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ヒマワリの  作者: ユメキ
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20字改行

 「トゥルルル・・・トゥルルル・・・トゥルルル。」

我が家に響いた電話の呼び出し音は、私に別

れの悲しみを告げるものだった。

 由希が、事故に合い死んだ。電話で由希の

母親から告げられたのは、私の大親友の由希

の訃報であり、「病院まで来てほしい。」とい

うことだった。バスを使い、病院の受け付け

を通っても、まだそのことを現実として受け

入れることが出来なかった。でも、もうこっ

ちを見ることの出来ない由希の青白く艶のな

い顔を見た瞬間に

(ああ、ほんとうに、ゆきは・・・)

と実感した。人間は悲しすぎると涙を流すこ

とすら出来ないの?周りが、見えない。由希

の顔が、無表情が、開かない口が、私にこれ

からの永遠の別れを示している様で。その時

の私には何も考えられず、ただただ悲しくて

寂しくてつらいだけだった。

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