魔法使い
ガレンさんの家に帰た僕は、ただいま〜と挨拶をすると2階からマルタがお帰りシオンと降りて来た
僕は魔法が使えた事をマルタに報告するとすごいすごいと喜ぶマルタ
「あら、盛り上がっているわね」と台所からアンナさんがやって来た
マルタが事情を説明するとアンナさんは驚いた
「シオンちゃんは、杖無しで魔法使いになったのね凄いわ」
「杖?」そう僕達が疑問に思うと
「二人とも普通魔法は杖で魔力を魔素に変換して放つ物なの知らないの?」
「私は、聞いたことないよ」
「僕は、杖はなくても良い物だとばっかり」
「無くても使えるけれど素質がいるの強い魔力を持っていても魔素に変換出来なくて杖に頼る人もいるわね」
「そうなんだお母さん物知りだね」
「元冒険者の魔法使いに物知りは、侮辱しているのかしらこの子わ」
「元冒険者!」
「冒険者だったの?」
「シオンちゃんはともかくマルタあんたは、前に話したでしょう」
「そうだっけ」
「シオンちゃんにアレあげるわちょっと待ってて」
そう言って2階に上がったアンナさんが戻って来るとその手に短剣を持っていた
「この短剣シオンちゃんにあげるわ。杖の代わりになるから魔法の効率が上がるはずよ」
「良いんですか?。ありがとうございます。」
そう短剣を受け取る僕をマルタは羨ましそうに見ていた