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その後の仲間たち

鈴代(すずしろ) 美由希(みゆき) 中尉 

 大東亜連邦帰参後、負傷並びに乗機の喪失を理由に教官職への転属を希望。

 教官時代は幾多の優秀な操者を指導、輩出した。

 28歳の時に民間人男性と結婚、退役。その後一男一女に恵まれ、幸せな家庭を築いた。



長谷川(はせがわ) 梅三郎(うめさぶろう) 大尉

 帰国後は兼ねてから温めていた輝甲兵戦術の論文を発表。それが認められて大本営の航空参謀として激務をこなした。

 叛徒扱いを受けて、実家に帰っていた妻を呼び戻すのに相当苦労したらしい。



渡辺(わたなべ) 利勝(としかつ) 中尉 

「機動性の低い重甲兵時代は、正確な射撃こそが戦局を分ける」と鈴代同様に後進の指導に当たり、新時代における長距離狙撃の有用性を証明した。



武藤(むとう) 舞子(まいこ) 中尉 

 新たに配属された部隊で大隊長として変わらず活躍している。

 次々と結婚、退職していく同僚の女性兵士を見て、最近「もう少し愛想を良くした方がいいかな…?」と密かに思っているとかいないとか……。



テレーザ・グラコワ 大尉 

 ソ大連帰還後はグラコワ隊は解散の上、彼女は壊滅したハバロフスク基地の修復、防衛の為の部隊に配属される。

 明らかに監視目的の左遷人事だが、本人は憑き物が落ちたかのようにノンビリと閑職を楽しんでいるようだ。



永尾(ながお) 勝享(かつゆき) 大佐

『すざく』解体後は東亜第2艦隊の司令長官として就任し、多くの戦果を上げる。

 15年後に元帥として叙されるが、ほとんど間を置かずして爆弾テロに遭い死亡した。

 彼の栄達を妬んだ内部の犯行とも囁かれたが、真相は闇の中である。



飯島(いいじま) (みのる) 中佐

『すざく』解体後は戦艦『むつ』の艦長として宇宙を駆け回った。

 加齢により足腰を弱くしてからは退役し、家族と共に自宅で悠々自適な生活を送り、老衰により91歳で死亡した。



矢島(やじま) (みつる) 少尉

 輝甲兵による特殊部隊の創設に関わったあと退役。特殊部隊の事は一切語らないまま30年後に肝臓癌を患い、若くしてこの世を去った。



谷崎(たにざき) 宗吾(そうご) 少佐

『すざく』解体後すぐに退役。その後は軍で鍛えた算盤(そろばん)弾きの技能を振るい、退職金を元手に投資家としてひと財産を築いた。



三宅(みやけ) 昇一(しょういち) 中尉

 飯島中佐と共に『むつ』に転属。航空隊を率いて八面六臂の活躍を見せた。

 不幸にも女性運には恵まれず、生涯独身であったという。



立花(たちばな) 詩織(しおり) 少尉

『すざく』解体後はカラチ基地に転属となり、持ち前の電子技術を活用して現在は丙型の操者として活躍している。

 彼女に言い寄る男は多数いるが、まだ特定の男性と付き合うつもりは無さそうだ。



清田(きよた) 征四郎(せいしろう) 准尉

 立花と同様にカラチ基地で重甲兵部隊の指揮官として赴任、愛しい家族と共に公私とも充実した生活を送っている。



桑原(くわはら) 聖乃(きよの) 准尉

『すざく』解体後に退役、清田と結婚し、後に女児に恵まれる。対人スキルはあまり上がっていないのが目下の悩み。



ワガハイ 猫型ドローン

『すざく』解体後は立花に引き取られ、カラチ基地のマスコットとして優雅に暮らしている。



田宮(たみや) 孝作(こうさく) 1級技術士

 東亜帰国後は縞原重工の重役として『組織を内側から変えよう』と奮戦していたが、志半ばで心臓病を患い急逝した。



高橋(たかなし) 逸美(いつみ) 3級技術士

 S(ソウル)&B(ブレイブス)社で数年過ごした後、何を思ったのか『幽炉同盟の乱の真実』という本を地下ルートで発行。その後の消息は(よう)として知れない……。

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