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遙かなる絆-ランナー第16回■空間ジャンプした地球防衛機構(EDO)長官オットーは、月の「アムラーピラミッド」内部で 旧い知り合いの預言者マニと、地球の過去の話をする。

遙かなる絆-ランナー第16回■

(1986年作品)地球防衛機構(EDO)シリーズ

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube


地球防衛機構(EDO)長官オットーは、月の「アムラーピラミッド」内部で

くちごもる。


「そいつは」


「いえまい、君は、自分の意識を、古い先住民人類の意識中に閉じ込めているな。君、オットーが、

恐れてことは地球が「始原」に戻ることだな」


預言者マニは、オットーの答えを待つ。


「地球人類使ってどうしょうとした、、古いタイプの宇宙征服の話か」


「残念だったねオットー。私マニは君オットーにチャンスを与えるはずだった」


「チャンスをだと」オットーは、いぶかしげに言った。


「最後の世界の王。地球の王になるチャンスをね」


「月と地球が結ばれた。これはどう意味か。オットー、分かるかな」


「月資源も地球の産業に寄与させるためだ」


「ここ、アムラーピラミッドをジャンプ地点として考えてくれ、地球人類は外

部宇宙に、ジャンプするチャンスを持っていたのだ」


「宇宙にジャンプするだと」


「そうだ。いいかね。私マニは、地球人類史上、最後の予言者のだ。


私のまえを、キリスト、ブッタ、マホメット。すべての予言者が過ぎ去っていった。


最後と言われマホメットのそばに、私マニは、暮らしていた。


「君とは、大昔から何度もあっているよね。異なる人間の顔としてね」


オットーは、まだ黙ったままだ。


「モンゴル帝国のプラグとしての君は、私マニを捕まえようとした。あれは、西暦1256年だ。


私の持つ、世界の王のしるしを、取り返すのためにね」


古代から世界の王となろうして者は、王者の印を獲得しょうとした。


プラグとしての君は、私を捕まえようとし。それに失敗した。


モンゴルは、私から「世界の王の印」を捕まえ損なったために、ヨーロッパを征服できなかった。


世界帝国は、目前だったのだよ。揚子江から、ジブラルタルまで、すべてのユーラシア大陸を征服

するはずだった。


古代から、多くの者が、世界の王になろうと挑んできた。


アレクサンダー、モンゴル、チムール、ナポレオン、スターリン、ヒットラーとね。


オットー。君は、世界史上で、転生を繰り返し、常に、「世界の王」になろうとした男のそばにいた。


アメリカ合州国が、この地球世界を制し、宇宙空間に乗り出した折、君は今の


組織を提案し、まんまと地球防衛機構(EDO)の長官の職を手にした。


そして、今、この2016年、このアムラーピラミッドで再開を果たしたわけだ」


オットーの表情が変わっていた。


「そうだ、私がわざわざここアムラーまで来たのは、君から「王の印」をもらい受け

たいがためだ」


(続く)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube

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