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妹の友達は、やや下ネタが多い

「はぁ……はぁ……お兄さん、すごかったです……」

「やめい」


 出だしからそんなことしたら読者が誤解するだろ。しかも前話から全然繋がってねえし。

 とりあえず、千秋の誤解はとくことができた。だいぶニヤニヤしていたから、本当に理解してくれたかは怪しいが……。


「ふぅ……朝から疲れましたね」

「お前が言うな」

「ふふっ。やっぱりお兄さんをからかうのは楽しいですね。例えるなら、RPGでストーリーとまったく関係ないミニゲームをやってる時くらい楽しいです」

「また微妙な例え……もっと他にないの?」

「ああ……あ、いい天気ですね!」

「どんな話の逸らし方だよ!……って、いかん。また変な会話で時間を消費してしまう」

「まあいいじゃないですか。お兄さん暇ですし」

「決めつけないで!?」

「でも、ほら……ああ、これは私の口から言わないほうが……」

「いや、だから本当に寂しい学校生活送ってるみたいに言わないでくんない!?普通に楽しくやっとるわ!!」

「でも、お兄さんって……二股疑惑ありますよ?」

「原因の片方がお前じゃい!」

「ああ、私は愛人扱いでも構いませんよ」

「女子中学生が何言ってんだ!」

「じゃ、そろそろ朝御飯にしましょうか」

「だから、話の逸らし方が……いや、確かに腹減ってきた。朝から無駄にカロリー消費したからか」

「かもしれませんね。……やっぱりお兄さん面白い」

「そりゃどうも」


 気のせいかもしれないが、今ほんの一瞬だけ真冬ちゃんの顔が曇って見えた。

 そして、その事にしばらく心をかき乱された自分がいた。


 *******


 朝食を妹の友達と食べるという謎イベントが発生したが、まあこれはこれでいいものだと思う事にしよう。

 そして、再び自分の部屋に戻ってから、俺は単刀直入に尋ねることにした。


「それで……なんかあった?」

「え?」

「いや、真冬ちゃんが普通に遊びに来るなら、千秋の所にいるはずだけど、今日は初っ端から俺の所にいるし、千秋には話しづらい何かがあるなら聞くけど……」


 俺の言葉に真冬ちゃんは、きょとんとした顔を見せてから、可笑しそうに吹き出した。


「あははっ、半分正解ですね。さすがです」

「半分?」

「ええ。半分です。まあ、お兄さんのそういうところが一番好きなんですけどね」

「い、いや、いきなり好きとか……」

「何急に慌ててるんですか?……ああ、なるほど。確かに私今『好き』って言いましたね。あらあら、お兄さん、意外と初心なんですね」

「だから中学生に言われたくないんだけど……」

「まあ、それはそうなんですけど。そういえば、見た目ヤンキーの割に初心なリアクション連発するおばさんは今日は来ないんですか?」

「やめい。ていうか何でそんなにウマが合わないの?」

「……わかってるくせに」

「…………」


 確かに。まったくわからないというのは嘘だが……色々反応に困るのも事実なわけで……。


「じゃあ、お兄さん。そろそろ出かけましょうか」

「どこに?」

「ふふふ、それは目的地に到着したしてからのお楽しみです」

「…………」


 姉さんがそう言うならサプライズ感あるんだけど、この子が言うと、ただ恐怖しかないんだよなぁ。

 とはいえ、このまま部屋に居ても、この子が何か話すとも思えないので(余計な話はいくらでもしそうだけど)、俺は出かける支度をした。


 *******


「姉さん、どっか行くの?」

「ん?ああ、ちょっと散歩」

「そう、頑張ってね」

「が、頑張るって何をだよ!」




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