ある者はお菓子の準備と忙しい。


その上自分たちもそれなりの仮装を準備するので、まあまあ大変だ。


それでも頑張れるのは、毎年とびきりのアンリエットの笑顔を見られるから。


そして、それを喜ぶジスランから毎年ボーナスが支給されるのも大きい。


「お嬢様、今年は黒猫の衣装だってさ」


「眼福だよな」


「しかもルーヴルナ様とお揃いにするらしい」


「絶対可愛い」


「ちなみにルロワ様は天使の服を着るらしい」


「三人揃ったら絶対ものすごく可愛い」


うんうん頷きあう使用人たち。


「ちなみにジャンヌさんは?」


「包帯男」


「もったいないなぁ、せっかく可愛らしい方なのに」


「本人は仮装はお好きじゃないんだ、仕方がない」


「でもたまには気合いの入った仮装をしたジャンヌさんも見たいね」


好き勝手に言い放題の使用人たちだが、みんなジャンヌが大好きだったりする。


「ジャンヌさんは、美人だしスタイルいいし、お嬢様に忠実だし本当にすごいよな」


「俺もあのくらいお嬢様に尽くしたいぜ」


「でも男の使用人じゃ絶対旦那様がそばにいさせてくれないわよ」


「ジャンヌさんは同性だから許されてるところあるわよね」


お屋敷の使用人たちの間では、ジャンヌはもはや憧れの存在だ。無論本人は知らないが。


「ああ…でもジャンヌさんの仮装、気合い入ってなくてもきっとカッコいいだろうからやっぱり楽しみだな」


「早く当日にならないかな」


「それまでが忙しいけどね」


そんなこんなで、ハロウィンパーティーの準備は進んでいく。

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