罪人の集い
薄暗い聖堂に六つの人影が射す
胡散臭い怪しい仮面を被る少年が大袈裟な演技で話し始めた
「よく集ってくれた諸君。早速だが本題に入ろう。プラネア王国の森に最後の罪獣が現れた。」
「ホント?・・・最後の罪獣・・・暴食の・・・権能・・・」
少女が呟く
「あぁそうだ、嫉妬のククルの言うとおり。暴食の罪獣が現れた。そこで諸君らと共にどう対処するか決めたいと思う。」
「そ〜れ〜な〜ら〜アタシが行きますわ〜プラネア王国ならアタシの拠点がありますし〜用事のついでに〜見てくるわ〜」
「いや某が参ろう」
怪しい雰囲気の女性?と侍の様な男が声を上げる
「色欲のマリアに憤怒の光乱左衛門さん。では二人の報告次第で罪獣を討伐した者を僕らのクランに入れるか検討するって事で異論はある者は。」
「カッタルイ ドウデモイイカラ カエル」
獣の様な影が聖堂から消える
「待って下さい。」
「怠惰のレイシスは止められないよ。それは、傲慢のアレフレッド貴方も解るはずだよ。ね?」
薄笑いを浮かべる少女が諭す
「ですが強欲のアリス様。いえ解りました。」
そして、怠惰のレイシスが消えたの皮切りに一人また一人と消えたのだった