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私の歩んできた道  作者: 咲誇
1/1

誕生

ここにずっといたい。


けどこのままではいけない。


目の前には、狭くて暗い道


怖くてたまらない


この道はどこまで続いているのか、、、


勇気を振り絞り

少し頭を入れてみた


苦しい! 怖い! 


嫌だ!嫌だ嫌だ!無理だ!


そう思った瞬間


上から光が射し込んだ。


この暗い、狭い道をぬけなくとも


私は出口を見つけられた。


安心し、そして嬉しく


私は大声を出して泣いたのだ。




母は高齢出産だった。


子宮口がなかなか開かず

帝王切開で私は生まれた。



私の声を聞き

父は泣いた


泣く父を見て

兄は泣いた


まだ縫われていないお腹で両手を上げ

母は泣いた


負けじと

私も泣いた


幸せが始まるはずだった。

誰もがそう思っていた。



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