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ヒマワリの  作者: ユメキ
2/12

20字改行

 由希は写真の好きな子だった。撮られるの

でなく、撮るのが。出掛ける時は必ずと言っ

ていい程常にデジカメを持っていた。何気な

い風景から人まで沢山撮っては私に見せてく

れていた。前に一度、私が由希を撮りたいと

言った時があった。その時由希は笑った。

「恥ずかしいよ。」

「理湖は機械オンチだから壊しちゃうかも。」

そう言って笑った。私も妙に納得しちゃった

から、そうだね、と言ってうなずいてしまっ

た。その時の私の顔を由希は撮っていて、印

刷されたそれを後で見た時、私達は二人で大

笑いをした。笑いすぎて、涙が出て、お腹が

痛くなって。そんな時間は楽しくて好きで、

そして懐かしい。由希と一緒だったもう戻れ

ない日々が、懐かしい。由希との日々は長い

ようで、でも全然足りなかった。もう一度、

一言でもいいから話したい・・・。そんな思いで

心の中はパンクしてしまいそうだった。

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