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神さまなんていやしない

作者: 秋葉竹


本当のこと いってあげようか あたし


ただ大嫌いだった まだるっこしい こころ引きずって


大嫌いだったわ 憐れんでもいなかった


あなた 知ると泣きたくなるくらいみっともない


神様にも祈ったわ せめて あの人に あと少しでも


むろん居やしないんだけどね 祈っただけで かなえてくれる


手頃な感じの神様なんて


でも あと少しでもと それでも祈ったよ


あなたの為じゃない あたしが痛いから


見るたびいちいち切られるから いっそ一度も


出会わなければ一番よかったかもしれない


なんどもそれは思ったわ


そのたびに でもそれは神様のお決めになったこと


なににも意味はあるのだと 考えても 考えても


わからないし ムカツクし


誰が そんなひとのこと 嫌わずにいられるだろうか よ


ちょっと 冗談じゃないってば


本当に大嫌いだったのに あの日あの時以来かな


(好きになってほしいといえなかった


おわりかけの問いかけ)


あの 綺麗な嘘をきいてから


騙されたんなら 馬鹿ってことで


「みにくいこころを持ってしまったら


愛される資格もないですか?」


「資格」はあるでしょ誰にでも


それより「みにくい」って


あなたのそのこころのいみがみにくいって


いえる人などどこにもいないでしょ


そんなことを真剣に考えている


ステキなこころを持ったひとのことを


誰が 好きにならずにいられるだろうか よ


夢よりも美しい光景 見せてくれたひと ひとり


みつけた






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