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ファンタジーの定番!!

打ち間違いがあるかもしれないので、読んで気になった方は教えてください。

という感じで一番最初に戻る(一話参照)


魔物とはいえランクが低いし、元の世界の蛇ぐらいの力しかまだないからな

あんな上空から落ちて木の枝にぶつかり、葉と枝がクッションになったとはいえ地面にも勢いよく落ちた。


当然傷だらけである、幸い体はくねくね体を曲げて移動するような生き物だ

骨折などはしていない。まあ、木の枝がクッションになっていなければ死んでいただろうが、まぁ気にしない。


そういえば体のデカさは50cmぐらいになったぞ!


まあそんなことは置いといて体力が 11/66 しかないんだよな。これってどうやったら回復するんだ?

レベルが上がれば回復するんだろうけどそれ以外の回復手段はあるのか?

ちゃんと治るのか?それとも回復薬的な魔法的なので回復させるのか?


どうすればいいんだろう


グゥ〜


うっ、また腹が減った。


でも、これで敵に見つかったらほぼ死ぬな、我慢するか?ていうかこのままだとどのみち敵に見つかる気がするな。


とりあえず隠れられそうな場所を探すか、その途中で食べ物を見つけられればいいな。




.......


「マジかよ、全然見つからねえ」


隠れ場所は見つかったけど、やっぱり食料がない。どうしようか


ちなみに隠れ家はデカい岩に亀裂が入っていて、俺ぐらい小さくないと入れない隙間だ。

隠れ家が見つかったのに俺が食料を探している理由は、どれくらい寝ていたのかは知らないが、まだ太陽がサンサンと輝いているからだ。

だから隠れ家周辺でなにかいないか探しているんだ。


しばらくして、俺はあのファンタジーのド定番たる生物と言っていいのか悩む魔物と遭遇した。


そうファンタジーの定番と言えば、ぷるぷるポディをもつスライムだ。



ーーーーーーーーーー


種族:スライムLv6/20


体力:80/80

魔力:10/10

攻撃力:5

防御力:5

魔法力:10

素早さ:10

ランクG


スキル 触手 再生 酸弾


耐性スキル 物理耐性


称号 なし


加護 なし


ーーーーーーーーーー


俺と同ランクでレベルが高くサイズはバスケットボールぐらいで俺よりデカいが、ファンタジーであるように弱いので今の俺より弱いので、おそらくすぐに倒せるだろう。


だが、俺は腹を満たすために食料を探しているところだ。レベルは上げておきたいのでスライムを倒すのはいいが、スライムが食えるかが問題だ。

スライムは物語によっては酸性で、触手などで触れたところが溶けたり、酸性の液体を出して敵を攻撃したりするので、食えないと書かれていたり。逆に酸性を持ってるのに、肌にとてもよく貴族や平民の女性がこぞって買う化粧品のようになっていたり、食べるとスライムは甘くて美味しいと書かれている物語もある。

倒すと酸性が無くなるのかもしれないな。


グゥ〜


「腹がまた鳴っちまった」


物理耐性があるがよく物語にあるように核みたいなものがあるので、それを壊せばいいだろう。


隠れながら少しずつスライムに近づく、そこでふと思った。

スライムは明らかに弱いがどうやって倒そうと、よく考えて見れば遠距離から攻撃できる手段がない。

核目掛けて突っ込んでもおそらく核には届かない、仮に届いたとしてもスライムの体が酸性だった場合、今ぜっさん体力減少中の俺は溶かされて死ぬだろう。




今回は諦めるべきかな。



グゥ〜


「うっ、腹が…」


何かないか、他の食いもんでも、スライムを倒す方法でも、何か!


木の枝


口にくわえてそのまま突っ込む… スライムの体でスピードが減速して威力が足りなくなるだろう。それなのに木の枝で壊れるような強度なわけがないだろう。これはダメだな、うん



石をぶん投げる… 木の枝同様スライムボディで威力が下がる。それに物理耐性があるし、大前提に蛇の体での物の投げ方など知らない。うん、これもダメだ。


「ステータスを見てみるか」



ーーーーーーーーーー


種族:リトルレッサースネーク Lv1/10

名前:なし

状態:健康


体力:60/66

魔力:15/15

攻撃力:10

防御力:14

魔法力:12

素早さ:26

ランク:G


固有スキル:鑑定 言語翻訳 獲得経験値倍加 毒牙 熱感知


スキル:なし


耐性スキル:毒耐性Lv1


称号:転生者 最弱の蛇魔物


加護:蛇神エキドナの加護


ーーーーーーーーーー


「う〜ん…… 、やっぱり何もないよな」


どうするか、大分時間が過ぎたとはいえまだ太陽は昇っているから時間はある。


太陽か、ワン○ースのお兄ちゃんの技を思い出すな、たしか炎の帝さんだっけ、カッコイイよな。

俺もあんな風に出せたらな〜、まあそんな都合のいいすごい実があるわけないしな。

ワン○ースの世界じゃなくて、ファンタジーな世界だし、う〜ん、うん?



「そうか!ファンタジーだ!ふっふっふ」


なぜすぐに思いつかなかったんだ。ここはファンタジーな世界だ。それにステータスを見ればあの力があったじゃないか!

そう魔力がある。なら当然あれが使えるはずだ。


「ズバリ!!魔法!」


しかし、皆さんは思っているだろう。使い方なんて知らないだろうと


そう、たしかに使い方は知らないし、勝てる見込みもない、威力がどれくらいあるかも分からないからな!


だが使い方は、何もいきなりよくあるようなファイアーボールみたいなのを出そうとは思っていないし、勝てなくても魔法が使ってみたいからやってみるのだ。まあ、男のロマンだな。うん


俺が考える魔法とは、物語では無属性魔法と呼ばれたりするが、ほとんどの物語では魔力をためて放っただけの魔法と言われる。よく使われる名前は魔弾だな。


まずは魔力が分からなければ話にならないが、俺は魔法を使いたいのだ。物語では、魔力を感じるのが難しかったりするが、逆に自分の中の魔力を感じるのだけは簡単な物語もある。そういう風になるのを願って、いざ実践だ。


うむむむむ


目を閉じて、集中して自分自身に意識を向ける。


おっ?


なんだかあたたかい力の流れを感じるな。これが魔力か?これを集めて放てばいいのか?

いや迷ってる暇はないな、俺は一刻も早く腹を満たしたい。


う〜ん


「上手く集められないな」


やっぱり諦めるしかないのか?


よく魔法ではイメージが大事って書かれてるよな。喉に集めてブレス的な感じで放つイメージでやってみるか


口を大きく開けてほんの少しだけ集めてみると、上手く集まっているのが分かる。


これをやめても魔力は外に出ることはないようなので安心

だ。よし、スライムに狙いを定めてっと


あっ、ちなみにスライムは何故かほとんど動かなかったんだ。たまに動いたが、動いただけで特に何もしていなかった。


さてと、喉に早速魔力を集めるとさっきと同じように上手く集まっている。よく魔力ギレで気絶するとかあるからな、少しだけ魔力を残すようにしてっと。


なんか気分的には、ボケットから出てくるモンスターが使う破壊する光線をアニメで見ているかのようにワクワクする。


しっかりとスライムに狙いを定めて放つ!


ヒュッ


ズボッ、ドンッ


俺の口サイズの魔力の球が、綺麗にスライムの核を破壊した。するとネズミを倒したときと同じように、何か力が流れ込んでくる。


ステータスを見てみると、


ーーーーーーーーーー


種族:リトルレッサースネークLv3/10


ーーーーーーーーーー


レベルが2上がっていた。


そして脱皮を2回した。

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