SSSランカーと龍
とある山の頂上、そこには一人の男と一体の龍がいた。
「なあ。やっと俺は死ねるみたいだぜ?転生魔法とやらでなそれは若くなって生まれ変われるらしいぜ、そして俺はその実験体になった。そしたら俺はこの世界にもう一度転生する。そしたら一番にお前に会いにいく。まぁお前なら俺の武器と魔力を見ればすぐに分かるだろうがな。」
「おお、やっとか、かの伝説のSSSランカーが死ぬとはな。さぞこの世は驚くだろう。」
「伝説ねぇ。俺の顔を知っているやつが少なすぎるだけだろ?」
「まぁそうかもな。それよりもいつなんだ?その転生魔法の実験は」
「今日の午後だ。」
「おいおい、なんで前もって言わないのだ。貴様はいつも」
「意味ないからな、それと名前は変わるからな。今の名で呼ぶなよ?それと転生したら今度は性格を穏やかにしたりな、考えるだけでも楽しみだ。全盛期の俺が若返るんだぜ?」
「魔物からしたら最悪だろうな。今の貴様でさえ我は手も足も出せまい。」
「おいおい、何言ってんだよ、かのドラゴン様が。笑わせてんのか?《白金龍》よ。」
「そのような名前など要らぬわ。それこそただの白い龍だろう。そういえば何年後になるか分からないといつたな。ということは我は最古龍になっているかもな。全盛期の貴様と全盛期になる我が組めば負けることは毛頭ないな。ハッハッハ」
「ああ、そうだな、まさか俺の考えてたことを先に言われるとはな、転生したら俺と組め。そして転生するまでの間お前は人の形にでも慣れておけ。じゃあな」
「なぜ貴様はいつも上からなんだ。だがそれも貴様ということなのだろうな。ではな、待っているぞ。この地で。―――――――――《白金の死神》よ」