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輝く朝日
目が覚めた時、あれ、またあの夢見たかもって思うけど、忘れてる。
すごく、大事なことだったように思うんだけど。
わたし、中学生。13さい。
名前は、マナ。ありきたり。
マナは、これから学校にいく。
あぁ!朝日がまぶしい!
やぼったい花柄のカーテンを開ける。
身体は重く、心も重く。どっしり。
パジャマからようやく慣れてきたセーラー服に袖を通す。
この間、衣替えをした。
白地に瑠璃色のラインが入った夏服の半袖は、どうもこっぱずかしく、まだぎこちなさもある。
支度を終えて、リビングに降りた。