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軽い乗り
第2話です
懐中電灯の光が薄暗い廊下を照らす中、メンバーたちは廃病院の中へと足を踏み入れた。不気味な静けさと埃っぽい空気に、メンバーの顔には緊張が走る。
「じゃあ、いったん車に戻って、荷物降ろそうか」
企画を立てた女性が言うと、みんなは一度外に戻った。各自、配信用の機材や懐中電灯、ペットボトルなどをハイエースから取り出す。誰もが、許可が取れていることもあり、堂々と配信できると嬉しそうだった。
タケシは三脚を立てて定点カメラを設置し、ポケットから小型のレコーダーを取り出した。あらかじめ録音しておいた女性の声を再生し、怖がる様子を自撮りカメラで録画している。さらに除霊の真似事を始めるなど、配信用の準備に余念がない。
他のメンバーも各自の配信準備を進める中、ユカだけは何もせず、ただトートバッグを車から降ろすと、静かにその様子を眺めていた。
タケシはユカに声をかけた。
「ユカさん、ちょうど良かった! ちょっとあの奥に立ってください!」
ユカが言われた通りに廊下の奥に立つと、タケシはカメラを向け、わざとらしい悲鳴を上げた。
「うわ! 今、女の人が映ったー!」
タケシの芝居に、他のメンバーも笑い声をあげる。ユカはただ無表情に、その光景を見ていた。
読んでくれてありがとうね
この話自分て書いて怖いんだけよね




